花粉症は1週間で治る!

著者 :
  • さくら舎
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865811391

作品紹介・あらすじ

ツライ花粉症とは今年でサヨナラ!

新宿溝口クリニックで実践されている栄養療法を駆使した「花粉症」治療の理論と効果を、症例を交えて紹介する。著者は新宿溝口クリニックの院長で、栄養療法「オーソモレキュラー療法」の第一人者。自らも重度の花粉症であったが、このメソッドで完治した。

いまや4人に1人が苦しんでいるという、国民病ともいえる花粉症。多くの治療法や治療薬が存在するが、それらはあくまで対症療法であり、中には人体に危険なものもある。花粉症発生の仕組みを説明しつつ、根本治癒を実現できるビタミンDを中心とした栄養療法の実例・実績を明かす!

感想・レビュー・書評

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  • ビタミンD
    亜鉛、鉄
    食物繊維
    タンパク質
    良質な油
    糖質制限
    不足のビタミン、ミネラル

    違う種類の肉をローテーション
    ビタミンDを一度まとめて摂取して濃度を上げてみてもよい

  • オーソモレキュラー療法=分子整合栄養医学
    花粉症は、抗ヒスタミン剤とステロイド剤で治療、が今の標準。
    細胞レベルの栄養不足が花粉症にさせる。
    ビタミンB1の壊血病、ナイアシンのペラグラ、と同じ。
    オーソモレキュラー療法は、食べ物に気を付ける、とは別次元。血中濃度が異常値になる程度。ビタミンCでガンを撃退するためには、錠剤では足らない。
    抗がん剤は、分裂速度の速い細胞をターゲットにしている=胃の粘膜は3日で入れ替わるので、抗がん剤の副作用が出る。

    タンパク質をとる。カロリー制限をすると、糖新生でタンパク質が使われてしまう。
    じっとしているとたんぱく質の消費が増える。寝たきりの老人は、筋肉を使わないだけでなく、たんぱく質のロスが多い。
    乳製品は腸の粘膜を荒らす=花粉症にヨーグルトは勧めない。

    大仙市の取り組み
    肉、魚、卵、乳製品、大豆、海藻、イモ、果物、油、緑黄色野菜、を少しでも食べたら、丸を付ける。

    乳製品と小麦を避ける。
    毎食、肉や魚、おやつや夜食は、焼き鳥、ソーセージ、煮干し、唐揚げなどたんぱく質。
    オーソモレキュラー療法=たんぱく質の食事。
    同じものを毎日食べない=食物アレルギーの元。
    乳タンパク(カゼイン)は腸内環境を悪化させる。
    乳酸菌は、漬物やサプリで摂る。
    動物性たんぱく質のほうが質がいい。
    グルテンフリーカゼインフリーダイエット(GFCF)と同じ。

    IgA抗体の濃度を高く保つことが、花粉症を根本から治すポイント。
    多糖体(EPS)をアップさせる。キノコ、モズクなど海藻、乳酸菌、食物繊維。
    乳酸菌より食物繊維、糖質は腸の環境を悪化させる。
    乳酸菌は取り続ける必要がある。
    むくみはリーキーガット症候群と同じ、血管の透過率が上がるから。アルコールが原因。

    ビタミンDが花粉症の武器。
    風邪の症状も減る。
    アトピーが冬にひどくなるのは、乾燥ではなく、ビタミンÐが減るから。
    魚やキノコに含まれる。魚の肝臓に含まれるD3が貯蔵される。
    サプリは25(OH)ビタミンÐ3がよい。一日2000IUを摂る。
    タラの肝油ドロップ、またはタラの肝油を主成分とした5000IUのサプリ。
    オメガ3の油を摂る。マーガリン、シュートニング、ファットスプレッド、加工油脂は摂らない。
    女性は鉄分、男性は亜鉛。
    ヘモグロビン値だけでなく、フェリチン値(貯蔵鉄)を見る。120ng/mlが必要。
    亜鉛は牡蠣を食べる=ビタミンなども豊富。
    苦味は、抗菌タンパクを出す=お茶を飲む。

    小麦を避ける。乳製品を避ける。コーヒーはそのままブラックを味わう。

    たんぱく質を摂る、質の良い資質を摂る、糖質を控える、ビタミンÐを摂る、乳酸菌と食物繊維で腸内環境を整える、鉄と亜鉛を摂る。

    ビタミンÐの血中濃度は50ng/MLまで上げる。一日12000IUのビタミンÐ。一日8000IUの例もある。
    一日400IUの投与で健康な人でも健康増進効果が出た。

  • 栄養の摂り方に対する明解な説明がされておりビタミンDが有効と読んで早速通販で取り寄せ飲み始めました。

    星は三つとしましたが自分の花粉症に効果があれば増やす予定です。

  • 小麦の制限、厳しい!

  • ビタミンDの大事さを知ることができる良書。
    印象に残る一冊でした。

  • ビタミンDを早速飲み始めた。

  • 何回も読んでいる気がする。春先に。ビタミンDだって。私の花粉症には効かなそう。

  • オーソモレキュラー療法の第一人者である医者の著書。
    体を構成する分子に足りない栄養素をたっぷりと与えて自然治癒力を引き出し根本治療を目指す医学。
    健康オタクであれば、一度は聞いたことがある内容が書かれていた。
    乳酸菌は良いのだが、乳タンパクが腸内環境を乱す。グルテンは腸内環境を乱す。糖質を摂ると血糖値が急激に上がる。脂質は栄養吸収の際にも必要。タンパク質は重要で、肉魚などの動物性と大豆などの植物性タンパク質をバランスよく摂る。同じ食材のものを摂り続けないこと。
    そしてビタミンDの重要性。
    各個人それぞれの環境によって足りない栄養素の量は異なり、それは血中濃度から調べないとわからないので、タンパク質の必要摂取量などは書かれてはいない。
    が、ビタミンDに関しては、一定の効果がある安全な量の記載はある。海外の実験データとして記載していたビタミンDの量とは異なるので、どちらを選んだらいいのかには不安がある。
    ビタミンDサプリの選び方も書かれている。
    健康オタクとしては知識が深まった内容でした。

    詳細はメモ欄へ

  • 国民病とも言える花粉症。自分にとっては、辛い花粉症は生活のすべてを奪うと言っても過言では無い。記憶を辿る限り高校時代から患ってます。食事や習慣(外出減らしたり、マスク、スプレー、ゴーグルなど)をしてから改善はしたものの、やはりしんどい時は特効薬の市販薬に頼ります。仕事や生活の効率が完全に変わるので、この時期薬は欠かせないです。
    舌下療法やレーザー照射も検討したけど、舌下は時間がかかり対応花粉も限られる、レーザーは有名なとこいったら一年待ち、しかも3年後くらいに再度必要かも、花粉症状は鼻だけでなく目もある、等で踏み切れず。

    さて、本書では、食事療法(オーソモレキュラー療法=十分なタンパク質の食事法)を勧めています。あとはビタミンD(サプリも推奨)、腸の重要性など。タンパク質は、同じものを続けず、肉、魚(DHA/EPA)、大豆等色々摂ること。牛乳や乳製品はNG。食物繊維重要。マーガリン、ショートニングが含むトランス脂肪酸はやはり×。糖質も×、食べる順番やよく噛むことも重要、日本茶はここでも鉄板。特にビタミンDは、がんや老化にも効くと、著者劇押しのようです。
    健康診断の基準値が曖昧とうのも少し驚きました。
    実践すれば少なくとも症状は改善すると思います。これらは免疫力アップにも通じると思うので、このご時世良いのではとも思います。

    しかし、年中色々な花粉があるという中でも、圧倒的物量で日本中を覆う杉花粉、これはもはや公害とも言え、本来であれば国を挙げて解決してもらいたいところである。仮に「花粉症をなくすために杉を伐採します」とかいう政党が出てきたら迷わず投票するんですが。。もしくは「杉伐採ファンド」でもあろうものなら喜んでお金出しますね。薬代も馬鹿になりませんので。

  • 花粉症を治すためには薬や手術などの対症療法ではなく、体質を改善することがベストだと考える。

    アレルゲンが入ってくると、とくに体に害がないにもかかわらず、その物質をどうにかしようと脳のヒスタミンが作用し、症状として出てきてしまう。
    ヒスタミンの作用を抑えるために抗ヒスタミン薬を使用するが、副作用で集中力や判断力が鈍り、眠くなったりする。

    また花粉症の薬として使われるステロイド剤の成分であるステロイドは、本来副腎皮質で作られるものだ。それを人工的に作り出し、薬として使用している。
    ステロイドによって粘膜の炎症を鎮めたり、免疫系などの反応を低下させて、アレルギー反応を抑える。強い効き目がある一方、副作用も大きい。ステロイドを使いすぎると副腎がステロイドを分泌しなくなり、働きが鈍くなる。

    粘膜を切る手術は一時的にはよく効くが、数年すると粘膜が再生し、再び症状が出る。
    また繰り返し切られた粘膜はがん細胞に変化しやすい。
    アレルゲンを少しずつ投与する舌下減感作療法は定着するのに2~3年かかるし、スギ花粉とダニしか効果がない。

    著者は体質改善をすすめている。
    まず動物性タンパク質をとること。
    タンパク質は腸で消化されるので腸内環境を整えること。そのために食物繊維をとり善玉菌を増やすこと。
    食事や太陽光からビタミンDを獲得すること。
    ビタミンA、亜鉛、鉄を併用すること。
    糖質を控えること。
    糖質の代わりに脂質でエネルギーを補うこと。

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著者プロフィール

新宿溝口クリニック院長。

「2016年 『栄養学と食事療法大事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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