家を買いたくなったら (令和版)

  • WAVE出版 (2019年9月5日発売)
3.65
  • (12)
  • (30)
  • (28)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 277
感想 : 24
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784866212340

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • そろそろ家を買いたいねと話し始めて2年ほど。戸建がマンションか新築か中古か、購入する住まいの地域の環境はどのようなところが良いかなどは話していたが、その後、転勤に共なう転居などがあり、ちょっと小休止状態になっている我が家。
    また、実際に買うとなると具体的にどのように動けばよいのかわからないので、それを知りたくて手にした一冊。結論からいうと購入前に手にしてよかったです。この本を指針に動いていけば良いなと思いました。夫とも知識を共有したいので、まずはこの本の要約を作って、夫に見せるところから始めようと思っています。

  • まさに本書のタイトルどおり、家の購入を考え始めたので、手に取りました。初心者としては、全般的に考えなくてはいけないことを整理してあり勉強になりました。
    人口減少社会における住宅の需給バランスの話は、焦る必要はないと引き戻してくれます。
    「どんな家に住みたいか」その中での優先順位は?
    これは先日初めてのモデルルーム見学の営業の方にも言われました。これから色々見ていくのに、大切な軸を3つぐらいに絞った方がいいですよ。と。
    住宅ローン、住宅ローン控除、金利、税金のお金の話。そして物件価格や物件価格の考え方。10件以上は見学して横並びで整理しよう。値引きを打診するタイミング。現地だけでなく、周辺環境、中古なら法務局、自治体の防災課へも足を運ぼう。
    どの項目も分かりやすく書かれていて、納得感がありました。これから購入を考えたい方、不動産購入の予備知識がない方にはお勧めです。

  • 今後、まだまだ先にはなりますが、家の購入を考えています。予備知識として不動産購入に関しての知識を得ておこうと思い、本書を手に取りました。覚え書きになりますが、印象に残ったところを箇条書きにします。

    ・40代後半の団塊Jr.世代が不動産購入の適齢期であることや団塊Jr.を境に若年者の人口は減っている現実を考慮すると、不動産需要は減っていく一方である。すなわち、高騰している不動産価格は下がっていくことが予想される。
    →性急に不動産の購入するのではなく、賃貸でしばらく生活することも一案である。
    ・不動産購入に際しては上物の家のことばかり考えてしまいがちだが、防災面や土地柄なども考慮しておかなければならない。また、所在地の小字や大字は土地柄を想定する手がかりになる。"水"や"火"という文字には注意。
    →後回しにしがちなハザードマップや液状化マップの確認。でも、しっかりと見ておかなければ後で後悔することに。。
    ・2000年に住宅品質確保促進法が施行され、住宅の10年保証が義務化されたが、修繕費用を支払う能力を失った場合は泣き寝入りしかねない状況にあった。そこで、2009年(H21)10月1日、住宅瑕疵担保履行法が施行。これにより、倒産などで履行能力を失ったときに備え、売主や施行業者は住宅瑕疵担保責任保険に加入する義務が生じた。
    →10年保証がより確実に。
    ・検査済証は設計どおりに建築されていることを証する書類。これがない住宅は欠陥住宅である可能性もあり。

    気をつけること
    1.衝動買い
    2.質問しない
    3.情に流される
    …自分はこの傾向があるので気を付けよ。



  • 新築マンションから中古一戸建て、はてはリゾートマンションまで、家を買いたくなった人が気をつけること、やるべきことの具体的な道標が惜しげもなく盛り込まれている。
    旧版から改訂版へ、そして今回の令和版。
    改定を重ね時代にあった情報に刷新して出版し続けてくれていることに感謝したい良書だった。

    なにを求めて家を買うのか土台からしっかり考えつつ、ここで学んだ情報を集めて理性的に考えていく。

  • 家を購入したくなった時に考えるべき、家探しの方法・不動産会社との付き合い方・住宅ローンや税金のお金周り、値引き交渉のタイミングなど幅広く網羅されていて、勉強になった。

    元々購入より賃貸派であったが、この本を読んで、賃貸の方が良いかもしれないという思いが強まった。ただ10件以上の物件を見て回るなどの家探しの基本は、賃貸でも当てはまることなので参考になった。

  • まわりが家を買い始めたので、焦る気持ちもありましたが、必ずしも賃貸が悪いわけではないし、ゆっくり考えよかな…と思えました。
    ましてや人に流されやすい(相手を信じやすい)ので、営業マンをちゃんと見極め、”お任せ”しないように、対戦したいなと思います。
    知識については一回読んだだけではよくわからないので、また時期がきたら読み直したいです。

  • よかったよ!まさに家を買いたくなった人が読むべき本!

    正確には

    (別に急いでるって訳ではないんだけど)
    家を買いたくなった
    (予備知識なく気になる物件をネットで見て日取りが合えば数件内覧してまわってみるものの堂々巡りになって先に進まない貴方のような)
    人が読むべき本

    そう、私のことです。先に進みます。

  • 金利によるローン全額の違いの一覧がいい。家を買いたい!と思った時、冷静になれる本

  • 家を買うにあたって気になることが多岐に渡って書いてあり参考になった!

    敷地面積で謄本上の公簿面積と実測面積が異なる時は注意が必要
    土地などを契約する前に実測図と現地を比べ境界杭をチェックする
    隣地の建物や物置、室外機などが境界を越えてないかも契約前に確認する

    中古一戸建ての買い方
    ・検査済書の有無
    ・なんらかの10年保証が付いた建物かどうか
    ・新耐震基準以降の建物かどうか
    ・施工業者の調査(第三者)

    販売開始から3カ月で売れる「即完」で賞賛
    6ヶ月以内の完売もオッケー
    竣工されるまでに売れれば良し

  • 【337冊目】家を買いたくなったので、図書館で借りました。が、手元に置いておきたくなるぐらい、原則的なことが分かりやすくまとまっています。

     検査済書を確認しようとか、
     中古なら第三者のインスペクション入れた方が良いとか、
     ハザードマップや新耐震かを気にしようとか、
     契約書や重要事項証明書は確認するために何日も猶予を得るべきとか、
     値引きに喜んでばかりいないで理由を考えようとか、
     ネットばかりでなく地元の不動産屋に行くべしとか、
     家や土地は必ず自分の目で見るべしとか、
     「税金を制する者は不動産を制する」とか、

     うっすら知っていたけどやっぱりそうなんだな、と改めて基本の大切さを思い知らされた感じでした。
     とりあえず目の前の関心事項(不動産業者と民間ローン)を下にまとめておこう。

    ◯不動産業者との付き合い方 基本の4原則(p75)
    1 しっかりと返事を返す
    2 リップサービスは禁物
    3 業者さんの車に乗らない
    4 不動産業者さんの善し悪しの見分け方
    ・「早くしないと他で決まるから…」などと契約を急ぐ
    ・「心配しなくても大丈夫!」と、俺に任せておけタイプで、説明をしない
    ・人相の悪い担当者、社長
    ・時間や約束にルーズ
    ・物件の欠点に言及しない
    ・質問事項や要望にあいまいな対応しかできない
    ・不動産知識のない、宅建取引士でない者が営業している
    ・言葉遣いが悪く、なれなれしい態度
    ・ノルマに追われ過ぎて常に焦っている

    ◯民間ローンの比較ポイント
    1 固定、変動、一定期間固定で後に変動、の3パターンの金利比較
    2 事務手数料、保証手数料はいくらか
    3 繰り上げ返済の、最少額と手数料の確認比較
    4 団信の内容(ガン保障、三大疾病保障、高度障害になったときの全額免除など付帯的特約サービス)

    ◯東京のような都会では「掘り出し物」はないと思っておくべし。仮に市場価格より20%安い物件が売りに出たとしても、必ずしも不動産業者がすぐに買ってしまい、諸経費をオンしてすぐに再販してしまうから。個人が目指すべきなのは、
    ・価格的には相場であるが、総合的に良い物件
    ・優良な物件であるが、それほど高くない
    という出会い。
     割安な物件を目指すなら、多くの人が注目していないエリアや、何か大きなマイナス要因を許容すること。

     ちなみに、読後に持ち家不要論のホリエモンと勝間和代さんの動画を見て一気に賃貸派に気持ちが傾きました笑
     著者は持ち家でも賃貸でもどっちでも良い派らしいです。ただ、80歳になるお母様に軽い認知症が来たときに「とりあえず家さえあればなんとかなる」と思えたという話は心に残りました。老人ホームに入るにしても費用が高額になるが、家を売ればなんとかなる(これは賃貸派から、簡単に売れない・資産的には中古なんてマイナスなどと反論がありそうですが。)。また、バリアフリーにしたい、防犯カメラをつけたいなどと思っても賃貸なら自由がきかないが持ち家なら…ということのようです。
     人生100年時代の住居選択は一筋縄にはいかないですよね…

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

株式会社長谷川不動産経済社代表。東京都立川市生まれ。立教大学経済学部卒業。
旧リクルートコスモス(現コスモスイニシア)にてビル・マンション企画開発事業、都市開発事業に携わった後、1996 年に独立。
以来一貫して全国にて個人・法人の不動産と投資、賃貸経営に関するコンサルティング・ 顧問業務を行う。
自身も現役の不動産プレイヤーかつ投資家として、評論家ではなく常に現場と実践にこだわり続けている。
一方で、全国での講演活動やメディアへの出演を通じて、不動産全般や投資について高校生にでも理解できるよう分かり易く解説することを信条としている。
著書に『不動産 2.0』(イースト・プレス)、『家を買いたくなったら 令和版』『はじめての不動産投資』(共にWAVE 出版)などがある

「2022年 『50代、家のことで困ってます。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長谷川高の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×