人生、何を成したかよりどう生きるか

  • 文響社
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本棚登録 : 156
感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866513423

作品紹介・あらすじ

日本を代表する思想家・内村鑑三の100年以上前の伝説の講義
『後世への最大遺物』を読みやすく現代語にし復刊!

お金?仕事?教育?思想?それとも・・・?
ーーわたしたちが死ぬときにのこす価値のあるものは何か

古典が教える先が見えない時代を生き抜くヒント

<目次>
・「後世への最大遺物」現代語訳 内村鑑三
 1日目:1894年7月16日夜7時
 のこすべきはまずはお金、次に事業である。
 2日目:1894年7月17日朝8時
 誰もがのこせる唯一のものがある。
・「後世への最大遺物」解説 佐藤優
 先が見えない時代をどう生きるか

感想・レビュー・書評

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  • 内村鑑三の名著『後世への最大遺物』のメッセージを
    現代の言葉遣いで紹介、後半は佐藤優さんの解説。

    〈本書は、激動の時代、希望の見えない時代、将来が不安な時代、息苦しく生きづらい時代に、自分は決して恵まれているとはいえない状況にあると思っている人たちに向けて、どう生きていけばいいのかを示しています〉と佐藤優さん。

    わたくしごとですが、小学校のとき日曜日にキリスト教会に(遊びに)通っていました。
    ある時期、超難関私立大学(当時の私は、誰でも入れる大学と思っていた)に通う、ジャニーズ事務所の人気アイドルに似たお兄さんがいて、私たちの面倒を見てくれました。
    話をきかせてくれたり、遊びに連れて行ってくれたり、「とても良い本だから読んでみて」と買ってプレゼントしてくれました。
    小学生の私たちはずいぶん生意気で失礼なことも言いましたが、決して怒らなかったお兄さん。
    就職か結婚を機に、引っ越して来なくなりました。

    そのお兄さんがクリスチャンになったきっかけは、
    内村鑑三との出会いということでした。
    今回佐藤優さんがこの本を出して、久しぶりにそのお兄さんのことを思い出しました。

    お兄さんのことはともかく、たくさんクリスチャンの男の人を見てきて、決して魅力的には思えなかったこともあったのか、自分はクリスチャンにはなりませんでした。
    でも大人になって、こういう本に書かれている言葉が心にしみます。
    佐藤優さんのクリスチャンとしての活動も、だいたい理解しているつもりです。
    そのお兄さんと共通しています。
    いろいろ思い出したので、読んで良かったです。

  • なかなかに読みやすい本でした。
    内村鑑三に興味があるというよりは、解説の佐藤優さんてどんな人かな?という思いで読みました。
    わかりやすい解説でした。
    佐藤さんは頭のいい人なんだとわかりました。

  • (02/14/2022)

  • 10代、20代の頃内村鑑三の一日一生と言う本に心身ともに支えられた。この本は前半部分を内村の伝説的講演を現代的に分かりやすく書き直したパートで成っている。とても読みやすく馴染みやすい文体で、言葉の一つ一つが心に染み、若い頃よりも今読むと、さらに自分の生き方やキャリアにヒントを与えられたように思う。お金、事業、思想を自ら生きた遺産として世に残すことを若いクリスチャンたちに勧める内容となっていて、その「何故か」の部分が信仰から生まれた思想でより重要となる。人がこの世の命を終えて天国に帰るとき、この世でかき集めたものは何一つ持って行くことはできない。だからお金を儲けるのは好ましくないというのが旧教的な考えであるがカルヴァンは資産を生み出すことの必要性を唱えた。内村の信仰はその思想の遺産を受け継ぐものだが、つまりお金も事業も与えるという愛の行為であることを信仰に基づき確信し自らの思想として伝えている。
    思想を遺せという言葉の通り、内村の信仰遺産はこれほどの時間が経過した現代も私たちを励まし続ける。

  • 思想家内村鑑三を佐藤優氏が解説した本。
    内村鑑三さんの考え方は面白い部分もあるが、自分の肌に合わない部分もあり、さらっと読み流して終わらせてしまった。自分には思想に関しての基本的な理解力が不足しているのかもしれない。

  • こんな考え方もあるのか、と思った本。内村鑑三氏は、まずお金を儲けなさい、事業をしなさい、それが無理なら教育か本を書くかして思想を遺しなさい。それらが出来ない人は生き方を真っ当にしなさい、と言った。これらは全て、後世に残すためのものである。ただ、よりよく生きるとは、人の価値観、考え方によって違ってくる。自分の人生を後世に残すというのが自分の頭にはなかったこと。今まで、死ぬ瞬間にいい人生だったといえる人生を過ごそうと思ってたが、この本を読んだり、自己分析したりして、周りの評価も自分の人生に大きく関わるなと思った。自分が結果を出して、周りに評価され、後世に残すものが増える人生が現時点で考えた、いい人生。そして、前々からおもっていたことだが、本も出版したいと改めて思った。教育に携わるかどうか、今の自分はお金を有効に使えてるかどうか、どんな事業をやるか、など色々考えさせられた本だった。

  • 佐藤優氏の著書は何冊か読んでいて、また新しいことを得られるかと思い読んでみた。私の不勉強で内村鑑三氏が何を為したかは知らないで読み始め、本書は彼の講演内容を解説しているのだが、内容についてもピンとこなかったため、モヤモヤしたまま読了してしまった。佐藤優氏は著作が増えるにつれて、内容がそれぞれ浅くなってきているのではないかと危惧している。

  • 本書は1894年7月16日夜7時と翌日の17日朝8時に当時34歳の内村鑑三が箱根で99名の若者の前で行った講演会の記録。
    現代と比べて、人々の精神はより大人であり成熟していると感じてしまう。
    曽於反面、現在でも人々の悩みは、同じなのではないかとも感じる

    気に入った言葉
    ・今一番足りないのは、元気(Life)ではないでしょうか
    ・この世を作った天は、いつも人間を助けようと思ってい、私たちに恩恵を与えてくれる。だから私たちは天の事前法則に従えば天は自然に私たちをたすけれくれる
    ・脅す宗教と脅しのない自己啓発

  • 内村鑑三のお話を佐藤優がわかりやすく解説しています。よい生き方とは?がテーマでしょうか。

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著者プロフィール

1861年生まれ、1930年没。思想家。父は高崎藩士。札幌農学校卒業後、農商務省等を経て米国へ留学。帰国後の明治23年(1890)第一高等中学校嘱託教員となる。24年教育勅語奉戴式で拝礼を拒んだ行為が不敬事件として非難され退職。以後著述を中心に活動した。33年『聖書之研究』を創刊し、聖書研究を柱に既存の教派によらない無教会主義を唱える。日露戦争時には非戦論を主張した。主な著作は『代表的日本人』、『余は如何にして基督信徒となりし乎』など。
佐藤優
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。現在は、執筆活動に取り組む。著書に『国家の罠』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。おもな著書に『国家論』(NHKブックス)、『私のマルクス』(文藝春秋)、『世界史の極意』『大国の掟』『国語ゼミ』(NHK出版新書)など。『十五の夏』(幻冬舎)で梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。ほかにも著書多数。

「2021年 『人生、何を成したかよりどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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