なぜ今、世界のビジネスリーダーは東洋思想を学ぶのか 史上最高のビジネス教養「老子」「論語」「禅」で激変する時代を生き残れ

著者 :
  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866510927

作品紹介・あらすじ

仮想通貨、フィンテック、人口知能、シェアリングエコノミー……など
今、シリコンバレーで生み出されるビジネスモデルは、今まで常識とされていた大量生産の大量消費のビジネスモデルとは全く異なります。
答えは「老子」「論語」「禅」といった東洋思想の中にあります。Googleがマインドフルネスを取り入れ、スティーブジョブスが「禅」に傾倒したように、世界のトップが東洋的な思想に回帰しているのです。

感想・レビュー・書評

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  • グローバル化、金融資本主義、格差拡大。今の世の中は極端に偏りすぎてしまいました。バランスを取るべき時期がきているのでしょう。東洋思想を学ぶ人が増えているのもうなずけます。

  • 東洋思想とは?
    「儒教.仏教.道教.禅仏教.神道」の五つの思想

    なぜリーダーには東洋思想が必要なのか?
    世界で起こっている七つのパラダイムシフト
    ①機械的数字論から人間的生命論へ
    ②結果主義からプロセス主義へ
    ③技術・能力偏重から人間性重視へ
    ④見える世界・データ主義から
     見えない世界・直観主義へ
    ⑤外側志向から内側志向へ
    ⑥細分化・専門型アプローチから
     包括的アプローチへ
    ⑦自他分離・主客分離から
     自他非分離・主客非分離
    この変化の考え方に通ずるのが東洋思想の考え方になるから

    どのように東洋思想を活かせるのか?
    自らの「命を喜ばす」生き方、「今を大事にする」という発想、人々と親愛の関係を作る、見えない世界を感じとる感性、内側にある精神性、新しい価値を生み出す、シェアという考えなど東洋思想から内側の人間性を学ぶことができ、これからの時代の考え方に活かすことができる。

    東洋思想は難しい言葉が並んでいるぐらいにしか思っていなかったけど、意味がわかるとこれからの時代に必要な内面的な考え方を教えてくれる言葉が沢山あり、人間性を高めていくためにも、もっと深く学んでいきたい。

  • 東洋思想の研究者が書いたビジネス本なので、ビジネス側の記載が稚拙だと感じた。

  • 時代の流れについて、①経済のサイクルと②文明のサイクルという2つの視点で観察し、その2つの転換期が同時に発生しているために大きな時代の転換期になっているという説明が新鮮だった。この大転換期には、中世の弊害を克服するために生まれた、客観性を求める文明が弊害となっている。それを克服するためには、客観と主観、外側志向と内側志向の融合が求められており、そのキーは東洋思想にある。このような時代の流れは、東洋思想にバックグラウンドを持ち西洋化を進めてきた日本人にとっては有利でだと感じた。東洋と西洋のいい所取りをし、自分にとっての豊かさを求めて生きたいと感じた。

  • プロセス主義
    結果ももちろん大切だけどそれまでに得た過程をもっと重視するべき
    そうすると途中まで戻って違うところに行き着ける可能性をうむ

  • 97

    ・わからないものをわからないまま受け入れること
    ・好きなものをやっているのが最強
    ・東洋思想は人間性や内面、生命重視などのパラダイムシフトを説明できる。

    僕らの考え方は東洋思想に基づいているものが多いという偉大な発見をした。

  • 以下の7つのパダライムシフトが起こっていることに気づいている人であれば読む必要はない。え、そんなことが起きているの?って思っている人は読むべし。

    1.機械的数字論→人間的生命論
    2.結果主義→プロセス主義
    3.技術・能力偏重→人間性重視
    4.見える世界、データ主義→見えない世界、直感主義
    5.外側志向→内側志向
    6.細分化・専門家型アプローチ→包括的アプローチ
    7.自他分離・主客分離→自他非分離・主客非分離

    そして最後の締めの一文

    西洋と東洋の知の融合
    これこそが、今という時代における重要なキーワードだと私は考えています。

    結局こういったパダライムシフトが起きています。という紹介で終わっている。西洋と東洋の知の融合のための具体的提案や実践例などは知ることはできない。残念。

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著者プロフィール

田口佳史(たぐち・よしふみ)
1942年、東京生まれ。東洋思想研究家。イメージプラン代表取締役会長。新進の映画監督としてバンコク郊外で撮影中、水牛2頭に襲われ瀕死の重傷を負い入院。生死の狭間で「老子」と運命的に出会い、「天命」を確信する。「東洋思想」を基盤とする経営思想体系「タオ・マネジメント」を構築・実践、延べ1万人超の企業経営者・社会人・政治家を育て上げてきた。第一人者として政財界からの信任は厚い。東洋と西洋の叡智を融合させ「人類に真の調和」をもたらすべく精力的に活動中。配信中のニュースレターは海外でも注目を集めている。
著書に『超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール』『超訳 論語「人生巧者」はみな孔子に学ぶ』『超訳 老子の言葉「穏やかに」「したたかに」生きる極意』(以上、三笠書房)など、ベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2022年 『仕事で一生悩まないための菜根譚の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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