禅に学ぶくらしの整え方 (オレンジページムック)

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  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865930283

感想・レビュー・書評

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  • とても優しい、でも厳しい、禅僧で心理カウンセラーの副住職さんが教えてくださるそうじと整理の本。
    副題の通り、心のもやが晴れます。さまざまなとらわれから自由になり、今を慈しんで生きていきたい、そんな気持ちになれます。
    DAIGOさんの片づけ本もよかったけれど、あちらは理詰めで納得、こちらは心で納得。
    この本の中で紹介されている心の在り方は、自分のものにしたい。まず一歩目は、丁寧に雑巾で拭くことから。

  • 禅僧であり、カウンセラーでもある吉村昇洋さんが、お掃除と、心のあり方について易しい言葉で語った本。

    気持ちの良い写真とわかりやすい文章で読みやすく、掃除のやる気が出た。

    時間を決めて、やる。
    書き出す。
    掃除によって心を整える。

    など、実践したらとても満足した。
    簡単な事だけど、毎日淡々と続ける事が難しかった掃除。イライラせず、自分のペースで出来るような気がした。

    キッチンや料理の章も楽しかった。

    大切に当たり前のことを。
    そうして自分と向き合う。
    仏教の考えと日常が繋がり、わかりやすかった。

  • ぞうきんを絞る写真に惹かれて

    ほうきは立てて使う

    唱えごとをして心持ちを整える
    唱える=自分の一つ一つの行為を、これはこういうことと規定する意味がある。宣言することで、そのことへのモチベーションが高まる。

    プラスのこともマイナスのことも長引かせず、フラットに立ち返る=とらわれを手放すこと、心が整っている状態。

  • 私の実家も曹洞宗ですが、こちらのお寺のことは存じませんでした。もっとも若いころはあまり禅には興味がなかったです。柳の古木があって、原爆にあっているかどうかわかりませんが、風情のあるお寺ですね。寺の内部は改築されたのか、現代的なしつらえです。

    ☆掃除
    雑巾の絞り方や、ほうきの使い方について、この年になって初めて知りました。確かに歯ブラシなんかも、力をいれてごしごししすぎるのですよね。気を付けたいと思いました。

    ☆ぞうきんと浄きん
    雑巾や浄きんにするための布を、寺方ではどこから調達されて、どのくらい汚くなったら処分しているのか、興味があります。
     雑巾は普通のタオル地のようでしたが、じょうきんは写真に写っていなかったので。

    ☆料理
    写真では、吉村氏がなにやら楽しそうに、にやにやしながら昆布をきれいにしている瞬間をとらえてあり、本当にお料理が好きなんだなと思いました。
    わたしはあんまり料理好きではないので、うらやましいです。

    調味料のリスト、調理道具の紹介もあります。業務用が多いようです。

  • 質素、シンプルに。座禅の組み方ややり方も教えてくれる。

  • 読みやすく、分かりやすい。ただ、この本の内容に従って心のもやが晴れるかどうかは人それぞれだと思います。

  • 掃除や片付けに対するモチベーションを上げるヒントがあるかなと思い手に取りました。
    禅については予備知識ゼロでしたが、読みやすかったです。一つ一つの行動、所作を大切に丁寧に、そして感謝の気持ちを持って行えば自ずと生活は整っていく。ちょっとした意識ですぐに実践できること。早速取り入れてみようと思います。
    台所道具や調味料の紹介も参考になりました。

  • 無理せず、シンプルに。

    とても気持ちが落ち着き、イライラが薄れる感じです。
    特別な事や、カッコつけた言葉でないので、スッと入ってくる。丁寧なきもちが芽生える。

    自分との向き合い方も書いてあり、穏やかに客観的に向き合えそう。

    今の自分だから、読みたかった本だったのだ。
    読んでよかった。

  • 禅に関する本が好きでつい、買ってしまう。

    表紙を見るとお掃除の本だと思っていたけど「くらしの整え方」というタイトル通り、くらし全般の話しで、料理についても触れていて、最後の方に調味料に関する情報が載っていたのが意外だった。

    掃除に関しては雑巾の絞り方や、ほうきの使い方なども書いてあり、当たり前の事をきちんとやる事から全ては始まるのではないかと感じた。
    ぞうきんと浄きん、私も意識して使い分けてみよう。そしてぞうきんや浄きんも汚れたら漂白して綺麗なものを使う事を心がけよう!

    2016.5.27

  • 著者が修行した永平寺での掃除や片付けのやり方を紹介した本。

    しかし、それにとどまらず、著者自身の向き合い方についても詳細に書かれていて、参考になることが多い。

    心持ちと実践のどちらも大切であるとする、いかにも禅者が言いそうなことを、極めて分かり易く解説してくれている良書。

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著者プロフィール

吉村昇洋(よしむらしょうよう)
1977年3月広島県生まれ。曹洞宗八屋山普門寺副住職、公認心理士、臨床心理士、相愛大学非常勤講師。駒澤大学大学院修士課程修了(仏教学修士)。広島国際大学大学院専門職学位課程修了(臨床心理修士)。曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヵ月間の修行生活を送り、現在は、精神科病院に勤務する傍ら、禅仏教や臨床心理学、精進料理、仏教マンガに関する講師、執筆活動も積極的に行っている。著書に『精進料理学』(春秋社)、『心が疲れたらお粥を食べなさい』『気にしない生き方』(幻冬舎)、『週末 禅僧ごはん』(主婦と生活社)などがある。

「2021年 『心とくらしが整う禅の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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