- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866141015
作品紹介・あらすじ
アクティブラーニングの第一人者である著者は、自身のアクティブラーニング型授業を分析する中で、「傾聴」「受容」「リフレーミング」などのカウンセリングの基本スキルが、アクティブラーニング型の授業を進める上で非常に役立つことを突き止めました。
本書には、カウンセリングのスキルを授業にどう役立てるか、具体的なヒントが満載です。アクティブラーニング&カウンセリングで、主体的な学び・協働的な学びを促進し、学力向上・居眠り消滅・進度向上などの成果を挙げてみませんか。
〈おもな内容〉
プロローグ アクティブラーニングまでの私の歩み
第1章 アクティブラーニングを支えるカウンセリング24の基本スキル
第2章 アクティブラーニング型授業と教育相談の実際
感想・レビュー・書評
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研修講師、ファシリテーションの参考に読みました。
確認テストの点数を平気で見せられる=自己開示
ほぼ全員満点が取れる確認テストを用意、相談してもいい
逐語記録を取って、自分の話や発言の意図を振り返る。
急にコーチングやカウンセリングを始めない。
場を整えて、了解を取って始める。
終わりの時間も厳守。いつ終わるかわからない=不安。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者が実践されている、高校・物理の授業づくりが、どのような背景や意図をもって構成されているかが書かれています。
物理、といってもその内容ではなく、表題の通りの「アクティブラーニング」を成立させているスキルが小分けにされています。
「主体的・対話的で深い学び」への道のりはいくつもあって、その方法は様々だけれど、実践者にはそれぞれに多くの意図と配慮があります。
その配慮の切り口を著者は「カウンセリング」として書いているが、多くの教師の日常の配慮に重なる点もあり、読み手には勇気付けられる部分もあるのではないでしょうか。
「カウンセリング」のみならず、「コーチング」「コーディネーション」「ファシリテーション」といったものと重なる点も多くあります。だからこそ、カウンセリングを知らずとも授業づくりの視点を得るには興味深い内容だと感じています。
同年の著作「7つの習慣×アクティブラーニング」と合わせて読むことも効果的ではないでしょうか。 -
読んでよかった。早い話がヒドゥンカリキュラム的な細かい配慮が信頼関係を生むという話だった。