失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!

著者 :
  • 文響社
3.63
  • (138)
  • (230)
  • (238)
  • (54)
  • (13)
本棚登録 : 4774
感想 : 324
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866510590

作品紹介・あらすじ

すごい人ほどダメだった!
読めば勇気がわいてくる、新しい心の教科書

ピカソ、絵を見せて
「意味わからん」
と言われる。

☆10歳から読める! 全漢字にふりがなつき☆

☆最近失敗して、落ち込んでいるお子さんへのプレゼントに☆

☆「忘れる」「遅れる」「ウソをつく」…
子どもによくある失敗の直し方も紹介☆

失敗エピソードだけにとどまらず、
子どもを勇気づけるための「心の教え」もそれぞれに掲載。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 世界の偉人の失敗談について書かれています。
    アインシュタイン、シャネル、ピカソ、夏目漱石、ベーブルース、手塚治虫etc。

    世界の偉人たちも様々な失敗をしたり、自分の短所に苦しめられたりするけど、そこで立ち止まらずに、たゆまぬ努力をして、前に進み続けた事が、成功に繋がったたんだということを改めて学べました。

    各偉人達の項目ごとに、その偉人からの失敗で学べる事が書かれています。

    特に心に残ったのが「黒澤明さん」
    名作と呼ばれる作品に数多く触れる。名作には作り手たちの「魂」が込められている。自分が何かしなければいけない時、これまでに観た名作たちが、自分の魂の燃やし方を感覚で教えてくれる。

    本、映画には名作といわれているものが数多くあるので、今から一つ一つ観たり、読んだりしていきたいと思います。

  • とても面白かった。対象読者は、小学校の上級生くらいかなと思うが、大人が読んでも十分に面白い。親子で読むのもよいかも。

    世界の偉人と呼ばれる人たちの功績と、その裏側にある失敗エピソードと、それらを通じて著者が読者(特に子どもたち)に語りかける激励と助言のコメントから構成されています。

    古今東西の様々なジャンルの偉人たち(発明家、芸術家、研究者、成功者たち)を面白おかしく、かつ真面目に紹介してくれています。
    1.ライト兄弟
    2.二宮尊徳
    3.ココ・シャネル
    4.ダリ
    5.ベーブ・ルース
    6.夏目漱石
    7.フロイト
    8.与謝野晶子
    9.ベートーヴェン
    10.スティーブ・ジョブズ
    11.手塚治虫
    12.アインシュタイン
    13.オードリー・ヘップバーン
    14.孔子
    15.ノーベル
    16.ドストエフスキー
    17.ピカソ
    18.野口英世
    19.黒澤明
    20.ダーウィン
    21.マッカーサー
    22.ウォルト・ディズニー
    23.カーネル・サンダース
    24.お父さん・お母さん

    「わたしはダリだ? サルバドール・ダリだ」・・・こんな調子(笑)。

    最後にとってつけたような「お父さん・お母さん」のパーツは、著者なりに世のお父さん・お母さんに気を使って、読者の子どもたちに、上手にアピールしてくれている。ほんとは、常に「アチャー」だらけでボロボロの場合が多いと思うが(笑)。

    カーネル・サンダースがこんなに苦労人だったとは、恥かしながら初めて知りました。これからはもっと味わいながらフライドチキンを食べたいと思います。

  • 偉人と呼ばれるような、すごいことを為した人たちの失敗から学ぶ本。
    子ども向けなので、絵も文章も、キャッチ―でわかりやすい。

    まず、その人のすごいところを紹介。
    そのうえで、失敗したこと、苦労したこと、批判を受けたことなど「アチャ~」という出来事を、マイナスではなく実はプラスに考えられるのでは、と提案していく。

    子どもが経験する、つらいこと、恥ずかしいこと、つまずくことなどを、どうとらえなおしたらいいか。
    失敗から前向きになるコツを学べる本で、おもしろかった。

    厳密には、失敗やダメなこと、と呼ぶべきではないのでは、と思う内容もあった。

  • ジーニーさんの本棚から♪

     九月三日、近くの書店で、立ち読みの後、購入。すごく面白い!

    • abba-rainbowさん
      こちらの本、私も面白く読みました。
      りまのさんのレビューも面白い。書店でニヤニヤしながら立ち読みしていた9月3日が想像できます(笑)。書棚...
      こちらの本、私も面白く読みました。
      りまのさんのレビューも面白い。書店でニヤニヤしながら立ち読みしていた9月3日が想像できます(笑)。書棚を拝見し、好奇心満載感が漂っていますね!
      2021/02/26
    • りまのさん
      うふっ。ありがとうございます ♡
      りまの
      うふっ。ありがとうございます ♡
      りまの
      2021/02/26
  • 子供向けの本のようで、ひらがなが多く、偉人の紹介とその人がした失敗がセットで紹介されていて、面白かったです。

    蛍光色や銀色のイラストが印象的。

    一貫して感じたのは、偉人たちはそれぞれ自分なりの強いこだわりを持ち、失敗してもそれをあきらめずに追求し続けたということ。その追及し続けた結果がみんなに認められて偉人になったのだなと思いました。(逆に言うと認められないとただの変な人。そういう意味でもライト兄弟の失敗のように、ほかの人の役に立つこともするというのは、成功するのに必要なことだったのだなと思いました)

    一番印象に残ったのは、
    オードリー・ヘプバーンのコンプレックスへの取り組み。しぐさや着こなしで女性らしさを表し、自分なりの女性らしさを作っていく。。なんて魅力的な女性だったのだろうと思いました。

  • 偉人と言われているエラ~い人たち
    でも実は「あちゃ~」な部分もめちゃあった!!
    そんなエピソードを集めた読めば勇気をもらえる図鑑

    文章も楽しいし、イラストも楽しい!
    蛍光色やら銀色の塗料なんかが使われていて
    なんか斬新な色彩でワクワクする~

    「偉人でも失敗してる!こんな失敗から学ぼ~」的なことが子供用に書かれているんだけど
    大人も十分に楽しめます

    ダリ…「天才ゆえに死にかけた失敗」
    シャネル…「イケてないと言われる」
    ベイブルース…「グレた」
    手塚治虫…「悪口を言いまくっていた」
    スティーブ・ジョブス…「居場所を失う」
    などなど…

    私が好きだったのは
    「正直すぎて失敗」の与謝野晶子
    戦争が正義だと世間が思い込まされていた時にすごい勇気ある発言!今、読んでも本当に好きな句。
    自分の意見を信念をもって言えるそのまっすぐさと勇気は尊敬しかない!

    ちょっと意外だったのがドストエフスキー
    そうか…「人間のクズ」だからこそ書けた文学作品だったのか。そりゃクズの気持ちもわかるってもんだ…納得(すみません!称賛しているつもりです)

    で、二宮金次郎の紹介を読んでふと、
    「あれ?この方何をした偉人でしたっけ?」
    で、読んでみて「あ~そうか」でした。

    何歳になってもチャレンジって大切
    そう、ケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダースさんの人生を知ってあらためてそう思いました。
    この方の失敗とチャレンジ精神もすごい!!

  • 誰もが知っている偉人の話

    誰しも完璧な人はいないんだなぁと…

    立派な人と思ってた偉人のダメなところを知ってしまい、ちょっとショックなことも。

    カーネル・サンダースが65歳で成功したことや。
    ライト兄弟の飛行機は、ほとんど飛べなかったことに驚いた。

    • りまのさん
      pさん
      おはようございます。
      フォロー頂き、ありがとうございます!
      この本、凄く面白かったです!
       どうぞ宜しくお願いいたします♪
      pさん
      おはようございます。
      フォロー頂き、ありがとうございます!
      この本、凄く面白かったです!
       どうぞ宜しくお願いいたします♪
      2021/01/13
    • pさん
      りまのさん

      コメントありがとうございます。
      私が今まで読んだ本もチェックしてくれたんですね。
      嬉しいです。

      こちらこそよろしくお願いしま...
      りまのさん

      コメントありがとうございます。
      私が今まで読んだ本もチェックしてくれたんですね。
      嬉しいです。

      こちらこそよろしくお願いします。
      2021/01/13
  • ふりがなをふっていて
    明らかに子ども向け…

    なんてこともないです!

    失敗してどう向き合うのか、
    失敗に対して説く心の教えは
    今も昔も変わらない大切なコトが記載。

    読了後、
    著書と関係ないですが、
    リンカーン大統領の

    『君がどう転んだのかには興味がない
    そこからどう立ち上がるかに興味がある。』

    という言葉を思い出しました。


    いやはや、大人になると
    失敗を恐れチャレンジすら
    しなくなっていきますからね…

    そういう意味ではあの頃、
    失敗を恐れずに立ち向かえる天才だった。

    でも子どもの頃の失敗したくない、
    間違えちゃいけないっていうのはありましたね…
    バカにされたくない、笑われたくない
    嫌われたくないetc…

    もし子どもができたら、
    失敗は成功の為の過程なんだ
    だから失敗してもいいんだよ
    と教えられる大人になろう。

  • この本も小学生の子どものために古本で買って、
    本棚にポイと置いておいた本なのですが…、
    全然、子供が読んでくれない…(笑)
    まぁ強制する訳にもいかずに、放置していたら、
    (学年も多少上がり)ようやく少し読んでくれたようです。

    なので、自分も読んでみました。
    「フリガナもあるし、漫画も入っているし、
    分かりやすいかな」と期待していたのですが、
    確かに分かりやすいことは間違いないのですが、
    結構中身が深くて大人が読んでも楽しめる内容でした。

    ちょっと自分の子どもには難しかったかなと思ったので、
    ちょっと中身について話したりしながら使うとよいかなという感想です。
    小学校高学年~中高生なら一人でも楽しめそうです。

    子どもに「どの人物の失敗経験読んだの?」と聞いたら、
    「漫画の部分しか読んでない」と言われ、若干ズッコケた親。。
    (漫画部分だけだと、この本の良さが
    全然分からないので、残念な感じ。)
    まぁ時がその内に解決してくれるでしょう。。

  • 数多くの失敗がある。そして誰もが失敗する。
    大切なのは、失敗した後どうするか?だと思います。
    数々の試行錯誤を重ねているうちの、一つのつまづきと考えれば、目指すゴールまでの道は思っているより開かれているものになる。
    失敗しないように、楽な道ばかり進んでいた自分にとって、あぁ、子供の頃にこんな本があればなぁ、と悔やまれる一冊でした。

全324件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1972年、東京都生まれ。江戸っ子。文筆家、絵本作家。『こころのふしぎなぜどうして』を代表とする、「楽しく学べるシリーズ」(高橋書店)で2016年まで執筆、イラスト原案を担当。論理的かつ深い視点から、誰にでもわかりやすい表現で執筆する技術を持つ。また、つまらない本をなくすために、出版社へのコンサルティングなど制作アドバイスも行う。著書に『夢はどうしてかなわないの?』(汐文社)、『失敗図鑑』(文響社)など。

「2021年 『早すぎた天才』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大野正人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヨシタケシンスケ
伊坂 幸太郎
ヨシタケシンスケ
ヨシタケ シンス...
R・J・パラシオ
矢部 太郎
ヨシタケ シンス...
辻村 深月
山崎 聡一郎
恩田 陸
ヨシタケシンスケ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×