海への巡礼

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865283761

作品紹介・あらすじ

私たちの人生は、見知らぬ暗闇へと還ってゆく旅である──。

どことも知れぬ終点をめざし、人生という旅をしながら人は海へと思いを馳せ、心をはばたかせる。

パリからノルマンディ地方を経て、巡礼の地モン・サン=ミシェルへ。

黒潮がつなぐ紀州と鎌倉、そしてはるか太平洋の沖。

そんないくつかの旅を思い出しながら、海の彼方に思いを馳せ、

作品を生み出してきた文学者たちに新しい光を当てる文芸エッセイ。


描かれる文学者たち

・プルーストのノルマンディ

・ゴーギャンのブルターニュ

・シュルレアリストとモン・サン=ミシェル

・ミルトンの英仏海峡

・ワーグナーとカンタベリ巡礼

・志賀直哉の歩いた道

・ヴェネツィアをさまようパウンド

・飯島耕一のニューヨーク

・ヘミングウェイのパリからの出発

・中上健次の熊野の海

・鎌倉から宋を遠望する源実朝

・レヴィ゠ストロースの航海

・縁へと歩む吉増剛造

ほか

感想・レビュー・書評

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  • 海へ行きたい。いったい人は、結局、海のほかどこへ行くというのか。言葉の河であれ、音の河であれ、生の河であれ、行くものであり、流れるものであれば、きっと密かに海へつづき、海を目指す。行き着くところは常に海。

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著者プロフィール

1954年生まれ。詩人、文芸評論家。評論集に『ノスタルジック・ポエジー 戦後の詩人たち』『現代詩の星座』『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』『詩的水平線 萩原朔太郎から小林秀雄と西脇順三郎』のほか、詩集『シャーロック・ホームズという名のお店』『ビーグル犬航海記』『ミゼレーレ 沈黙する季節』『都市の詩学』『古都巡礼のカルテット』がある。

「2021年 『1920年代の東京』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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