巨大倒産 ―「絶対潰れない会社」を潰した社長たち

著者 :
  • さくら舎
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865811209

作品紹介・あらすじ

絶頂から奈落へ、優良大企業はなぜ潰れたか!

そごう、ミサワホーム、佐世保重工業、安宅産業、セゾングループ、シャープ、三光汽船、大昭和製紙、タカタ。いずれも一世を風靡した「絶対潰れない会社」のはずであったが、倒産、解体へと追い込まれた。一時代を築いた社長たちは、どこで道を誤ったのか。成功への道はそれぞれ異なるが、奈落の底に落ちる軌跡は、いつの世も変わらない。巨大倒産9ケースから読み取る「失敗する社長の本質」!

感想・レビュー・書評

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  • 巨額の損失額で倒産、登場した経営者たちの好調時の私生活や、倒産後の姿なども知りたいと感じた。
    それぞれの小説化、などもあったら読んでみたい。

  • 失敗を糧にするという意味で分かり良い。内容もコンパクトにまとめられている。

  • 理念なき闘争の結果かな

  • 信用構築には長い時間を要する。けれども瓦解は一瞬だ。その盛衰を9社の事例を採り上げ分析する。

    特にそごう、安宅産業、三光汽船は立身出世伝と経済小説が混じったような面白さだ。米エンロンのように史実を振り返れば批判されるようなビジネスモデルでも、いずれの経営者も当時としては画期的かつ革新的な成長手段を開発・実現したことは評価すべきだろう。晩節を穢した面はあろうが、副題『「絶対潰れない会社」を潰した社長たち』とするのはやや酷な気もする。一方タカタやシャープなどは経営判断を誤り安泰に胡坐をかいた結果の際たるものだろう。

    タカタや大昭和製紙あたりはwikiからの転載?と思うほど表層的内容だったが、中盤以降は読みごたえがあり面白かった。

  • 凋落の仕方はそれぞれだけど「ブレーキがきかなくなることの恐ろしさ」や「バブルは本当に魔の沼」だということを教えられた気がしました。
    あと、適性関係なくトップになる創業家の跡継ぎってどんな気持ちで就任するんだろとかふと思ってしまいました。
    (ここに出てきた)身上つぶした跡継ぎのアレ感がなかなかにひどかったので…

  • 9社=そごう、ミサワホーム、佐世保重工業、安宅産業、セゾングループ、シャープ、三光汽船、大昭和製紙、タカタ
    の倒産劇。
    一番呆れるのはタカタ。
    3代目がお粗末すぎる。

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著者プロフィール

経済ジャーナリスト。1969年早稲田大学文学部卒業。日本経済新聞で経済記者を30年間務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的取材・執筆活動を続けている。著書には『日銀エリートの「挫折と転落」--木村剛の「天、我に味方せず」』(講談社)、『世襲企業の興亡』『海外大型M&A 大失敗の内幕』『社長解任 権力闘争の内幕』『社長引責 破綻からV字回復の内幕』『住友銀行暗黒史』『巨大倒産』『社長争奪』(以上、さくら舎)、『実録アングラマネー』(講談社+α新書)、『日本企業モラルハザード史』(文春新書)、『強欲起業家』(静山社文庫)、『異端社長の流儀』(だいわ文庫)などがある。

「2019年 『日産 独裁経営と権力抗争の末路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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