ゴーストの騎士

制作 : 浅見 昇吾 
  • WAVE出版
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本棚登録 : 46
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866210032

感想・レビュー・書評

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  • 母が再婚しようとしている相手になじめず、反抗ばかりしていたジョンは、寄宿学校に入れられてしまった。しかし、ホームシックよりも恐ろしいことが起こる。ゴーストがジョンを付け狙っていたのだ。命の危険を感じたジョンは、ダメモトで大聖堂に眠る伝説の騎士ロンジェスビーに願いをかけた。すると…。
    幽霊を見たいと思っているすべての人にとってまさに理想的な物語。さすがフンケです。

  • どろぼうの神様を書いた人だけど…~ジョンは母と妹二人と暮らしていたが,そこに顎髭の歯科医が加わり,嫌でしょうがない。父も学んだというソールズベリの全寮制の学校に入れられ,義父となる人物を呪うが,慣れない内に,窓の下に三人のお化けが見えた。四人に増え,母の旧姓であるハートジル家の男は全部殺してやると叫んでいる。恐ろしさに聖堂に逃げるが,追ってきているようで追ってきてない。仲間には先生を脅かすためにやったと偽りを述べるが,エラだけは騙せず,幽霊を見たことを告白する。エラの祖母ゼルダ・リトルジョンは,ウィリアム・ハートジルが故に縛り首になったストートン卿で,ソールゼベリから逃げ出すしかないと言う。エラは大聖堂に眠るリチャード獅子心王の弟・ウィリアム・ロンジェスピーに頼るしかないと言う。閉館した後の聖堂の墓の前で跪いて祈ると,騎士が出現し,ジョンの手の中に獅子の紋が残された。地獄の犬二匹を連れたストートンが出現し,ロンジェスピーを呼び出して,退治して貰ったが,翌日,エラの姿が消えていた。脅迫状が届き,エラはジョンと引き替えに返すと言われ,エラの叔父・顎髭と嫌々ながらも協力し,聖歌隊の少年の幽霊からロンジェスピーに殺されたと告げられて,疑心暗鬼になっていたものの,ロンジェスピーを呼び出して,ストートンと4人の召使いを出現させなくした。約束は守らなくてはならない。ロンジェスピーの心臓を探し出し,レイコック大修道院のエラ・ロンジェスビーの銘板がある中庭に埋めた。ロンジェスピーは妻と一緒で,この世に姿を見せないのか?~『どろぼうの神様』って内容を憶えてない

  • フンケの本で一番好きだった。スリルあり、ロマンスあり、歴史ものの面白さもあり。主人公のジョンと同じ年頃のティーンエイジのとばぐちにいる人達にはとても面白いと思う。

    ジョンは母親の再婚相手と上手く行かず、ソールズベリの寄宿学校に無理に入学させられる。そこで謎の幽霊に命を狙われることになる…ね、面白そうでしょう。

    タイトルは原題の”Geister Ritter”の訳なんだけど、ちょっと安っぽく見えないかなぁ。『幽霊騎士』じゃ駄目だったのか。古臭いと思ったのかしら。装丁は美しい。手に取ってみたくなる。

  • 個人的にはイマイチはまれず。たぶん、ゴーストものが好きじゃないんだろうなぁ。

  •  母の恋人に思いつく限りのいたずらをしたせいか、11歳のジョンは、ソールズベリーの寮のある学校に入れられる。幼い時に亡くなった父の通っていた学校だ。
     ある晩、ジョンは幽霊に襲われる。ジョンのことを「ハートジル」と呼び、殺すと脅してきた。ハートジルは、ジョンの母の結婚前の姓。その場にいた人たちには幽霊の姿は見えず信じてもらえなかった。エラをのぞいては。幽霊にくわしいというエラの祖母ゼルダに相談すると、現れた幽霊はジョンの先祖を殺し絞首刑になった人物。ジョンが狙われているのはハートジル家の子孫だかららしい。エラの助言で、ジョンは大聖堂に眠る騎士に助けを求める。

  • ヒロインのエラが好きだなあ。強い女の子はいいものだ。

  • イギリスときいてイメージする雰囲気が確かにある作品。
    幽霊と騎士、寄宿学校、じめじめした空気。

    作者がイギリス人ではないので、綿密な調査を下敷きにしているのか、イギリス人には常識なのか、作品の特性上なのかわからないが、少し歴史の勉強のようになっている所が気になった。

  • 寄宿舎の学校に無理矢理転校させられた少年ジョンは、ある晩ゴーストたちに襲われる。
    魔女の孫娘エラのアドバイスで大聖堂に眠る中世の騎士を目覚めさせたジョンだったが、ゴーストたちを退治するかわりに騎士の願いを聞くことになり…。

    母の再婚相手が気に食わず散々イタズラを仕掛けた結果、寄宿学校に放り込まれた(と思っている)ジョンが、魅力的な女の子エラや魔女ゼルダ、そしてゼルダの息子でエラの叔父、さらには自分の母親の再婚相手である「顎髭」と、ゴーストたちの問題を解決することで一回り成長する、いい冒険物語でした。
    ゴーストたちも史実をもとに作ってあるので、現代のジョンやエラに繋がってくるのが面白いです。最後はロンジェスピーも幸せになれて良かった。

  • 少しハリー・ポターに似ていて、面白かった。

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著者プロフィール

1958年ドイツの西部、ヴェストファーレン州の町ドルステンに生まれる。ハンブルク大学で教育学を修め、卒業後、教育者としての仕事のかたわら、専門大学で本のイラストレーションを学ぶ。当初は子どもの本のイラストレーターとして出発。28 歳の時からは自分で文章も書くようになり、
以後フリーのイラストレーター、作家として活躍している。ドイツでもっとも著名な児童文学作家の一人であり、ウィーン児童文学賞、チューリヒ児童文学賞などこれまでに数多くの児童文学賞を受賞している。
著書に『どろぼうの神さま』『竜の騎士』『魔法の声』『魔法の文字』『魔法の言葉』『鏡の世界』(WAVE出版)などがある。

「2016年 『ゴーストの騎士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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