反知性主義とファシズム

著者 :
  • 金曜日
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本棚登録 : 202
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865720020

作品紹介・あらすじ

AKB48・村上春樹・宮崎駿-知の怪物と気鋭の精神科医が、カルチャーから日本社会を読み解く!

感想・レビュー・書評

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  • 前半2章はちんぷんかんぷん。後半2章は面白く読めたが、話があまり噛み合ってない上に議論が浅く、佐藤さんの名前が入っている本の中で一番つまらない。

  • なんか後味の悪い本だった

  • サブカル系をテーマにした対談本で、題名に絡めて社会心理学的な側面からアプローチしていると言えなくもないが、総じて題名に即した内容とは思えない。そもそも「ファシズムとは何か」の定義が難しいという問題があるし。頑固な似たもの同士が対談すると、相手に合わせる事もしないので噛み合わず、こうなってしまうよなあという印象。予定調和的な対談本よりはマシだとは思うが。

  • 対談。定義が曖昧なまま用語がつかわれるため、一つの単語を異なる意味で使っている気持の悪さがある。佐藤は新しい事象を自分中にある知識に強引に分類して一人知ったかをしているレッテル主義。斉藤にはあまり印象がない

  • 中々難しい部分もあったが面白く読めた。やはり教養は大事だと思う。

  •  元外務官僚と精神科医という著名な2人の対談集。それゆえ、論の深みは元々予定されておらず、佐藤氏が吠えている印象が強く残る。

     とはいうものの、ジブリ作品(正確に言うと宮崎駿作品)対する個人的違和感、特に「もののけ姫」以降に感じていた違和感について、当該作品群の持つファシズムとの高い親和性をキーワードに据える佐藤優によって、上手く言語化してもらった感じ。

     あと、佐藤氏の百田尚樹観は須らく首肯。

  • 面白かったし、久しぶりに知識欲をかきたてられたけど、しかし、これほどタイトルと内容が乖離していることは、ビジネスとして許されるのか?

  • 世界或いは日本でのファシズム、タイトルからその辺のことをこの二人がどう語るかを期待し手に取ったものの、「機会があれば、この点(日本のファシズム)について議論を掘り下げたい。」と「おわりに」で佐藤氏の言。。。

    多崎つくるも風立ちぬもまだ見ていないのでかなり飛ばしよみしたが、斎藤氏の言い得て妙すぎる「ヤンキー主義」という言葉や、AKBを始めアイドルがなぜ売れてるか?などは面白かった。

  • 図書館で借りて読んだ。
    斉藤環は好きなんだけど、佐藤優はイカガワシすぎて、あんまり信用できない。言ってることに間違いが多いから。

  • 『週刊金曜日』の対談。AKB48と宗教。「つくる」と村上文学と文芸界。「風立ちぬ」が受入れられる今の時代の空気。サブカルチャーがはびこりヤンキーが政治を動かす日本。

    知識と論理の引き出しの多さ、縦横無尽の組合せ。知識人ってすごい。時事ネタなので対談日・掲載日が知りたかった。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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