▼あらすじ
【鴻太×クロ編】
“死ぬまで面倒みてやるーー”
自宅の前で拾った青年・クロとエッチな同居生活をしていた鴻太の前に、謎の男・シーナが現れる。すると、クロが猫の姿になり鴻太の前から消えてしまった…!
ラブあまハートな二人の運命は…!?
クロが安心できる場所はたったひとつハート
【福永×シーナ編】
シーナは人間の姿に変幻自在の猫だ。
ある時、猫の姿のまま大怪我をしてしまい、運良く保護された先は、猫好きでコミュ下手な福永という男の家だった。
重度の猫可愛がりっぷりに「ほだされてたまるか」と最初は抵抗していたけれど…ーー?
***
ストーリーの完全度:普通
トーン:あまあま・ほのぼの
エロ度:普通
萌え度:やや高い
総合評価:★4.0
猫とスピカの続編!待ってました!…あれ?表紙の二人は誰?私の推しは鴻太×クロなんだけど!?(っ `-´ c)
…そんな感じで読み始めた2巻でしたが、この巻を読んだらころっと福永×シーナ派に落ちてしまった(笑)
寧ろ鴻太×クロの話はもういいからそれより福永×シーナのお話を読ませてくれ…!と切望してしまうほど。我ながら見事な手のひら返しだと思います…(笑)
ていうか表紙の眼鏡の方、良い意味でイメージと全然違くてですね…。クールなインテリメガネ系かと思いきや残念ヘタレ攻めとは…!!
自分、ヘタレ攻め大好物なんでそりゃもう…好きにならざるを得ないですよね…(笑)
あとがきによると鳩屋先生が今まで描いた攻めの中で一番残念なキャラらしいのですが、個人的には今まで読んだ鳩屋先生の作品の中で一番好きなキャラです。
見た目は割と格好良いのに重度の猫オタクといっても過言ではないほど全力で猫を愛してるところとか、DTなところとか、それでいてHの飲み込みは早いところとか、色々ギャップがあり過ぎてもう何もかもがツボでした♡
あと、シーナも良かった!最初はちょっと嫌なやつだな〜って思ってたけど、福永に保護されてからはツンデレ具合が可愛くて可愛くて…。ある意味一番猫っぽいキャラかも。
鴻太×クロ編は前回の続きだったのである意味予定調和というか、ぶっちゃけそれほど面白さを見出せずさらっと読み終えてしまったのですが、福永×シーナ編は鴻太×クロ編以上にCPもストーリーも好みだったので嬉しい誤算でした。
結局、クロもシーナもなぜ猫から人間になれるのか、シーナは何故クロを連れて行こうとしたのか、そういった細かい説明は一切ないのでストーリーはあってないようなものなんですが、そういうものだと割り切って読めば誰でも楽しめる作品だと思います。あまあま、ほのぼの系の作品が好きな方にお勧めしたい一冊です。