うーん…相変わらずどれも面白くて読み応えあるんだけど、巻を重ねる毎にどんどん後味が悪くなっていくような気が…。
特に最近のオメガバースプロジェクトはどの作品も揃って欝展開なので正直、気が滅入ります…。
元々、読み終わった後、気分が落ち込んでしまうような後読感の悪い作品が苦手な自分にとってこんなに辛いアンソロジーはないですよホント…。
9つある作品の中でそれでも唯一、明るくてハッピーエンドが確定しているのは鳶田瀬ケビン先生の『かくれんぼハニー』ぐらいでしょうか…?
後はみんな先が暗くて見えない感じなので次の巻を読むのが怖いです…。
それでも、ぴい先生の『パラダイムシフト』は良かったかな。
日比谷と山木がめでたく結ばれ、濡れ場もエロくて最高でした…!
今回、唯一純粋に楽しめたかもしれないです。
でもこれで終わりじゃないんですね。次はどうなるんだろう?
あとは、前回に引き続き森世先生の『ロマンティック上等』ですが、駅人のクズっぷりが際立ってましたね…。
本当に、何でこんな奴が計と番になってしまったんだろうとあまりのクズっぷりに読みながら軽い怒りすら覚えました…(笑)
それに引き換え次継の優しいこと…!良い奴過ぎる…!!
でも、案の定、次継に触られて計に拒絶反応が起こってるし…何かもう、この先どう転んでもハッピーエンドにはならないような気がして読むのやめたいぐらい(読むけど)辛いです…。後味悪いなぁ…。
それとyoha先生の『さよなら恋人またきて友達』。
これも相変わらず後味悪い作品ですが、かなり面白いです。
しかも、毎回何かしら驚かされます。
オウギがカナエに執着していたように見せかけて、実はカナエの方が先にオウギに執着していたんですね。
オウギとカナエが過去に出逢っていたという事は薄々気が付いていましたが、まさかこんな過去があったなんて…!
再会した時、オウギが自分の事を好きじゃなければその時は「死んでしまおう!」って言い切ってしまえるほどカナエがオウギ一筋とは正直、かなり驚きました…(笑)
これでめでたく結ばれるね!…なんてハッピーな事にはならず、オウギが死にそうな展開にまたしても絶望(笑)
心中というか、最後はオウギと一緒にカナエまで死にそうで今からビクビクしてます。
とりあえず、このお話にハッピーエンドを求めるのはやめようと思いました(笑)
河馬乃さかだち先生の『今夜、ベイビー計画』も瑚太郎と先生がようやく結ばれるのかと思いきや何か次の巻で良くない事が起こりそうな予感がするし…、何だかんだ言っても次のお話がどうなるのか気になるので次も買います!(笑)
表紙絵も楽しみです〜!