10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

著者 :
  • WAVE出版
4.27
  • (5)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 966
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866213033

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • TwitterでバズってたのでKindleで買ってサッと読んでみた
    タイトルにもある通り中高生に向けて先生に詭弁で騙されないように書かれた本ではあるけどこういった言葉はむしろ社会に出てからの方が俺は多く出会ってるような気がするので今読めてよかった

    なんていうか、議論とか対話できる人ってほんっっっとに少なくないですか?
    自分が今たまたまそういう環境にいるだけでもっと教育レベルの高い組織にいれば違うのかもしれないけど、それにしても多分無作為に日本人を引いていったとしても、きちんと議論•対話できる人って10人か15人に1人くらいだと思う 俺の体感では10%は切ってる(自分はできていると信じたい)
    (この思い込みすらすでに勘違いの始まりでしょうか??自分は本当に正しい議論をできているのか?という監視は常にもう1人の自分でやっておかないとダメですね)

    ここ1年くらい特に思うんだけどTwitterとかYouTubeのコメント欄における治安がマジで笑えないくらいの壊滅状態になってると思ってて、いわゆるノイジーマイノリティ的なユーザーが目立ってるだけかもしれないけど、こんな内容の(問題提起しているようであんまり本質的でなかったりファクトチェックが甘かったりする)ツイートが1万いいねとかついてバズってんのやばくね?みたいなことがすごく目につくようになってる(少なくとも俺の観測できる範囲においては)
    ポピュリズムっていうんかな、本質的なことには触れずにそれっぽいフレーズとか大喜利的な(語幹が良かったりウィットに富んだ)主張が支持されてる感じ?

    このへんもこの本に関係してる感じがしてもっと深掘りしたいのだが多分めちゃくちゃ時間がかかってしまいそうだ

    要は問題の本質を捉えられる人って超少ないから、普段からこの本に書かれてるような問題の分解を丁寧にやってその精度とスピードを上げていかないと実際のシーンではずるい言葉で言いくるめられたり逃げられてしまうよという感じ

    あとはあれだね、最近よく取り上げられるけど本当に厄介なのって人の悪意よりも善意とか正義感だね
    正しいと思って行動することの、その正しさを常に疑う姿勢を持たないと誰かを傷つける可能性があるんだよってことはほんと常に忘れないようにしたい
    人を傷つけないって難しいな〜〜

  • おぉ、読んでみたい。

    家庭教師バイト中、中3の女の子と話していて自分の中高生のころを思い出した。

    「私も、中学生の頃が人生の中で一番不安だったし、理不尽に感じたり居心地悪いことが一番多かったよ」
    こ言葉にしていたら、本当にそうだったなぁって思ったし。
    中高生の頃の自分は、どんなことに縛られていたのだろうか?って純粋に今知りたくなった。

    実際中学生、高校生って苦しくて居心地悪い時間多い時期だし、それも今振り返ったら学びだし大事な時間だし今の自分を構成する糧だけれど。

    当時の自分かけるならどんな言葉があるんだろうか? 
    そう考えるとなんか意外と、私大事にしたいこと変わってないなぁ。
    (ある意味ではあまり成長してないかも、、?)

    昔から周りの人笑っててくれて、自分も楽しくいられる。
    そんな環境にしたい。

    という素直な気持ちから、大なり小なりは別にして、常に向き合ってきたし、逃げてなかったなぁって思う。

    変わったことは、今の方が自信を持って、自分のこと好きって言えるくらいだなぁ。

    家庭教師、こちら側が学ばせてもらうこと多い

  • すごくよかった!!!!!
    10代から知っておきたいとあるけれど、これを現役中学生高校生の時に読めていたらどれだけ良かったかなと思った。
    基本的には「ずるい言葉」の話だけど、著者が差別を考える社会学者なだけあって、途中でフェミニズムにまつわる話やLGBTQの話が出てきて、学生の頃ってなかなかフェミニズムに触れたり知ったりする機会がなかったように思う(LGBTGについても同様に)ので、こういった中高生にも分かりやすい平易な文と手を伸ばしやすいイラストで作られた本に、こういった内容ががっつり入って来てくれているのは貴重だし価値だと思った。
    特に痴漢の話だと、一番被害を受けるのはその年代なので、「傷ついていると認めてもらえなくて傷つく」当事者がもしこの本に出会って読んだとしたら、救いだろうなと思った。
    また、それ以外にもたくさんの哲学や社会学用語が出てきて、深堀りしたい人は割とそこからどこまでも探していけるし、大人の初心者にとっても分かりやすい入門書のようなものだと感じた。

  • 月並みな感想だけど、まず、とても良い本だと感じたし、感動した。10代から知っておきたいと、題名にある通り、とても分かりやすく書かれていると思う。29のずるい言葉がのっているわけだけど、そのすべてでなじみのある学生生活の一場面を例に挙げていて、とても丁寧に説明している印象をいだいた。作者の人柄も書き方からにじみ出ていて、謙虚で決して押し付けることはない。けれどどうしてこの言葉が「ずるい」のか、その言葉の裏にどのような意味があり、どうして他人を傷つけてしまうのかがとても分かりやすく書かれていた。30代の自分も使ってこのずるい言葉を無意識に使ってしまっていたり、心の中で思ってしまったりしていて、反省・・・。この本を多くの人が読んで、世界が(極端ではなく・・)少しでも良くなれば良いと思わずにはいらない。時々読み返して、自分の発言に向き合っていきたいと思う。

  • 基本的には納得できる部分が多かった。例文となる会話があり、その後に解説があるため、読みやすい。
    一読した限りでは、「ずるい言葉」が使われる背景には、対象を知ろうとしないとか物事に対する決めつけだとか、もしくは自分の考えを正当化したいといった気持ちがあるのかなと把握した。あとはこうあってほしいという願望。

    ただ一方で内容が極端に思える箇所もあった(何度も読めばちゃんと理解できるかもしれないので、あくまで現時点である)。

    とはいえ、自分自身の言葉を気をつけようと改めて思うことができたので、一度読んでみるのはありだと思うし、内容を鵜呑みにするというよりは自分自身で考えながら読むのがいいと感じた。

  • よく聞く言葉だけど、使わないようにしたい。

  • すべての教師は読むべし。親も読むべし。とりあえず、大人は全員読みなさい! そして反省して、子どもにこの本を贈って、大人をビシバシに鍛えてもらいましょう…

  • 2020年9月新着図書

  • いくつかの「やっちまった」と「そうそうあるある」と「それダメだった?」が混在するのでとても忙しい。

    学校で使うとしたら、意見交換をきちんとやる前提条件として、この本で地ならしをしておくとスムーズじゃないかと思う。

    ○個人的やらかしがち「トーン・ポリシング」
    弱い立場の人が抗議する、怒る、それは正当な事なのだと認めるべきで、それをされたら自分が相手に対して不当な事をしていたのだと理解しなくてはならない。
    もちろんこれは、自分が相手に不当な事をされたら抗議し、怒り、ケンカを売り返してもいいのと同じ。
    ケンカする前にお互い気づけたら一番いいのだろうけど、実際はコンクリートで殴りつけるくらいの強さで「ノー!」と言わないと気づいてくれない人もいるわけで。

    いつも戦ってばかりじゃ疲れるけれど、でも怒るべき時にはちゃんと怒っていかないといけないのだろうな。

    福沢諭吉の「新女大学」で「女性は真綿で首を絞めるように優雅に」というあたりがすごく引っかかっていたのは、この辺の事だったのだろうと思った。

  • 自分が発した過去の発言を思い出して、穴に隠れたい気持ちになった..... あの時の発言は、自分の狡猾さや悪意が表面化したために、「ずるい言葉」が口から出てきてしまったんだな......

    正直なところ、自分にとって価値観が新しすぎて、吸収しきれてない部分もあるけど、繰り返し読んで吸収していきたい。「ずるい言葉」か減って、より風通しの良い人間関係を気づいていきたい。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

森山至貴(もりやま・のりたか)
1982年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(相関社会科学コース)博士課程単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教を経て、現在、早稲田大学文学学術院専任講師。専門は、社会学、クィア・スタディーズ。

「2020年 『あなたを閉じ込める「ずるい言葉」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森山至貴の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
ソン・ウォンピョ...
西 加奈子
伊坂 幸太郎
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印

10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」を本棚に登録しているひと

ツイートする
×