アルバムのチカラ

著者 :
  • 赤々舎
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本棚登録 : 32
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865410280

作品紹介・あらすじ

津波に遭ったたくさんの写真やアルバムを救おうとした人たちの光の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 今はデータで写真を残せるが、プリントしてアルバムにするのがいかに大事かがよく分かった。スマホの写真を定期的に見直してアルバムを作ろうと思う。
    何十万枚の写真の洗浄、保管、受け渡しに到るまでの道のり。その過去の写真やアルバムが返ってきて自分の過去を取り戻した気持ちになる、通帳より大事という声に共感。
    写真への多くの人の想いが伝わる本。人のチカラ、写真のチカラ、正にアルバムのチカラ。

  • 『アルバムのチカラ』、後半は一気に読んだ。

    文章(藤本智士)は流し読み程度になるが、やはり浅田政志の写真がひとつひとつあたたかくて良い。
    本当にあたたかくて、東北の冬の厳しささえ、和らぐ気がする。

    加えて、単に傍観してるのでなくて、プロジェクトの当事者に入り込んでいってるのがよい。
    実名で、溝口氏とか、あるいは被災者のコメント等がのってるのも、臨場感を助長している。

    あとは、プロジェクトの「引き際(撤退)」というものについても考えさせられた。浅田・藤本は、2013年2月に一年ぶりの取材を二人でして、それで終了。
    当事者や市たちは、「引き際」を上手くみつけているなぁ。

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著者プロフィール

雑誌「Re:S」編集長を経て、秋田県発行フリーマガジン「のんびり」、webマガジン「なんも大学」の編集長に。
自著に『魔法をかける編集』(インプレス)、『ほんとうのニッポンに出会う旅』(小社)。
イラストレーターの福田利之氏との共著に『いまからノート』(青幻舎)、
編著に『池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗』(ナナロク社)などがある。
編集・原稿執筆した『るろうにほん 熊本へ』(ワニブックス)、『ニッポンの嵐』(KADOKAWA)ほか、手がけた書籍多数。

「2017年 『風と土の秋田 二十年後の日本を生きる豊かさのヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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