忘れる力 思考への知の条件

著者 :
  • さくら舎
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本棚登録 : 56
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865810349

作品紹介・あらすじ

どんどん忘れよ!忘れた分だけ思考が深まる!
人は「忘れること」を嫌う。長年、「忘れてはいけない」と記憶型の教育を受けてきた影響で、無意識のうちに、「記憶はいいこと、忘却は悪いこと」という色分けをしている。
本書で著者はそれに真っ向から反対を唱える。記憶と忘却は敵対関係にあるのではなく、協調関係にある。忘却によって頭の中の雑多な知識・情報を整理・処分し、そこへ記憶によって新たな知識・情報を入れる、という互いに連動する関係である。それが整って初めて柔軟な「思考力」が生まれるのだ。忘却の意味とさまざまな役割を語り、知識を詰め込むだけでなく積極的に忘れることを心がけることだと訴える。「賢くなるには、もっと忘れろ!」という目からウロコの1冊!

感想・レビュー・書評

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  • !頭をよく働かせるには頭のゴミ掃除=忘れることが必要だ。“知の巨人”が忘却の意義を明かすコペルニクス的転回の書⁉️【目次】
    1 忘れることは頭のゴミ出し(忘れることが大事;知識を捨てる力)2 忘却は英知の純化(頭の連作障害;休んで忘れる他)
    3 頭を知識の倉庫から思考の工場へ(決算型から予算型へ;未来思考から生まれる4 新たな思考が生まれる(ストレスでネコも死ぬ;クヨクヨしない方法 ほか)
    5 よく覚え、よく忘れる(経験と体験;失って得るものほか)

  • 忘却は、知識を整理し、浄化し、創造的思考を行うために必要な媒体である。筆者が指摘するように、せっかく入れた知識を忘れてしまうことを恐れ、いかに忘れないように、思い出せるようにするか、ということに関心を持っていたが、忘却する力、自然に備わっている現象を素直に受け止めようという気持ちになれた。この感想も、細かいことなどメモせずに、気楽に思ったことを書いてみた。

  • 新しいものを作り出すには、忘却が重要な働きをすると。頭を知の倉庫から、知の工場にするために。

  • 前半は得るものが多いが後半は首を傾げたくなるものが多い。
    蜜柑を採らせる下りは心が狭いのでは、と感じる。それをそれもまたいい経験になると締めているあたりもやっとしたものを感じた。
    若い頃苦労した方がいい、苦労した方がいいしったりする。そんな人ばかりならばスラムなんてできません。

  • 気になることば

    23 忘却のはたらき
    価値ある思考、借りものではない思考は、忘却の陰の力に負うところが大きい。

    26 “遊び”の強調
    All work and no play makes Jack a dull boy.

    35 レム睡眠
    Rapid Eye Movement
    レム睡眠は、知識ゴミ、情報ゴミの分別をだれに教えられることなく、自力でやってのける。

    55 連作障害
    小中高一貫、あるいは中高一貫の教育の弊害
    そこに身を置く子供たち次第ではあるが

    78 田舎の学問より京の昼寝
    忙しい人ほどヒマがある、本当に忙しい人はヒマを楽しむことができる。

    94 毎日の計は朝にあり
    毎朝、その日のうちにする仕事を書き出しなさい。書いたらそのうちでいちばん難しいことに第1位の順位をつける、以降2位3位と。そしてその順に従って仕事をしなさい

    127 フールという賢者
    現代がストレス社会になっている原因のひとつに、フール(道化:ストレス解消の手助けをしてくれる身近な者)がいなくなったことが考えられるのでは

    152 経験は最高の教師である、しかし月謝が高い
    楽しい経験より、苦しく、つらく、痛い経験のほうが人生価値が高い

  • 忘れるから覚えられる。
    忘れる中、記憶をとどめようとするから知恵になる。
    知識メタボ。
    これらには納得。
    ただ、読みにくい。。。
    同じことが別の節でも繰り返して書かれていて、雑誌のコラムのまとめ本みたい。

  • 忘れることは自律系。

  • 30分で読めたつまらない本

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著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2018年 『「考える頭」のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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