ピンクのぽっちを隠したいだけ (drap COMICS DX)

著者 : 赤星ジェイク

• コアマガジン (2018年4月25日発売)

感想・レビュー・書評

[Kさんの感想 · 2019年6月5日]

▼あらすじ
わけあってブラを着けている青年・冴は、コインランドリーで謎の男と出逢う。
ブラについて詳しい様子の男に如何わしさを感じる冴だったが、同じ「ブラ仲間」な上、メンズブラブランド『サンライン』のデザイナー・東旭だと知り親睦を深めていく。そんなある日、東旭の事務所でブラの試着をしていた冴は、そこで敏感過ぎる乳首を鎮める方法を東旭から実践で教え込まれてしまい!?

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ストーリーの完全度：★★★★☆
お仕事BL度：★★★★☆
あまあま度：★★★★☆
エロ度：★★★★☆
萌え度：★★★★☆
総合評価：★4.0

赤星ジェイク先生、お名前は存じ上げておりましたが実際に作品を読むのは初めてです。
メンズブラをテーマにした斬新なストーリーで最後までとても楽しく読めました。CPも脇キャラも好みで非常に良かったです。

特に攻めは良い意味で予想を裏切られるキャラでしたね。本を読む前まではビジュアルから判断してチャラ男系なんだろうなと勝手に思い込んでいたのですが、実際に蓋を開けてみたらチャラ男とは正反対の紳士的なキャラで吃驚しました。
メンズブラへの情熱が凄過ぎて突っ走ってしまったり、少し変わっている部分もありますが、恋愛に関してはスマートな見かけによらず不器用(でもむっつりスケベ)なところが何だか可愛らしく、好印象でした。

受けはもう純粋に可愛い！ただただ可愛い！！(笑)
こんないじらしくって可愛い男子大学生いる？ってくらい見た目も中身も可愛くて始終キュンキュンしっぱなしでした。
でも、ただ可愛いだけじゃなくて脱ぐと体は結構がっしりしていて男らしかったり、恋愛に関してもかなり積極的だったりとなかなかギャップのあるキャラクターで、そこもまた非常にツボでした。
特に受けがお口で攻めのアレをご奉仕するシーンは非常にエロエロでかなりグッと来ました。本番シーンも勿論良かったのですが、個人的にはお口でご奉仕するシーンが一番印象に残ったかな…(笑)

ただ、受けってゲイじゃなかったんですね…。あまりにもすんなり攻めを好きになってたからてっきりゲイだとばかり思っていたのですが、特典小冊子を読む限りだとどうやら元ストレートだったらしく…(^^;)
正直、ストレートには見えなかったのでそこは少し「うーん…」って思ったところでした。

あとは脇キャラがめちゃくちゃ良かったですね。
攻めが立ち上げたブランドのモデル、アサミくんとシジリくんがスタイリッシュ且つ個性的なキャラクターで読んでいてかなり気になりました。
今時の若者らしいキャラなんですが、モデルというだけあってスタイル抜群、メンズブラもしっかりと着こなしているのでブラが本当に素敵に見えるんですよ…！
見た目といい中身といい魅力に溢れたキャラクターで、この二人の話がもっと読みたい！と思ってしまいました。赤星先生、どこかで描いてくれないかしら…。

因みにこちら、お仕事BLですが専門用語などはそんなに出て来ないので非常に読みやすい作品になっております。
メンズブラという設定もストーリーにしっかりと活かされていると思いますし、何よりこうして読むとメンズブラって本当にあってもおかしくないなって思っちゃうところがこの作品の凄さだと思います。
エロシーンもそこそこありますがどちらかといえばエロよりもストーリーに重きを置いた作品なので、エロも楽しみたいけどストーリーもしっかり楽しみたい！という方にお勧めの作品ですね。

[ちびねこさんの感想 · 2018年9月9日]

メンズブラの話。まさか攻めも愛用しているとは…攻めは作る側でもあるけど。

[junjunblさんの感想 · 2018年4月29日]

乳首、下着好きな方はぜひ…
まさかの、メンズブラxメンズブラBL！！

流石、赤星先生！
またまた新しい世界を見せてくれました。

訳あって乳首を隠したい青年が出会ったのは、メンズブラのデザイナーをしている男性。
このメンズブラブランドは、スポーツの時に身につけるインナーとしてスポーティなブラを展開しています。
メンズブラの知名度を上げる為に、イメージモデルがSNSを駆使して宣伝をしたり、イベントを開催したりと、結構リアリティがあります。

最初は、メンズブラ仲間として仲良くしていた二人ですが、青年の乳首を隠したい理由を知ったデザイナーが、「性的なこと以外で勃たないように乳首を訓練しよう」と触ってきたことで二人の関係は徐々に変化していきます。

メンズブラxメンズブラの絡みシーンは何とも不思議で、出会ったことのない感覚でした！
最終的には受けにセクシーな下着を身に付けたりもします。

因みに、ピンクのぽっちを隠したいのは、私の予想とは違う方でした。
かなり独特な世界観ですが、私はとても楽しめました！