そんな言葉があることを忘れていた

  • 左右社 (2024年8月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784865284256

作品紹介・あらすじ

『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』など、又吉直樹とともに自由律俳句作家として活躍するせきしろ・初の単独句集。郷愁の極北をゆく全320句。

みんなの感想まとめ

忘れたくない瞬間や情景を巧みに切り取った言葉が詰まった作品は、読者の心に深く響きます。たった一行の中に広がる情報量は驚くほどで、匂いや温度まで感じさせる力があります。美しい詩のような表現は、読者にとっ...

感想・レビュー・書評

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  • 忘れたくない瞬間を真空パックしたような言葉たち。たった一行の文から読み手の脳内に広がる情報量はものすごく、匂いや温度まで感じる。一見情報量が少ないようで、とんでもない圧縮率。

  • 巻末で又吉さんは「共感を促そうとせず、自分の見たこと感じたことをただ表している作品」的に評していたけれど、せきしろさんの句は共感できる世界ばかりで、こんな短くてわかりやすいフレーズで「わかるわかる!」が連発するってすごい。そしてエモ。
    就職せずにアパートで寝ていたときに自由律に目覚めたとのあとがき、なんだか印象的。やることが完全にないときこそ、カルチャーって目覚めるんだな。

    句って最近気づいたけれど、映画や小説より即共感即エモに到達でき、なんとなく令和っぽいというか合理的な文化だなと思われる。

  • 図書館にて借りる、第801弾。
    (京都市図書館にて借りる、第265弾。)

    せきしろの自由律俳句集。
    せきしろの作品ふ大体読んでいる。
    せきしろの魅力というか、面白味みたいなものは、脱力感と郷愁にある、と思うのだが、どうだろうか。

    自由律俳句に興味がある訳ではないが、せきしろの作品だし、とりあえずは読んどくかという感じで読んだ次第だ。

    それなりの味わいはあり、悪くはない。明日には忘れるがそれでいい。

    星は3つ。3.4でお願いしたい。


    少し組み立ててから説明書を見始める

  • 自由律俳句。
    自由律だから律は何でもよいのではなく、この句にはこの律という意思で詠まれている事を知った。
    北国の生まれではない私の胸にもなぜか故郷への想いが溢れてくる雪の句。
    紙面には数え得るほどの文字が印刷されているだけなのに読んだとたん眼前に鮮やかな画像が広がるよう。その画像の前後数秒の動きも見えるような句もある。

  • 自由律俳句集です。
    日常生活で心に生じるさざ波を丁寧に掬(すく)いとり、本来の五七五にとらわれない自由なリズムの句にしています。
    巻末に俳人でもある又吉直樹の解説もあります。

  • 自由律俳句作家として又吉直樹との共著で名を馳せた著者による最新作。自由律俳句ゆえの簡単に思えるだろうが、色々な余韻を含んだ俳句は読む時の状況で受け止め方が変わるだろう。

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著者プロフィール

せきしろ
作家、俳人。一九七〇年、北海道生まれ。A型。北海道北見北斗高校卒。主な著書に『去年ルノアールで』『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』『たとえる技術』『バスは北を進む』『放哉の本を読まずに孤独』など。また、又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』『蕎麦湯が来ない』などがある。

「2024年 『そんな言葉があることを忘れていた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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