- Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866512402
作品紹介・あらすじ
家族を愛する会社員。彼は夢は「このままの日常がずっと続くこと」。しかし彼は余命3か月を宣告されてしまう。残り3か月で家族のために一体何ができるのか。さらに事態は思わぬ方向に展開し、衝撃のラストへ――。夢をかなえるゾウシリーズ史上、最高に笑って泣ける、自己啓発エンタメ小説、第4弾!
感想・レビュー・書評
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水野敬也さんの話を聞いて、読みたくなった。
突然、自分の残りの人生があと3ヶ月と言われたら、どうする?
残された家族は?
後悔しない人生を送るためにはどう生きるべきなのか?
重たいテーマではあるけれど、いつものガネーシャ節が笑えて、ガネーシャのわがままぶりも何だか人間らしく(神様なのに。)、たくさん笑ってたくさん泣いた。
ガネーシャの課題を一つ一つクリアしていくことは、死を目前にしていなくても、生きやすくすることに繋がると思う。
ガネーシャの課題は当たり前のようだけど、つい軽視しがちなこと。
私もガネーシャの教えを忘れないように手帳にメモしておこう。
死神の教え「人間が死に際に後悔する十のこと」も、心にグサっとささる。 -
手紙を読むシーン。
涙ぐんだ。
心震えました。
今回のテーマは、
死について。
生きるってことに
自分のなかで大切にしている価値観は、
『今日あなたが無駄に過ごした一日は、
昨日死んだ人がどうしても生きたかった一日である』
どちらも同じ1日。
自分のためにどう生きるか。
人の目的
幸せになること。
そのために
夢をどうかなえるか。
はたまた
夢をどう手放すか
すべては、
自分らしく生きるため。
完璧を求めすぎない。
相手に完璧を要求しない。
無い物ねだりになって、
自分を不幸に追いやっていないか。
特に10代や20代前半には
強くオススメしたいです。
読みやすく、
いい気付きが得られる良書である -
シリーズ本の1読後→評価が高い4へ読み進めてみた。末巻にまとめて「ガネーシャ」と「死神」の教えがあり美味しい作りになっている。
夢、幸せ、成功に向けて、結局どうしたい?自問自答する暇があるなら、死に向かって…いや、成功に向けて動くべきと確信した。死に対するマイナスなイメージも薄らぎ、終活のためにも読み返したい。
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ガネーシャシリーズで一番刺さりました。
正直、特に今の生活以上何を望むわけでもない恵まれた環境(注:金持ちではない)だと思っていたので、シリーズ2と3はそこまで響かなかったのですが、「死」というものをガネーシャ様に突きつけられて、この環境も不変ではないのだと改めて考えさせられました。
ガネーシャ様の教えももっともですが、サブキャラの死神さんの教えの、人が死に際に後悔する10の事。今死んだら結構当てはまるなぁーとしみじみ。
親元離れて初めて母の日、父の日に贈り物をしてみたところ引くぐらい喜ばれました。
半アル中みたいな習慣も改めて体を気遣わないとですねぇー…。
ちゃんとストーリーにもなってて、ガネーシャ様の小粋なボケも健在で、相変わらず面白く読める自己啓発本です。 -
夢を叶えた人は完璧な人生を歩んできた。そんなふうに捉えがちだけど、夢の叶え方と夢の諦め方、両方を理解した上で選択できる事が真の完璧。
「『諦める』と『受け入れる』は同じ意味の言葉」
夢をあきらめることは決して悪いことではない。むしろ諦めることで自分を受け入れることができた、と褒めていい。このことを忘れずに生きていきたい。 -
相変わらずのというか、すっかりキャラクターが確立しているガネーシャが今回アドバイスをするのは余命宣告を受けた主人公。
死に向き合い、人生に向き合い、葛藤を抱えながらも、できうる限りの人生を歩むための課題が与えられ、クリアされていく。
夢を持ち、期待を抱くことの功罪にも触れられ、苦悩と喜びを抱えた人生そのものの素晴らしさを踏まえた上で、限界も受け入れ、それでも自己満足を見つめながら生きることを想った。
20-48 -
余命三ヶ月と宣告された男が、遺された時間をどう過ごすか、夢を叶える、手放すことや生きることはなんなのか…お馴染みガネーシャと死神と、課題をクリアしながら考える。すごくすごくいろいろ調べてこの小説はできていて、それを楽しくホロっとさせてくれる。
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シリーズが話題になっていた本の最新作の「4」。
「この本4つ目やからテーマが死(し)なんやで」ってことは無いと思いますが、4作目は、人間誰もが至る「死」に向き合う内容です。
1~3作目まで読んでなかった私が、妻から薦められて初めて読みましたが、テンポ良く読みやすくて一気読みできました。
本という形にまとまったエンターテインメントとしてとても良く作りこまれているので、本当に読みやすいのですが、冷静に思い返してみると、内容はいたってシリアスで、深く、重いもので、大事な話です。
死というものが、誰にとっても避けることはできず、いつか確実に訪れるものだからこそ、それをどうとらえて今を生きるかが大事なんだなぁと思ったりしました。
読んでよかったです。
著者プロフィール
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