「意識しない」力 うまくいくときは、結局みんな、自然体

著者 :
  • 文響社
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866510439

作品紹介・あらすじ

テレビで人気の医師が、ついに解明!!!
アスリート、医療現場で実証済みの「潜在能力」を引き出す21のコツ!

「本番に強くなる」
「結果を出せる」
「人前で上がらない」
「潜在能力を引き出せる」
「土壇場に強くなる」
「ゾーン状態に入れる」
……を、医学の力で実現!

想像以上の「いい結果」が出るとき、
私たちは、「力まず、自然体」に動けています。

その力を引き出す「科学的な方法」を紹介します!

感想・レビュー・書評

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  • 人はみな、他人の目を意識したり周囲からどう思われるかと意識が強い、そこを意識すると自分の力が発揮できなくなる。
    無意識の力を味方につければ、自分の持てる力をいかんなく発揮でき、ここぞという時に最高のパフォーマンスを出すことが出来る。
    無意識の力を上げるには、ゆっくりとした深い呼吸をして副交感神経を働かせることが大事。

  • ストレスの最大の原因は「他人」と「周囲」であり、それらに「意識を縛られた生活」によって生み出される。
    自律神経のバランスを取り戻すのに一番手っ取り早いのは「深呼吸」をして、「呼吸」に意識を集中させる。
    自分の中の無意識に光を当てて、味方に付ける。つまり、マインドフルネスそのもの!
    そして、「意識して取り組んでいること」を、少しずつ自動化していくことで「無意識化」することが重要。
    自動化する対象は「何かを決めること」や「何かを探すこと」が取り組みやすい。
    散歩(ゆっくり歩く)や片づけも、フォルトモード・ネットワークの活動を盛んにさせる効果がある。
    また毎日の終わりに3行日記を手書きで書くこともお薦め。「今日いちばん失敗したこと」「今日いちばん感動したこと」「明日の目標」という3つのテーマを、それぞれ1行の簡潔な文にまとめて書く。
    時の流れを速く感じている人は、日々目の前の仕事に追われて「意識/無意識」のバランスが崩れている証拠。そのためには「無意識」に目を向けることが重要。



    ・人を乱れさせる最大の原因は、「他人」と「周囲」だと考えています。他人の目を意識したり、他人に自分をよく見せようとしたり、周囲からどう思われるだろうと考えたり、他人や周囲の人にマイナスの感情を抱いたり、そういったことを気にし始めたとたん、人は心身を乱れさせ、みすみすパフォーマンスを低下させてしまうものなのです。

    ・人は何かを選んだり決めたりするとき、私たちの心身は一時的な緊張状態にあり、私たちが抱えるストレスの多くは、「決定しなければならない物事が多すぎる」ことが大きな原因になっていると述べています。

    ・私たちは日々、何かを選ぷたびにどうでもいいことに対して迷わされているし、何かを探すたびにどうでもいいことに対して焦らされている。そして、こういう「迷い」や「焦り」が、私たちの仕事やスポーツなどのパフォーマンスに、微妙な狂いや乱れをもたらしているというわけです。ですから、仕事やスポーツなどで、いつも通りの自分らしい高いパフォーマンスを発揮するには、日常のこまごまとしたことを「選ばないで済む」「探さないでいい」ようにしておくことがとても大切なのです。

    ・ゴルフはたいへん繊細なスポーツであり、ショットを打つときなどはちよっと力んだり心を乱したりしただけで、てきめんに影響が出てしまいます。だから、そうならないように、ショットを打つ前にクラブを振ってみたリステップを踏んでみたりといった「いつも繰り返し行なっているルーテイーン動作」を行なって集中を高め、いつも通りの力を出せるようにしているわけです。

    ・あれをやらなくちゃ、これをやらなくちゃ、何時までにどこそこへ行かなくちゃと振り回されたり、他人の言動にいちいちカチンと来たり、一向に進まない仕事にイライラしたり、約束の時間に遅れそうで焦りまくたり・・・。そんな目先のことにばかり縛られていて、本当にやりたいことは何もできないまま、もんもんとした日々を過ごしてしまっている。こうした「意識に縛られた生活」こそが、ストレスをためる最大の原因なのです。

    ・ー日、仕事をしたり他人とコミュニケーションをとったりしてふつうに活動をしていれば、自律神経は乱れるのが当たり前。おそらく、「部屋が散らかっていて嫌だな」と思ったくらいのストレスなら、みなさん、1日に数え切れないくらいの回数を経験していることでしょう。
    ・ただ、そういう小さなストレスを意識するたびに、自律神経はバランスを崩しているのです。また、こうしたストレスが日々積み重なっていくと、バランスの崩れはどんどん大きくなっていくことになります。
    ・ですから、小さなストレスだからといって油断をして放置していてはいけないのです。むしろ、自律神経を乱れさせないためには、日々の小さなストレスにこそ気をつけなくてはいけないと考えるべきでしょう。

    ・副交感神経を上げて自律神経のバランスを整えることのできる「いちばん手っ取り早い方法」は、ゆっくりと呼吸をすることです。
    ・私たちの健康コンディションは、呼吸の状態がいいか悪いかで非常に大きな差がつきます。なぜならば、呼吸の良し悪しが血流の状態を決定づけているからです。

    ・無意識の力を引き出すには、日々の喧騒から離れてゆっくりと自分の状況を振り返る時間を持つことが大切です。無意識を目覚めさせるには、ぼんやりと「無」になれる時間を過ごすことが不可欠なのです。
    ・何も考えずにぼんやりする時間は、自分の中の無意識にスポットライトを当てている貴重な時間。無意識を目覚めさせるために必要不可欠といってもいいのです。それに、ぼんやりといろんなことをイメージしたり考えたりする習慣は、脳の機能を健やかに保つためにも欠かせないものであることが分かってきています。私たちの脳には、ぼんやりしているときに活発になる「デフォルトモード・ネットワーク」というシステムがあり、このネットワークシステムがさまざまな重要な働きを行なっているのです。
    ・デフオルトモード・ネットワークは、何もせずにボーッとしているときに活動が高まって、仕事や作業、会話、読み書きなどの「意識的な活動」をしているときには活動が低下する脳内ネットワークです。なお、この「ぼんやりモード(デフォルトモード)」に移行したとき、脳内のさまざまな領域で、その活動が活発になることがわかってきています。

    ・ここまで私は日々の生活で(無意識の存在を忘れて)意識に振り回されっぱなしになることのマイナス面を唱えてきたわけですが、別に「意識すること」自体が悪いわけではありません。
    ・とくに何かの新しい物事を学んだり、何かのコツや技術をつかんで上達させたりする際には、体の動きなどの「かたち」や「型」をしっかり「意識をして」取り組む必要があるわけです。

    ・私は、無意識の窓口は、生活の中に「自動化部分」を多くつくればつくるほど広くなっていくと考えています。自動化することは、別に何だっていいのです。ただ、先にも述べたように、人間にとって「何かを決めること」や「何かを探すこと」はけっこう大きなストレスになるものなので、そういうストレス(意識)をなくせるようなことを中心に「自動化」を進めていくといいでしょう。たとえば、「ネクタイは曜日ごとのローテーションを決めておく」など。

    ・歩行のように「あまり頭を使わなくてもいい単純な身体動作」をしていると、だんだん大脳の意識的活動のレべルが下がってきて、代わりにデフォルトモード・ネットワークの活動がさかんになってくるのです。
    ・歩く速さと気持ちの落ち着きのなさはシンクロしていて、焦っているときやイライラしているときは自然にせかせかと歩くようになります。しかし、これをあえてスローテンポで歩くようにすると、不思議と気持ちが落ち着いて、冷静な思考や行動ができるようになってくるのです。

    ・片づけは無意識を磨く道に通じています。できれば、1日1回、何かを片づけたり整理したりするのを習慣にするといいでしょう。そうすれば日々の片づけの積み重ねが、無意識を大きく育てることにつながっていくのです。

    ・手書きでていねいに文字を書くと、自律神経のバランスが整い、自分の中の無意識が照らし出されます。こうした手書きの効果を習慣化していくのにもっともおすすめなのが、「3行日記」をつけることです。この日記は、「今日いちばん失敗したこと」「今日いちばん感動したこと」「明日の目標」という3つのテーマを、それぞれ1行の簡潔な文にまとめて書き落としていくというもの。これを書こうとすると、当然その日1日の出来事をぼんやりと振り返ることになるため、先に述べたデフォルトモード・ネットワークが効果的に刺激されることになります。さらに自分の考え方や行動を客観的に捉える習慣が身につくようになるのです。

    ・きっとみなさんの中にも、「次から次に目の前の仕事をこなしているだけで、もう1週間が経ってしまった」とか「年が明けてそれほど経っていない気がするのに、気づいたらもう夏前だった」とか、時の流れを速く感じている方が多いのではないでしようか。
    ・しかし、このように日常の流れを速く感じるのは、「意識/無意識」のバランスが崩れている証拠。すなわち、「あれをやらなくちゃ」「これもやらなくちゃ」と目先の意識を追いかけてばかりで、自分のこと(無意識)を振り返る余裕のない生活を送っているために、日常という「川の流れ」にどんどん押し流されて、気がついたときには多くの時間が過ぎ去っていたという事態になってしまうんですね。
    ・悪い流れにハマらないためにも、日々日常に流されないようにしていかなくてはなりません。そして、流されないためにも、日々の流れの中で立ち止まって、自分の状況を振り返り、自分の中の無意識の声にしっかり耳を傾けていかなくてはなちないのです。

  • よいパフォーマンスをするには意識しないようにするのが大事。ルーティンなどは最近の流行りでもある。毎月少しずつ自動化するものを増やしていくのはチャレンジしたい。

  • 1960年生まれ、順天堂大学医学部教授、小林弘幸氏の「意識しない力」、2017.12発行です。「うまくいくときは、結局みんな、自然体」、そうかもしれませんね(^-^) 交感神経(アクセル)副交感神経(ブレーキ)のバランスが大切なのに、現代人の心身は仕事やストレスでアクセルばかり、疲労困憊の状態になりがちと。日々の生活で副交感神経(無意識)の働きを引き上げるよう勧めてます。例えば、瞑想、深呼吸、ヨガなどで自分の体と向きあう、散歩、ぼんやりする、SNSに振り回されない、手書きで丁寧に文字を書く、謙虚 など。

  • 意識しない力とは、無意識の力ことであり、副交感神経系の力のこと。意識することで失敗しがちであり、交感神経優位でストレスフルな日常からすれば、無意識に動けるほど鍛錬熟達し、ときにぼーっとすることも大切なのは同意できる。
    しかし、何にでも無意識に動けるオートパイロットが必要&大事かと考えると、たとえば歩きスマホに熟達する必要はないと思う。また、周囲の危険を意識すべき状況でぼーっとするのも事故の元だろう。
    最終的には、無意識と意識のバランス、交感神経と副交感神経のバランスが大切ということになるのだとしても、では無意識の力が求められる場面や状況が整理して提示されていないので、結果的にどこかで聞いたことがあるような情報でしかなくなっている。
    18-40

  • 今まで克服したい苦手や、改善したいことに必死に意識を向けていた自分が馬鹿らしくなりました(笑)無意識で心身の力が抜けているときこそ、直観力や感性が研ぎ澄まされ、パフォーマンスが上がるのです。また、世の成功者たちが実践している、『無意識力』を上げるための小技も紹介していて、実践的な本になっています。早く出会いたかった笑

  • 日々の生活を流れるように、筆者の言葉で言えばストレスなく、していくために、小さな工夫を積み重ねていく大切さを感じていたので、パラパラめくって著者の考えに共鳴するところがあって、手にとりました。
    文書は平易、1時間ほどで読めてしまいます。
    交感神経と副交感神経を意識と無意識に対応させて説いているところが肝。(ただし、この手の自己啓発的な本に詳しくないので、これが著者のオリジナルな発想なのか、判断できません。 )
    好感がもてるのは、1カ月に一つ、出来ることを決めようというアドバイス。著者は、本当の日々の営みを分かっていると思う。毎日を暮らしていたら、いっぺんに変えることなどできるわけもなく、この現実的な目標設定が却って説得力があると思う。

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著者プロフィール

小林 弘幸(こばやし ひろゆき)
順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。
1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。
自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。また、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”でもあり、
みそをはじめとした腸内環境を整える食材の紹介や、腸内環境を整えるストレッチの考案など、様々な形で健康な心と体の作り方を提案している。
『聞くだけで自律神経が整うCDブック』、『自律神経を整えるぬり絵』(アスコム刊)などの著書のほか、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)や『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBSテレビ)などメディア出演も多数。

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