映画の感傷 山崎まどか映画エッセイ集

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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866470962

作品紹介・あらすじ

スクリーンに映し出された、心が痛くなる瞬間、
小さな物や、恋人たちの視線。

まどかさんの灯す道標のもと、幾人もの女の子が、輝かしい躓きを知ります。
傷つく未来を予感しながら、文化と恋に落ちるのです。――山戸結希(映画監督)

待望の映画エッセイ集。
2011年からの女子映画大賞もコンプリート!

おもな内容
はじめに鑑賞のスーベニール

1映画の彼女とわたしたちの傷あと

はじめてのルノワール―『ピクニック』
どうしようもない私たちの物語―『タイニー・ファニチャー』
不器用な女子を祝福する「ハ」―『フランシス・ハ』
レディ・バードのきらめく傷あと―『レディ・バード』
アメリカのコメディエンヌたちの最前線―『ブライズメイズ史上最悪のウエディングプラン』
勝ち組女子のその後―『バチェロレッテあの子が結婚するなんて!』
コメディのロマンティック・ヒーロー、エイミー・シューマー―『アイ・フィール・プリティ人生最高のハプニング』
ガールズ・ワールドの共通言語―『ビューティフル・デイズ』
17歳をめぐる名作たち―『17歳』
愛らしいアマチュアリズムが胸を締めつける―『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』
少女たちが貪る甘美な悪夢―『ネオン・デーモン』
今を生きる私たちに贈る彼女のストーリー―『コレット』
ラス・フォン・トリアーが大嫌い―『メランコリア』
少女の普遍を描いたダークなおとぎ話―『イノセント・ガーデン』
いつか、その夢から覚めたとき―『ガール・オン・ザ・トレイン』
20世紀の女たちへ―『20センチュリー・ウーマン』
男のいない女たちの世界―『TheBeguiled/ビガイルド欲望のめざめ』
まるっきり山岸凉子のマンガみたい―『ブラック・スワン』
光が差す方向に、少女たちは走る―『裸足の季節』
彼女と、彼女に見捨てられた町の物語―『さよなら、退屈なレオニー』

2映画はファッションと街で見る

タータン・チェックのプリーツ・スカートよ永遠に―『クルーレス』
アメリカ女子大生ファッション・クロニクル
いま、最もオシャレな映画監督は誰?
「コッポラ二世」、実はロマン派―『チャールズ・スワン三世の頭ン中』
映画人からファッションを学ぶ
純白であるほど罪が深い、ホワイト・スーツの美学
ファッションから浮かび上がる
60年代南部の女性たち―『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』
アルモドバル監督が描く憧れの女優たち―『抱擁のかけら』
ファッション・ショーのために見る映画
ブログによって広がる「ささやかだけど豊かな小宇宙」―『ジュリー&ジュリア』
イースト・ヴィレッジでエリナ・リグビーを探す―『ラブストーリーズコナーの涙』『ラブストーリーズエリナーの愛情』
映画愛に溢れたニューヨークのファンタジー―『マイ・ファニー・レディ』
映画の中に残されたブルックリンの奇跡―『スモーク』
ニューヨークと自然史博物館とデヴィッド・ボウイ―『ワンダーストラック』
丸の内と若尾文子が輝いていた時代のコメディ―『最高殊勲夫人』
東京女子が素敵な映画

3思春期というアメリカ映画の神話

ジョン・ヒューズならどうする?―『すてきな片想い』
思春期前夜のスランバー・パーティ―『アメリカン・スリープオーバー』
今をときめくコメディアンたちがみんなで過ごした、あの夏―『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』
永遠の少女と大人になってしまう少年の悲しみ―『モールス』
新たな青春映画のスタンダード―『きっと、星のせいじゃない。』
ねえ、暗闇の中にいる君
映画の中のティーンエイジャーのお部屋
正統派ビーチ映画としての『スプリング・ブレイカーズ』―『スプリング・ブレイカーズ』
ジョン・ヒューズの「1958年の夏休み」
奇妙な救世主、カットニス・エバンディーン―『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』
スモールタウンのアメリカ的なイノセンス―『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
フィクションとノンフィクションの境目―『アメリカン・アニマルズ』
ループする思春期―『ヤングアダルト』
大人になれない世代のための、新しい青春映画―『ヤング・アダルト・ニューヨーク』

4未熟なロマンス、大人のロマンス

ハッピー・エンドのために~ロマンティック・コメディ映画における12のルール
恋のゲーム、神様のゲーム―『夏の夜は三たび微笑む』
拝啓ティモシー・シャラメ様
まなざしだけがふたりをつなぎとめる―『ポルト』
メイク・ミー・ブルー―『ムーンライト』
バリー・ジェンキンスの恋人たち―『ビール・ストリートの恋人たち』
ウィーン・パリ・東京九年間のディスタンス―『ビフォア・サンセット』
まだそこから先がある―『ビフォア・ミッドナイト』
ルカ・グァダニーノの「ゴダールならどうする?」―『胸騒ぎのシチリア』
大人になりきれない、今時の大人の恋愛―『おとなの恋は、まわり道』

名画座日記
myfavorites
私のニューヨーク映画ベストテン
私の好きな2010年代ロマンティック・コメディ
TheWomen
私たちのための、新しいマリリン・モンロー
永遠の反逆少女、ウィノナ・ライダー
キルスティン・ダンストだけが起こせる奇跡
ジェシカ・チャステインの体現するアンチ・ヒーローな女性像
アニエス・ヴァルダを愛さずにはいられない
女子映画大賞





装画:リアン・シャプトン
ブックデザイン:川畑あずさ

感想・レビュー・書評

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  • なんだかんだいって、わたしも、ロマコメ、青春モノ、チックリットあたりが大好きなので、山崎まどかさんと映画の趣味が似ているところがあるんだと思う。
    それでもわたしが見ていない映画知らない映画がものすごくたくさん出ていて、見たい映画がまたものすごく増えてしまった。。。あと、やっぱりプロだから当然なんだけど、すごい知識だなあと心底感心させられるような。ただの映画好きとは全然違うわけで、いろいろ見識を深められたというか、すごくためになった。
     いちばん好きだったエッセイは「マンチェスター・バイ・ザ・シー」についての「スモールタウンのアメリカ的なイノセンス」かも。「アメリカ的なイノセンス」。そういうのが、わたしがアメリカを好きな理由のひとつかもしれないと思ったりした。。。

  • とても幸せな気持ちになりました
    映画が好きな人はワクワクしながら読める‼︎

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著者プロフィール

コラムニスト。女子文化全般、海外カルチャーから、映画、文学までをテーマに執筆。
著書に『オリーブ少女ライフ』(河出書房新社)『女子とニューヨーク』(メディア総合研究所)『イノセント・ガールズ』(アスペクト)『優雅な読書が最高の復讐である』(DU BOOKS)、共著に『ヤング・アダルトU.S.A.』(DU BOOKS)、
翻訳書にレナ・ダナム『ありがちな女じゃない』(河出書房新社)など。

「2019年 『映画の感傷 山崎まどか映画エッセイ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山崎まどかの作品

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