江戸城の全貌 ―世界的巨大城郭の秘密

著者 :
  • さくら舎
3.50
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 46
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865810875

作品紹介・あらすじ

江戸城は、日本最高峰の技術とマンパワーが集結して築かれた日本一の城です。
現在皇居になっている西の丸や山里丸、皇居東御苑として一般開放されている本丸・二の丸・三の丸の一部、北の丸公園になっている北の丸や大手前などが「内郭」と呼ばれる中枢部にあたり、内郭の外側を「外郭」と呼ばれるエリアが囲みます。神田川が隅田川に注ぐ両国橋脇の柳橋あたりが外濠の東側で、そこから浅草橋、御茶ノ水、小石川、市ヶ谷、四谷、虎ノ門と続き、数寄屋橋、梶橋、常盤橋、雉子橋まで。東が隅田川、永代橋や両国橋の手前までが城域です。外郭の総延長は14キロメートルもあります。秀吉が築いた大阪城の総構は約7.8キロメートルとされますから、それを凌駕するとてつもない大きさだったのです。

本書では、巨大城郭・江戸城の秀逸な構造と築城秘話を紹介します。徳川家康が豊臣秀吉の命で入った江戸は、ひどい荒地でした。しかし家康は、不毛の地・江戸を「理想の国家をゼロから構築できる新天地にしよう」と思考転換したのです。

江戸城を築くときに家康が見据えたのは、江戸幕府の盤石な体制づくり。そのため、強靭な軍事力のある城でありながら、政治・経済・商業の中心地となる国家の中枢として機能する城であり、徳川家の威厳と権威をこれでもかと見せつける存在感が求められました。

本書ではこのような築かれた時代背景、立地や地形、設計などの特徴はもちろん、城の変遷、天守や御殿の構造や装飾、石垣の積み方や石材の採石法、さらには江戸の町づくりや幕府のしくみまで、さまざまな視点から江戸城の全貌と魅力に迫っています。

実際の城歩きにも役立つ内郭及び外郭の見どころも紹介。大都市・東京に、江戸城の片鱗は今も力強く残っていることがわかります。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 今、江戸城があった時のことを想像しながらその場所を歩くにはピッタリの本だと思います。広大な江戸城の敷地、歩くのは大変だけど^^;

  • 城と石垣の本としても、江戸散策の本としても有意義な一冊。

  • 正直思っていたような、江戸城の城建物自体の構造や工夫については、やはり資料が少ないのだろう(そりゃ、国の中枢の防衛拠点の図面は極秘だよな)、結局石垣やお堀や門についての淡々とした記述が後半ダラダラ続いて、読み物というよりレポートなんだという意識で読まないと辛い。しかし、突然打ち切りみたいな終わり方は、なんでだろう?

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

小学2年生のとき城に魅せられる。 大学卒業後、制作会社や広告代理店等の勤務を経て、現在はフリーの城郭ライター、編集者。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演、講座など行う。
著書に『わくわく城めぐり』(山と渓谷社)、『戦国大名の城を読む』(SB新書)、『日本100名城めぐりの旅』(学研プラス)、『お城へ行こう!』(岩波ジュニア新書)、『図説・戦う城の科学』(サイエンス・アイ新書)、『江戸城の全貌』(さくら舎)、『城の科学~個性豊かな天守の「超」技術~』(講談社ブルーバックス)など。ほか、新聞や雑誌、Webサイトでの連載、共著多数。
公益財団法人日本城郭協会理事。http://46meg.com/

「2018年 『[カラー版] 地形と立地から読み解く「戦国の城」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江戸城の全貌 ―世界的巨大城郭の秘密のその他の作品

江戸城の全貌 Kindle版 江戸城の全貌 萩原さちこ

萩原さちこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
宮下 奈都
恩田 陸
冲方 丁
トマ・ピケティ
スティーヴン ワ...
恩田 陸
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする