注文をまちがえる料理店

著者 :
  • あさ出版
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本棚登録 : 144
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866670294

作品紹介・あらすじ

まちがえることを受け入れてまちがえることを一緒に楽しむ「認知症を抱える人」が接客をする不思議であたたかいレストランのものがたり。

感想・レビュー・書評

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  • あ、間違った。

    タイトルの印象から思わず『宮沢賢治』関連の本かと思って借りたが、賢治は一切出て来ず。(笑

    内容は
    認知症の人に働く場を与えたくて開いたレストランでのエピソード集。「だから、注文間違えちゃうこともあるけど大目にみてね♪」がタイトルの由来。

    以前『世界の果てまでイッテQ』の番組内で、
    女優業にも手を出し始めたイモトに内村さんが
    「イモト!お前の居場所はここだからっ♪カン違いすんなよ」と一喝したシーンを思い出した。
    あの時
    (イモト、居場所があっていいよなぁ~)なんて羨ましく思ったものだが、
    認知症の人達にとっても、どれだけ嬉しい事であっただろうか。
    働く場を与えられて、お給料をもらって♪

    広い心と温かい目をもって、訪れてくれるお客様も素敵♪

  • 読みやすいし、なんかほっこりする
    ただ、実際介護をされている家族や介護士さんにとってはやっぱり大変なことで・・・
    一部分だけのほっこり感なんだろう
    介護してる母は「もう一度子育てしてるみたいなものよw面白いw」とは言ってるけど、体力的にも大変だろう・・・

  • 注文を間違えるというコストと思われるところを
    少しワクワクというメリットに変えてしまうところが良い。
    あとは、筆者の巻き込んでプロジェクトを進めていくバイタリティーもすごい。
    本の構成もおもしろい。

  • 年齢関係なくたくさんの人に読んでほしいと思った!!

  • 認知症の方がはたらくレストランの話
    - それぞれのエピソードがいい
    - こんなレストランが受容できる世の中になるとよい

  • 認知症の方がホールを担当し、「間違えても許してね」というコンセプトで期間限定で開店した飲食店の物語。

    祖母が認知症ですし、身内に認知症を患っていた方が何人もいます。
    身近に接していれば、笑ってすませられないこともありますし、朗らかに接する事ができなかったりもします。
    でもこの本を読んで、「良いな」と思いました。
    間違っても、忘れても、「まあいいか」と容認できる場所があるというのは素敵です。
    それにやはり人は、働いたり、誰かの役に立ちたいと願うもの。
    認知症になれば仕事は無理。人の役にも立てない。と決めつけるのではなく、こうして活躍できる場があれば、本人も嬉しかったり楽しかったり、やりがいを感じたりできるのではないでしょうか。
    我が家の祖母は、デイサービスで洗濯物を畳んだり、掃除をしたりして職員さんを手伝う事で、達成感というのか、満足感を得ているようです。

  • 2018 4/4

  • 『まぁ、死ぬわけじゃなし。』は、子どもたちが小さい頃に俺がよく言っていた言葉だ。
    親が考えているようにできなかったり、時間がかかってしまうのは、経験が少ないだけということがほとんど。

    自分でやってみて、うまくいったり、いかなかったり、なんとなくカラダで覚えていけば良いと思っていたから、先回りして手を貸すんじゃなくて、子どもたちなりに感じさせてやりたかった。
    だから、うまくいかなくても『ほら、言う通りにしていれば!』なんてことは言わないようにしていた。

    本当に危険なことでもない限り、笑って言葉をかけていた。
    あまりにも繰り返し言うものだから、ある時、やりたいことがあるのだけど失敗してしまった子どもに、『まぁ、死ぬわけじゃなし!ねっ!!』と先を越されたこともある。

    本書で著者が言いたかったのってそんなことじゃないかな?と思った。
    ″間違えた!″と言って目を釣り上げていること。
    そんなに大ごとか?
    もし、仲の良い友人が間違えた相手だったら同じような顔するか?

    認知症がどんなものかはよくわからないけれど、もう少し気持ちにゆとりを持って生きていたいなぁと思う。
    そうすれば『まあいいか』って思えるんじゃないかな。

  • 認知症の状態にある方々がホールスタッフを務めるレストラン「注文をまちがえる料理店」の発起人、小国さんによる著書。「注文をまちがえる料理店」の着想から仲間集め、準備から当日の運営までを振り返り、またお客さんの声なども紹介している。

    不謹慎だという周囲の声も当然受けながら、それでも「不謹慎を超えたところにいく」ことを志す小国さんの想いに共感した。
    「まちがい」に対し寛容なほほえみが向けられる場や空気が広がることは素晴らしいと思う。それは決して認知症という病気を、症状を、笑いの対象としているものとは異なるのだろうと感じる。

    また、小国さんがこのプロジェクトにプライベートで取り組んでいることにも驚いた。
    やりたい仕事を探している身の自分としては、「仕事以外にもやりたいことをできる機会、場所、縁はたくさんある」という気づきに、少し背中を押してもらえた気がしている。

  • ニュース番組の特集で見て、気になっていたので読みました。
    前半は、この料理店を作った人たち、働いた人たち、お客さんとしてきた人たちの、それぞれに感じたことやエピソード。後半は、仕掛け人である著者がどんなことを考えて、そしてどういう人たちと一緒にこの料理店を作ったのかの紹介でした。

    認知症の人であったり、障害を持った人であったり、高齢の人であったり。そういった人たちに対して、社会が少し”寛容”になるということ。「認知症」「高齢者」というようなグルーピングでとらえるのではなく、「○○さん」という個人でとらえるということ。そんな社会は、社会全体にとって生きやすい・過ごしやすいものになるんじゃないかなぁと感じました。

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プロフィール

「注文をまちがえる料理店」発起人。
普段はテレビ局ディレクター。2013年に心臓疾患を抱えたのをきっかけに、“番組を作らないディレクター”として生きることを決意。「失うものがあれば、得るものもある」。大手広告代理店への9か月間の企業留学などを経て、150万ダウンロードを突破したスマホアプリの企画開発や「注文をまちがえる料理店」などを手掛ける。「あいつの仕事ってなんだっけ」と周りから言われるようになったが、「こちらが教えてもらいたいくらいです……」といつもドキドキしている。香川県生まれ、埼玉育ちのアラフォー。好物は、ハンバーグとカレー。

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