ヒロシマを伝える-詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち-

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866210087

感想・レビュー・書評

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  • 詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち

    著者の永田さんは原爆症の母親のもとに生まれ、決して多くを語らなかった母親の、その存在を通していつかヒロシマと向き合わなければならないと思っていたそうです。

    詩画、言論、紙片、ビラにいたる130以上に及ぶ資料から当時の社会運動について記しています。丁寧に書いておられます。当時のことは朝鮮戦争なくして語ることはできない。私の世代は現代史を学ばない世代で、家庭教育といいますが私の両親は何も語りませんでした。ただ戦争はいけません、のみ。せめて新聞読んどけば、と、後悔します。

    当時、原爆という文言じたい使うことが出来ず、占領下にあり発禁対象でした。その言論活動表現活動を本の中で追います。文中に「再建日共は朝連のなかで誕生した」とあり経緯等書いています。

    無くなるわけがない核や戦争、なので、二度と起こさないでと願う運動は笑われているような気持ちがします。(私の今現在の気持ちは、)

    朝鮮戦争で核を使うとする大統領の言及に憤り抵抗し闘う人がいても、実際に武器を持つ人を前にすれば、負けます。
    闘いの匂いのするもの、危うしに近寄らずは正しいのです。

    峠三吉さんの人生にも触れています。壮絶な死、どう触れていいのか私はわかりません。

    原爆被害者の会
    第五福竜丸
    運動と、分裂
    韓国朝鮮人被爆者問題

    詳しく知らないことばかりです。
    ひとりひとりが伝えたかったことを
    知りたいと思います。

  • 丸木美術館を訪れてみたい・・・。

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著者プロフィール

武蔵大学社会学部教授(メディア社会学)。元NHKプロデューサー。「ETV2001」番組改変事件の当事者として政治家の介入を証言。『NHKと政治権力』(岩波現代文庫)、『ベン・シャーンを追いかけて』(大月書店)、『奄美の奇跡』『ヒロシマを伝える』(以上、WAVE出版)ほか著書多数。

「2018年 『フェイクと憎悪 歪むメディアと民主主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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