求道者(サンガ新書) (サンガ新書 63)

著者 :
  • サンガ
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865640069

感想・レビュー・書評

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  • まず、こんな日本人僧侶が外国にいるのかと驚いた。

    “悟りなんてありゃあしない
    人間は本来悟れないものだと思う”

    この坊さんは本物だと思う。

    インドは自ら目指して辿り着いた場所ではなく、成り行きで導かれたということだろう。
    1億人以上の最下層の人々を仏教に帰依させ、その人々の人生を変えたという事実はとてつもない金字塔だと思う。

    その道程に感嘆した。

  • 日本にいたら分からないインドの現実。そこで戦い続ける佐々井氏。外側からでは何も見えてこないんだ。ヒンドゥー、カースト、そしてインド仏教。

著者プロフィール

1935年岡山県生まれ。25歳の時、高尾山薬王院にて得度。’65年、タイに渡り、その後インドに入る。’67年、
龍樹菩薩の霊告により、B・R・アンベードカル博士由縁の地、ナグプールに赴く。以来、アンベードカル博
士の仏教復興運動を継承し、現地の仏教徒を導く。’88年、百万人の市民の署名によりインド国籍を取得。イン
ド名Arya Nagarjuna Shurei Sasai、およそ1 億人とも言われるインド仏教徒の最高指導者。ブッダガヤ大菩提
寺の管理権を仏教徒に戻す奪還運動を主導。2003年より3年間、インド政府少数者委員会(マイノリティ・コ
ミッション)の仏教代表に就任。1990年代より、マンセル、シルプール両仏教遺跡を発掘、保存。2009年、
44年ぶりに、また2011年より4 度に渡り日本に帰国、東日本大震災の被災地を訪れ、犠牲者を追悼し、原発
の非道を訴える。現在79歳。その人生と活動は『破天』(山際素男著・光文社新書)に詳しい。

「2015年 『龍樹と龍猛と菩提達磨の源流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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