- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865900583
感想・レビュー・書評
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ハマの番長としてファンに親しまれ次期横浜DeNAベイスターズの監督でもある三浦大輔氏が引退から一年経った2017年のベイスターズの戦いぶりや自身の現役時代についての思いを書いた一冊。
ハマの番長としてファンに強く印象残した三浦大輔投手の現役生活の時のエピソードやOBとなってチームを見る姿など選手としての顔とは違う素顔を本書で知ることができました。
自身が仕えた権藤博氏や中畑清氏、アレックスラミレス氏などの監督としてのエピソードや現役時代に交流のあった谷繁選手や盛田投手や現在活躍する今永選手やメジャー移籍した筒香選手とのエピソードは著者でしか知り得ないことで非常に興味深いものでした。
また、2008年の阪神移籍の裏側や番長と呼ばれるまでのエピソード、引退の決断など本人しか知り得ない心理的な部分も知ることができました。
また、成功するまでの努力や練習など高卒でドラフト6位として入団してからスター選手に昇り詰めるまでの苦悩も知ることができました。
ベイスターズの看板選手として25年間現役生活を続け、次はチームを牽引して優勝を目指す指揮官として自身の経験をどのように活かしてチームを引っ張っていくのか楽しみになる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハマの番長・三浦大輔。
史上唯一、横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、横浜DeNAベイスターズで活躍した大エース。
現役25年間で、535試合登板。172勝184敗。
彼の野球人生は1998年の日本一の歓喜以外の時期は、苦しみや悔しさと向き合う日々だった。
無名の高校からのドラフト6位入団。
剛速球があるわけでもない。魔球があるわけでもない。
ならば、練習して技術を磨いていく以外に道はなかった。
そして、目立ってやろう。
誰もやっていないリーゼントをトレードマークに、頭角を現していった。
だが、1998年の日本一以降は、横浜の暗黒時代。
雨が降ろうと、ハマスタに閑古鳥が鳴こうと、投げ続けた。
応援してくれるファンが喜ぶために。もう一度、強いチームを倒して優勝するために。
2011年オフに新球団となったベイスターズは、着実に力をつけてきた。
2017年にはリーグ3位ながらクライマックスシリーズの激戦を勝ち抜き、19年ぶりに日本シリーズにも進出。
それを外から見ていた著者は何を感じたのか。
指導者としてベイスターズに戻りたい。そのためにありとあらゆる経験をつんでいるという著者。
引退後も常に成長し続けるその姿は、やはり「ハマの永遠番長」だ。
横浜スタジアムで胴上げをされる三浦大輔監督。
そんな夢が見えてくる、熱と力のメッセージがここに。 -
内容はとても良かったけれど,編集が雑でもったいない.
引退して過ごした2017年にどんなことをやっていたか,現役最後の年となった2016年のことや引退を池田純球団社長 (当時) に伝えた経緯など,あまりメディアで有名になっていない話も詳らかに記載されていて,読み応えがあった.
しかし,章のサブタイトルと内容が合っていなかったり,ダラダラと会見全文がまるでコピペのように続いて紙幅を埋めていたり,編集にたいしては疑問が残る感じ.
好きな野球選手や OB の書籍だと聴いたことのある話で埋め尽くされてしまってがっかりするようなことも多い.しかし,この書籍はたしかに耳にしたことのある話題も多少はあるが,それを踏まえても満足度のある内容だった. -
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1450848 -
番長の一冊。ベイスターズフリークなら必読。
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ベイスターズが初めてCSに進み、巨人を破るも力尽きたその年、番長は引退した。
番長の口から語られる、阪神へのFA騒動、前回のセリーグ制覇から日本シリーズ優勝、DeNA、全く人気が無かった時代・・・確かに物事は変えられるものだ。
若い選手から慕われ、横浜一筋であった三浦さん。
指導者としていつかユニフォームを着たいという。
その時は何色のユニフォームを着ているのだろうか。 -
現役時代の考え方や、引退した後の事まで幅広く書いてあった。ファンは必読の一冊。自分に何が足りないのかを常に意識していたのだと思う。
タイトルの「踏み出せば、何かが変わる」とは内容は少しだけそれているような気もするが、面白くて一気読みしてしまいました。