ゴーストの騎士

  • WAVE出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866210032

感想・レビュー・書評

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  • フンケの本で一番好きだった。スリルあり、ロマンスあり、歴史ものの面白さもあり。主人公のジョンと同じ年頃のティーンエイジのとばぐちにいる人達にはとても面白いと思う。

    ジョンは母親の再婚相手と上手く行かず、ソールズベリの寄宿学校に無理に入学させられる。そこで謎の幽霊に命を狙われることになる…ね、面白そうでしょう。

    タイトルは原題の”Geister Ritter”の訳なんだけど、ちょっと安っぽく見えないかなぁ。『幽霊騎士』じゃ駄目だったのか。古臭いと思ったのかしら。装丁は美しい。手に取ってみたくなる。

  •  母の恋人に思いつく限りのいたずらをしたせいか、11歳のジョンは、ソールズベリーの寮のある学校に入れられる。幼い時に亡くなった父の通っていた学校だ。
     ある晩、ジョンは幽霊に襲われる。ジョンのことを「ハートジル」と呼び、殺すと脅してきた。ハートジルは、ジョンの母の結婚前の姓。その場にいた人たちには幽霊の姿は見えず信じてもらえなかった。エラをのぞいては。幽霊にくわしいというエラの祖母ゼルダに相談すると、現れた幽霊はジョンの先祖を殺し絞首刑になった人物。ジョンが狙われているのはハートジル家の子孫だかららしい。エラの助言で、ジョンは大聖堂に眠る騎士に助けを求める。

  • 少しハリー・ポターに似ていて、面白かった。

著者プロフィール

1958年ドイツの西部、ヴェストファーレン州の町ドルステンに生まれる。ハンブルク大学で教育学を修め、卒業後、教育者としての仕事のかたわら、専門大学で本のイラストレーションを学ぶ。当初は子どもの本のイラストレーターとして出発。28 歳の時からは自分で文章も書くようになり、
以後フリーのイラストレーター、作家として活躍している。ドイツでもっとも著名な児童文学作家の一人であり、ウィーン児童文学賞、チューリヒ児童文学賞などこれまでに数多くの児童文学賞を受賞している。
著書に『どろぼうの神さま』『竜の騎士』『魔法の声』『魔法の文字』『魔法の言葉』『鏡の世界』(WAVE出版)などがある。

「2016年 『ゴーストの騎士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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