あなふさぎのジグモンタ (仕事・結婚式・感想文【3歳・4歳・5歳からの絵本】)
- ひさかたチャイルド (2020年6月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865492156
作品紹介・あらすじ
ジグモのジグモンタは、穴ふさぎが得意な服の修理屋さん。でも、この頃はみんな新しいものを欲しがります。「穴ふさぎなんて、もう役に立たないんだ」。気落ちしたジグモンタは、気晴らしに森に出かけますが……。修理という作業を通じて、古いものを使い続ける意味とともに、物作りの喜びまでもが伝わってくるお話。すぐに新しいものが手に入る今こそ読みたい絵本です。
感想・レビュー・書評
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1、2年生読み聞かせ。10分強。
地蜘蛛のジグモンタのお仕事は、洋服に空いた穴を治す”あなふさぎや”です。
おしりから出した糸を洋服の色に合わせて糸を染め、八本の手足を使ってあなふさぎをします。ジグモンタはお客さんの大切な洋服を治すこの仕事をとても大切にしています。
しかし最近お客さんが少なくなりました。「もう古いし、治すのを待っていられないから新しいのを買ったよ」「お古なんていや!新しいものがいいの!」
もうあなふさぎの仕事は役に立たないのでしょうか。
そんなときに森で穴の空いた毛布にくるまるフクロウ一家に出会い…。
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「2021年青少年読書感想文全国コンクール課題図書 小学校低学年の部」の1冊。
新しいものも良いけれど、治すたびに素敵になっていくものを受け継ぐこともいいよねというお話。
今ならSDGsの一環として紹介できるかな。
私は、靴下の穴は、あなふさぎしてけっこう持たせてます(笑)
最後に「地蜘蛛は、地面の下で、靴下のような巣を作り、巣が破れたら本当に あなふさぎ しているんですよ」と言ったら面白がっていました。
地蜘蛛は土の中に巣を作ります。糸を細長い袋のように編んで餌を待ちます。糸の巣に穴が開くとまた糸で繕って使います。そういえば私も小さい頃に地蜘蛛の巣を見かけたけれど最近見ないなあ。減ったのか、私が地面を見なくなったのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2021年課題図書 小学低学年
表紙はカラフルなお仕事場
裏表紙はほっこりするお茶の時間
どのページもすてきなイラスト
ジグモのなんてすてきなお仕事
心を込めて
その先の笑顔
ほっこりさせてもらいました
≪ 布だけじゃ ないの心も あなふさぎ ≫ -
古いものを大切に使い続けることの尊さを描いた作品。
ものを大切にすることは人の思いを大切にするということ。
たくさんのもので溢れ、使い捨てられていく時代。でも、ほんの少し手を加えれば、使い続けることができるし、もっと素敵に生まれ変わることもできるんだよね。
思い出すなぁ。母はなんでも作ってくれたっけ。お気に入りの鞄がボロボロになって悲しんでいたら、可愛い布切れでリメイクしてくれたときは嬉しかったな。
穴も傷も思い出なんだ。それに気づいたジグモンタのとった行動が素敵だった。そして、いろんな手法が重なり合い、ぬくもりを感じさせる絵もまたよかった。 -
物を長く使えば使うほどボロボロになるけれど、思い出と共にどんどん素敵になっていく 修復して、大事に長く物をつかっていきたい
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5歳〜。
ジグモが主人公という点、美しい色彩か特色。題材や登場するアイテムが、小さい子には、やや難し目。優しさを感じるストーリー。特にふくろうのシーンは、良いです。読後、こころが暖まりました。
表紙は、ブックカフェに飾ると似合いそう。そんな雰囲気。 -
カエルが、あなをふさいでもらったのに、捨ててもよかったというのはひどい。ハリネズミたちも、ベールのあなをふさいでってたのんだのに、使わないことにしてひどい。
でも、フクロウさんたちの毛布を直せてよかった。フクロウさんは、よろこんでくれたし、ジグモンタにきぼうを持たせてくれた。それに、前よりも、カラフルできれいにできるようになった。ぼくも服にあなが開いたら、ジグモンタに直してもらいたい。服には思い出がある。
フクロウの子どもたちがすだっていったところは、ちょっとさびしくて、いんしょう的だった。絵がカラフルできれい。(小4) -
2021年課題図書低学年。ジグモンタは代々洋服の穴を補修する仕事をしてる。でも、修繕して又使うなんて時代遅れで、みんなあんまり喜んでくれない。レオ・レオニのような貼り絵の可愛い絵本で、物の大切さや価値、他にもいろいろ、うん、感想文書きやすいと思うぞ。
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ジグモが主人公というのが変わってますが、物を大切にすることのすばらしさを伝えてくれる絵本です。たかおゆうこさんの絵がとても色鮮やかで美しい。ストーリーも絵も綺麗な一冊です。
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2023-022年生
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すごかった!