夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え

著者 :
  • 文響社
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本棚登録 : 5816
感想 : 308
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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866512433

作品紹介・あらすじ

仕事も恋もあきらめきれない女性社員の部屋にガネーシャが降臨し、筋肉隆々のブラック姿に変身! カーネルサンダースを白髪にし、ムンクを叫ばせるほどにスパイシーな教えとは? ライバル神との「商売対決」も必見の自己改革エンタメ小説、第3弾!

感想・レビュー・書評

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  • ガネーシャの教えは本作で3作目となる。
    目標をそもそも有していないか、有していたとしてもそれをどう達成すればいいのか漠然とした意識しか持っていない人が大半であろう世の中において、本書は一つの道標を作ってくれるものである。
    ストーリー上は笑いあり、涙ありで書物としても楽しめるものとなっているが、成功した人はいかに考えて行動しているのかということを過去の偉人という具体的事象をもとに知らしめてくれる良書となっている。
    もっとも、多くの者は本書にかかれていることの3つ、いや1つすらも継続して行わないであろうから、「継続は力なり」が本書の本質であるといってもいいのではないかと思う。

  • ガネーシャシリーズ第3弾。

    今回の主役は自分の夢が叶うようにと、占いに頼る女性。
    ご利益があるとか、占いとか、宗教とか、個人的にはあまり好きではない分野なので、どうなるのか興味が湧きました。

    ガネーシャがピンクのスウェットを着た筋骨隆々の「ブラックガネーシャ」に変身し夢を叶える「課題」を与えてくれます。

    実行するのが辛いので避けてしまいがちな課題を、主人公は頑張ってクリアしていきます。
    今回は偽ガネーシャも出現し、競い合って行く方式で。

    偽ガネーシャの教えは、商売を繁盛させる手っ取り早いコツ。
    商品は売れるが、お客さんのためを思うと疑問が残る方法ばかり。

    敢えて黒い方法と両者を比較させつつ、商売で成功する方法を分かりやすく教えてくれていました。


    ブラックガネーシャの課題

    ○ 自分の持ち物で本当に必要なものだけを残し、それ以外は捨てる
    ○苦手な分野のプラス面を見つけて克服する
    ○ 目標を誰かに宣言する
    ○ 次の順序で一つの分野のマスターに挑戦する
    1.うまくいっている人のやり方を調べる
    2.一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的に真似る
    3.空いた時間をすべて使う
    ○合わない人を褒める
    ○気まずいお願い事を口に出す
    ○今までずっと避けてきたことをやってみる
    ○お客さんの目線で自分の仕事に感動できるところを見つける
    ○一度儲けを忘れてお客さんが喜ぶことだけを考える
    ○自分の考えを疑ってみる
    ○自分にとって勇気が必要なことを一つ実行する
    ○優れた人から直接教えてもらう
    ○一緒に働いている人に感謝の言葉を伝える
    ○自分で自由にできる仕事をつくる
    ○余裕のない時にユーモアを言う
    ○「苦しみを楽しみに変える方法」を使って仕事、勉強、スポーツ、ダイエット、健康、美容、禁煙などの分野に挑戦してみる
    「苦しみを楽しみに変える方法」
    1.目の前の苦しみを乗り越えたら手に入るものをできるだけ多く紙に書き出す  
    2.欲しいものが手に入っていく「ストーリー」を考えて、想像をふくらませる  
    3.手に入れたいものを「目に見える形」にして、いつでも見れる場所に置く  
    4.これらのやり方を自分流にアレンジする


    「自分がなんとなく見てるテレビ番組、なんとなくやってるゲーム、ほんまに欲しいもんなんか? 自分の収納やパソコンの中には、ほんまに欲しいもんだけが入ってんのか? もし、そうやないんやとしたら、自分が本当に欲しいと思てるもんは一生手に入れられへんで。部屋の大きさが限られてるみたいに──自分が持てるもんも、生きてる時間も、全部限られてるんやからな」

    みんなが『頑張る人生』と『頑張らへん人生』の両方を経験した上で、好きな方選んだらええ

    『黒ガネーシャの教え』
    ○希少価値を演出する
    ○あえて自分の不利益になることを言って信用してもらう
    ○周囲の人間関係を断つ
    ○客を中毒にする

    「稲荷の使てたテクニックちゅうのはな、相手を喜ばせることを突き詰めていったら、結果的にそうなることも多いんやで。相手のためを思った結果、自分の不利益になることを言う場合もある。そんときはお客さんの信用を得ることができるやろ。」

    自己啓発系の本を読んで毎回共通して思うのが、
    「人のため」に尽力するのが遠回りだけど、商売に限らず1番良い方法だということ。

  • 今回は強欲な女性が主人公です。
    愛だの恋だのという話からは遠ざかったおじさんには恋愛の教えは必要なかったので、会社での自己アピールに置き換えて読みました。

    というか関西弁のガネーシャと葛藤する人間とのゆる~い掛け合いに1作目にハマって、自己啓発というよりも読み物として読み続けてる自分がいます。
    シャカや幸子さんなど前作からの登場人物も出てきて、シリーズ読者にはニヤリとする場面も多いですw

    本作も偉人のエピソードを面白おかしく紹介してくれるので雑学としてもいいかもしれませんね。

    苦しい思いをしてまで得たいものが今は特にないですが、禁煙や資格勉強など本気でやるときにはもう一度読み直そうと思います。

  • オーディオブック。
    不思議と3作目にもなるとガネーシャのことがかなり好きになってる。
    声優さんが本当に上手いので時々吹き出しそうになって困った。
    実践はしないけど参考にしたい、それよりも普通に読み物として(聴いてるだけだけど)面白かった。
    私もガネーシャとちょっと住んでみたい。
    最後は結構泣きそうになった。
    続きも無料配信して欲しい。
    絶対聴く。

  • 本当に面白いし、今の自分にいっっっちばん必要な内容だった。
    小さな勇気を出してやってみること、辛いこと嫌なことはそのあとの目標達成した喜びとかワクワクに必須なこと、それ乗り越えて初めて見える景色があること!!
    仕事嫌だな嫌だなってやらされるんじゃなくて、自由に自分の発想でやってみること、ワクワクすることを探す。あとうまくいっている人のやり方を調べて真似すること。

  • 末巻の愛ある教え以外で…心に刺さった表現
    ・夢をかなえたいなら、それ相応の『痛み』が必要。
    それ相応の魅力や価値を身に付けなければならない。
    ・銅像買ったら夢が全部かなう甘い考えの人間に最初から希望なんかなかった(希望を与えてくれる物に、必死にすがりつく)。
    ・夢をかなえることと、幸せになることは違う
    ・人間は誰もが『2つの人生』を持っている。辛いことや苦しみを越えれば、その向こうには想像できなかった大きな喜びが待っている。その喜びを知った者だけが進むことの出来る人生がある。
    ・人生は自由に楽しんだらいい。ただ、自分の中にはとんでもない可能性があるのに、しかも、すぐ側に眠っているのに、殆どの人間が、その存在すら知らないまま一生を終えるのは寂しいこと。両方を経験した上で、好きな方を選んだらいい。
    ・90才、100才だったとしても、諦める必要はない。自分にとってめちゃめちゃチャンス。その年齢で成功した初めての人になれる。後に続く人にとっての『希望』になれる。
    ・闇が深ければ深いほど、光は強く輝く。その先にはとんでもなく強い希望が輝いている。
    ・生きるか死ぬかを決断するような勇気でなくていい。普通の人が不安で避けてしまう所を前に進む、小さな勇気が大事。
    ・世の中は不公平だと思う。私が人生でこんなにも多くの物を求めてしまう人間なら、どうして誰もが振り向く美人に生まれたり、人とは違う特別な才能が与えられないのだろう。夢みさえしなければ、傷つくこともなかったのに。
    ・『苦しみを楽しみに変える方法』を人は追い込まれると『教え』の方を疑ってしまうから、『自分で思いつく』次のステージが必要になる。

    シリーズ最後に読んで…一番好きかもしれない。ガネーシャが繰り返す愛ある教えから…真摯にプラス思考であたれば、その先には『希望』の高みがあるかもしれない…と教えられた。

  • 今作も、ひとつひとつの教えが
    日々の生活の中で不意に出てくる。

    課題の内容が自分に当てはまり、
    ためになりました。


    自分、今までのやり方で
    上手くいかんかったんやろ?

    なんで上手くいってる人の
    やり方を真似へんの?!と

    自分自身に問いかけられている
    ように思いました。



    頑張った人にしか
    気づくことのできない

    次に見えてくる世界とか
    胸に響く内容でした。

  • 1巻、4巻と読んできて、3巻。
    今回は相手が女性で、美容や恋愛事も絡んでくるので、興味深く読んだ。 「夢を叶える為に苦しい事もする、その苦しい時にそれが手に入った時の事を書き出す、それをストーリーにして想像を膨らます」は是非習慣づけたい。
    子像になった、ガネーシャも可愛かった。

  • サクサク読めて面白くて元気になれて、モチベーションも上がっちゃう自己啓発小説。1、2も面白かったけど3は主人公が同性なこともあって感情移入しやすかった。仕事頑張ろっと!

  • ガネーシャ第3作。
    登場人物が同性ということと今の自分の状況に重ねながら読んだ。ガネーシャの力強くも温かい言葉に泣けた。
    人には2つの人生があり、どちらを選ぶのかは自分次第。
    最近、落ち込んでいた。
    でもきっと、これから出会う大切な人を幸せにするための経験なんだよね!
    早速、骨格診断予約して新しいヘアアイロンを購入した!笑
    綺麗になって幸せになるんだ〜!!!
    ありがとう!ブラックガネーシャ!

    ・夢というのは、思い込みから始まる。思い込むことでエネルギーが湧いてくる。
    ・思い込んでいる状態は現実を冷静に見てない状態。だから夢を見て追い始めた人間は、現実の壁にぶつかる。つまり失敗する。
    ・失敗を繰り返すと、自分の夢が叶わないんじゃないかと心配になる。でも失敗するということは、その分だけ現実を学んでいるということ。
    ・夢を実現するには、なにが必要なのかを身をもって学んでいるだけ。そもそも自分たちが「失敗」て呼んでることは、単に「現実を知る過程」に過ぎない。
    ・でも失敗するのはしんどい。だからほとんどの人は夢を諦めてしまう。
    ・なぜ努力が報われないのか、自分ばかりしんどい思いをしないといけないのか、その理由は世界を知ろうとしたものだけに分かる。
    ・でも成功や夢叶えるだけが人生じゃない。別に頑張るのをやめたっていい。だれも責めない。
    ・この世界は、自分がどこまで「知る」かを、自分で決められるようにできている。
    ・この世界をもっと知りたいのか、ここでやめるのか。決めることができるのは自分だけだ。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。著書に『夢をかなえるゾウ』シリーズほか、『雨の日も、晴れ男』『顔ニモマケズ』『運命の恋をかなえるスタンダール』『四つ話のクローバー』、共著に『人生はニャンとかなる!』『最近、地球が暑くてクマってます。』『サラリーマン大喜利』『ウケる技術』など。また、画・鉄拳の絵本に『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』『もしも悩みがなかったら』、恋愛体育教師・水野愛也として『LOVE理論』『スパルタ婚活塾』、映像作品ではDVD『温厚な上司の怒らせ方』の企画・脚本、映画『イン・ザ・ヒーロー』の脚本を手掛けるなど活動は多岐にわたる。

「2023年 『夢をかなえるゾウ4(文庫版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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