アリさんとキリギリス ―持たない・非計画・従わない時代

著者 :
  • さくら舎
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本棚登録 : 62
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865810752

作品紹介・あらすじ

アリ社会の限界、キリギリス社会の希望!

『地頭力を鍛える』でデビューした思考系ビジネス書の著者の新境地。「キリギリスの復権」が本書に通底するテーマ。「アリとキリギリス」は、世界的に知られたイソップ寓話の一つ。冬の食糧ために夏の間も働いて溜め込んだアリ、対してバイオリンを弾きながら歌って過ごしたキリギリス。冬になってキリギリスがアリに食糧を分けてほしいと乞うが、断られて死んでしまう。この話は紀元前に作られたものであり、「今の時代の教訓にはならない。これからはキリギリスの時代がやってくる」「アリに変革はできない。世の中を変えられるのはキリギリスである」と著者は説く。

アリとキリギリスの違いを小見出し50本+1コマ漫画で端的に表現し、「アリ社会・日本」の限界と突破口を見つけるヒントを示す。

感想・レビュー・書評

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  • ダイバーシティを考えるにはいい題材です。寓話のアリとキリギリスと違った味わいがあります。

  • ものごとの価値観は人それぞれであって、自分の価値観だけで判断するのは危険である。ものごとを善悪や正誤で論じることは難しく、「長所は短所になる」「条件や状況によって正しくも謝りにもなる」ということをアリとキリギリスに例えて解説しており、その切り口が非常に面白く、一気に読み進めることができた。

  • 【もう、その眼鏡を変えませんか?】

    「お金は汗水垂らして稼がなくてはいけない」 とか「せっかく見つけた仕事なんだから、どんなに辛くても定年まで働かなくてはいけない」とか、そんな古めかしい眼鏡をかけていませんか?決して、その考え方を否定するわけじゃないけど、「この考え方が正しくて、これ以外は間違い」みたいに考えるのはどうだろう?

    もう「正解か間違いか」、「右か左か」という二元論の時代は終わってます。
    大切なのは「Aくんはこうだけど、自分はこうする」と考え、できること。だって、あなたの人生の主人公はあなたなのだから。

    そこで気が付いて欲しいのは古い眼鏡をかけていないか?ということ。誰だって自分の過去の経験から無意識に「これはこうだろう」という眼鏡を通して見てしまう。だから、その眼鏡を外し、初めてそれを見るように見て欲しい。きっと新しい発見がたくさんある。そうやって新しい眼鏡をたくさん手に入れられると人生がどんどん豊かになっていくのです。

    人生をもっと豊かにしたい人は是非お読みください。

  • 世の中に溢れてる価値観、意見の違いを大胆に二分して解明しようとした本。自分が幸福を感じるのは「キリギリス」的だが、キャリアにおいては「アリさん」的だということが分かった。育ってきた環境、培ってきた経験によって左右されそう。
    「好き」か「正しい」か、二項対立に悩んでる人は読むと楽になるかも。

  • 【概要】

      誰もが知っているイソップ寓話「アリとキリギリス」。
    夏の暑い時期にせっせと冬の食料を蓄えるために働くアリ。それを傍目にバイオリンを弾きながら歌い過ごすキリギリス。
    やがて冬が来てキリギリスは・・・・・。同寓話は「将来を見すえた勤労と貯蓄」の大切さを啓蒙した物語でした。

      記されたのは、紀元前ともいわれるイソップ寓話。
    長らく美徳とされてきたこの「アリ的思考、アリ的価値観」は、現代に生きる我々にとって、もはやそぐわなくなってきているのではないか。「キリギリス的思考、キリギリス的価値観」こそ、今必要とされているのではないか。
      イソップ寓話を引き合いに、そんな命題に迫った一冊。
    ベストセラーとなった「地頭力を鍛える」を記した著者がユニークな持論を展開しています。

    【所感】

      アリとキリギリスの思考と価値観の違いを大きく3つあげ、その対比を軸に本書は構成されています。
     ①「貯める」アリと「使う」キリギリス ②「巣がある」アリと「巣がない」キリギリス ③「二次元」のアリと「三次元」のキリギリス
    ③が少しわかりにくいかもしれませんが、羽があり飛べるキリギリスを三次元に倣え、行動の自由度として表現しています。
    それぞれは「フローとストック」「閉じた系と開いた系」「固定次元と可変次元」という概念を指しており、我々が普段体験するエピソードを50に及ぶ小見出しとヒトコマ漫画で紹介しながら、分かり易く解説をしています。

  • 同著者の『具体と抽象』をわかりやすくした感じ。

  • 自分自身はどちらかというと、アリからキリギリスにシフトした立ち位置

  • 今まで、自分の中でモヤモヤしてた事がスッキリ見えた。自分が、キリギリスだったことを。自分を知る事が出来た一冊。

  • 自分のキリギリス性に生きづらさを感じていたが、肯定的に書かれており安心感を得た。

  • アリ、キリギリスの思考を定義する内容。
    お互いの良い所を活かし足りない部分を補うのが組織、社会である事をイメージさせてくれた。
    大規模な組織にいるとアリ思考になり、起業家・フリーランスはキリギリス思考が多い。一部、バランス感覚があり使い分けができる人がいる。
    この先は他人の価値観を理解する柔軟さが、生きやすさ、
    仕事の成果につながってくると感じた。

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著者プロフィール

細谷 功(ホソヤ イサオ)
ビジネスコンサルタント
ビジネスコンサルタント。(株)クニエ コンサルティングフェロー。
東芝を経て、アーンスト&ヤング、キャップジェミニ等の米仏日系コンサルティング会社にて業務改革等のコンサルティングに従事。近年は問題解決や思考力に関する講演やセミナーを企業や各種団体、大学等に対して国内外で実施。主な著書に『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』『問題解決のジレンマ』(東洋経済新報社)、『具体と抽象』(dZERO)、『アリさんとキリギリス』(さくら舎)等がある。

「2017年 『まんがでわかる 地頭力を鍛える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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