- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866210032
感想・レビュー・書評
-
図書館で見かけるたび気になっていた。
数ヶ月して観念して手に取った本。
作者はドイツ人。
イギリス、ストーンヘンジ周辺を訪れた際のインスピレーションを基に書かれた作品。
ソールズベリーの古い寄宿学校、因縁のゴーストとの恐ろしい出会い。
別のゴーストに退治を頼んだ代わりにその頼みを聞き入れる…、と、見返しのあらすじがほぼ全て。
ハリーポッターで見たような、イギリスのオバケ世界のイメージ。
顎髭氏の再登場から、ようやく話が盛り上がってきた。
ルームメイトのアンガスやステュが登場するのは良かった。
エラやその一族だけでは読みにくかったと思う。
巻末の親切な一覧表を読んで初めて、本書に出てきた幽霊はみんな実在の歴史人物だったと分かった。
ストートンも、ロンジェスピーも英国人には有名な人物なんだろうな。
日本でいえば、さしずめ、明智光秀の亡霊たちに命を狙われているので、源義経の亡霊に助けを求めた、みたいな感じかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
母が再婚しようとしている相手になじめず、反抗ばかりしていたジョンは、寄宿学校に入れられてしまった。しかし、ホームシックよりも恐ろしいことが起こる。ゴーストがジョンを付け狙っていたのだ。命の危険を感じたジョンは、ダメモトで大聖堂に眠る伝説の騎士ロンジェスビーに願いをかけた。すると…。
幽霊を見たいと思っているすべての人にとってまさに理想的な物語。さすがフンケです。 -
フンケの本で一番好きだった。スリルあり、ロマンスあり、歴史ものの面白さもあり。主人公のジョンと同じ年頃のティーンエイジのとばぐちにいる人達にはとても面白いと思う。
ジョンは母親の再婚相手と上手く行かず、ソールズベリの寄宿学校に無理に入学させられる。そこで謎の幽霊に命を狙われることになる…ね、面白そうでしょう。
タイトルは原題の”Geister Ritter”の訳なんだけど、ちょっと安っぽく見えないかなぁ。『幽霊騎士』じゃ駄目だったのか。古臭いと思ったのかしら。装丁は美しい。手に取ってみたくなる。 -
とてもファンタジーなのに主人公が現代っぽく毒舌な時があるので、現実ではあり得ないことでも違和感を感じずに楽しく読めました!
-
個人的にはイマイチはまれず。たぶん、ゴーストものが好きじゃないんだろうなぁ。
-
ヒロインのエラが好きだなあ。強い女の子はいいものだ。
-
イギリスときいてイメージする雰囲気が確かにある作品。
幽霊と騎士、寄宿学校、じめじめした空気。
作者がイギリス人ではないので、綿密な調査を下敷きにしているのか、イギリス人には常識なのか、作品の特性上なのかわからないが、少し歴史の勉強のようになっている所が気になった。 -
少しハリー・ポターに似ていて、面白かった。