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- Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865780949
作品紹介・あらすじ
今こそ求められる真の自由主義者の珠玉のセレクション、発刊!
名著『ビルマの竪琴』の著者を貫いていた思想とは? 戦前のナチズム・軍国主義から戦後の共産主義独裁まで、左右問わず狂信的思想・政治を鋭く批判し続けた真のリベラリストの論考を精選!
[解説]秦郁彦
[竹山道雄を読む]牛村圭
感想・レビュー・書評
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現実を直視する眼差し、過激に走らぬ温厚な思考、伝統の重みを軽んじない所作、時流の変化に「待った」をかける慎重さ――どの文章にもこうした姿勢や態度が見られ、オールド・リベラリズムの真髄を仰ぐような思いに駆られた。小林秀雄のような騒がしさが竹山には微塵もない。
https://sessendo.blogspot.jp/2018/03/blog-post_9.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時流に流されるというのは、その時代を生きる人間にはどうしようもなく出来することで、人はそんな中で何かしら自分の思考の支えとなるであろうと思われる思想を求める。
しかし、その自分が縋ろうとした思想そのものが、時にその時流のファナティックな独断そのものであったりする。
竹山道雄は、そんな流れをきちんと見分けて、時流をきちんととらえ、おかしい事はおかしいと言える人であった。
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