ロマンティック上等 (オメガバース プロジェクト コミックス)
- ふゅーじょんぷろだくと (2015年9月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865890839
感想・レビュー・書評
-
オメガバースという特殊設定は実はこれがはじめて。だけどちゃんとオメガバースとは、α・β・Ωの特徴とは、というのがちゃんと本編前に書かれているのですんなり読めた。そんな設定上どうにもならないこと、本能・体質・α・β・Ωの関係性、そういうものがもどかしくって切なかった。計が求める幸せは高収入高学歴超美形、そんなαと番になること。だけどそれだけなのか。そこに「愛」はなくてもいいのか。計が番を探す本当の理由とは。設定が特殊にも関わらず過去の背景もしっかり描かれていて、個人的には非常に満足。
オメガバース少し避けてたけど開拓されちゃいましたw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
商業BLで泣くとかほんと5年に一回ありかなきかの体験をさせていただきました〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!ビッチ純情受けが好きな人なら絶対に読むべき‥そうでない人も漫画がうますぎてたのしめると思う〜〜〜
-
これは良いオメガバースでした!
独特の設定と世界観があるオメガバース、嫌いじゃないけどエロに特化しがちで、同日に買った他の作品を先に読んで「このアンソロシリーズ、合わないかなぁ~」と弱冠後悔していたけど。
これはエロもしっかりありつつ、抗えない本能との折り合い、階級による支配への反抗、愛と性欲の間での葛藤…いろんな要素がうまく重なってスゴく面白かった。
主人公がビッチ設定の表現されてるんだけど、森世さんの描写ではかなり一途に感じられて、なんか本人たちが自覚するより先にいろんなモノが駄々漏れてた(笑)でも、二人がいざ言葉で確かめあった時の感動が強烈に響いてきて、思わず涙が…。
オメガバースの大前提が『抗えない本能と決められた階級』なんだけど、この作品はそれを飛び越えた逆転の発想が面白かった!久しぶりに「やられた~!」って読後感で大満足でした(*´ω`*) -
最高にロマンティック。
自分が読んだなかでは、オメガバース設定のよさが一番詰まっている!と感じた作品。普通のBLもしくは男女の恋愛ものでは描けない。恋愛と友情の境界線がない関係性。社会のリアルさ。
ちゃんとした仕事を任せてもらえない、体調を理解してもらえない、「さっさと結婚して家庭に入れ」と言われる…女性の役割をΩに置き換えるからこそ冷静に見られる部分がある。
でも一番素敵なのは、現実の社会を投影しつつも、小難しいこと考えずにストーリーを追っていけるところ。それってすごい手腕だと思う。 -
計算高い主人公が、最後は一途な想い人と結ばれる。こういうの大好き。次継くんいい男。
-
本誌で読んでて、書き下ろしを期待して購入。2人(3人?)が幸せそうでよかった。子供の今後も気になる。