稼ぐがすべて Bリーグこそ最強のビジネスモデルである

著者 :
  • あさ出版
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本棚登録 : 125
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866670867

作品紹介・あらすじ

バスケット団体2団体の統合からはじまったBリーグ。不安をよそに初年度観客動員数は226万人、リーグ売上も50億円と、前体制と比較して観客動員数は50%増、リーグ売上は10倍と、他スポーツと比較しても肩を並べるほどになった。2年目の2018年、観客動員数10%増の見込みである。スポーツ産業はもちろん、成長産業が数少ないなかで大健闘。その成長の秘密はなにか、Bリーグビジネス現場の最高責任者が「何を」「どのように」「どう考えた」「どうしたか」について明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 【エナジー】

    昔はNPB(日本プロ野球)とMLB(メジャーリーグ)共に1500億円の市場規模だった。
    現在では1800億円と頭打ちなNPBに対し1兆円の規模まで大きくなったMLB、この差は何か?
    「前例が無い」と挑戦しない体質
    「趣味の問題」や「思いつき」で行動する上長
    私利私欲を満たすことが大好きな老害経営者
    それらを打ち破りつつあるのがB.LEAGUEだ。
    バスケットボールで社会の課題に取り組むことが彼らのミッション。
    彼らの「稼ぐ」ことは「私利私欲を満たす」ことではなく、「エナジーを集めること」なのだろう。
    試合会場はエナジーを集め、発信する場なのだ。
    エナジーのやり取りをするためB.LEAGUEを体感し続けよう!

  • 既存のしがらみにとらわれていないところにBリーグの強みがある。リーグ一括でファンにアピール、ブランディングし、チケット購入への動線としている点などは、実際一顧客として使い勝手の良さや接しやすさがあり(改善点もあるものの)、実感をともなって読めた。模範例たるべきNBAのチケット売上がスポンサー売上を上回ること、そしてシーズンチケットの割合の多さ、またクラブサイトでシーチケを転売でき、クラブはその入札者すべてを見込み顧客にし得る点等々、日本では中々知り得ない実情の紹介も興味深く、バスケに限らず他スポーツでも参照してほしいところ。もっとも新しくはあっても模倣の域を出ない改革に留まってほしくはないが。本書の主旨でもある、価値を提供し対価に妥協しないスタンスは、趣向を凝らしたオールスター戦のパブリックビューイングで観戦チケット以上の価格を設定し、それが成功した事例に凝縮されており、筋の良さと将来性を感じる。かつてJリーグの新風がプロ野球界に危機感と改善を促した様に、Bリーグにもそんな役割を担って欲しい。

  • 私よりも4歳も年下の方が、こんなにも熱い仕事をされているのを、旨を熱くして読みました。また、私自身も、幼いころはバスケットボールに憧れていたけれど、叶わなかった事を思い出し、バスケットボールの競技人口の多さに驚き、ぜひ、今度、見に行きたいとも思いました。P 36 「何がしたい、何々ができます」より、「こうあるべきで、こうしなければならない」と、自分の言葉で語れる人。よく面接で熱く「こういうことがしたいんです!」と語ってくる人がいる。「やりたいこと」は、あくまでも趣味。「できること」は、ただの特技。「すべきこと」こそリーグのミッション。P55 本物のリーダーは、「傾聴力が高く、話したとしても、シンプルな表現のみ。そして何よりも飾らない。いつでもオープン」P91 データはツール。データから答えを探さない。信念を大事にして、答えを探していくツールとしてデータを利用することの大切さを再認識。P97 Bリーグでは、観る人と競技する人との好循環をいかに作って行くか。協会、リーグ、クラブが連携して、健康サポートや運動する時のアプリとの連動などのアプリ開発なども検討。P106 初めて来たお客様の来場理由は、「誘われた」コアファンが、「誰を誘いたくなるか」「どういう情報を伝えれば誘おうと思うのか」というメカニズムの解釈が大切。P107 コアなファンに試合を観てもらい、その後、周囲の人たちを誘って再び会場に足を運んでもらう。P117 スポーツでその社会を少しでもよくしたい。最初は「デジタルマーケティング」押しで進めてきたが、途中からリアルコミュニケーションを活性化するためのデジタルとの位置づけを推し進める。P123 SNSの位置づけとして、当初は「認知拡大」「観戦意向向上」のためのツールとしていたが、2年間の数字では、SNS経由での購買が意外と高く、とくにLINEの貢献度合いが大きくなってきている。P196 Bリーグの今後。1. 夢のアリーナ構想の推進、2. 若手人材育成 3. 社会課題に対する取り組み P204 ドリームジョブと呼ばれるスポーツの仕事につけるように、誰にも負けないスキルセットを身に着けよう。何らかのスキルを持って入った方が確実に成功する。後悔しないキャリア形成の為にも。P224 昨日よりも1%の努力を積み重ねると、1年後は37倍に成長する。努力し続けると、その偏差は小さくなり、成功確率は高まる。

  • NBLとbjリーグを統合するのではなくゼロベースでリーグを創設し準備期間1年という超短期間で開幕にまで至らせた若きリーダーの記録。 タイトルの通り、プロ化やバスケットボールの普及という曖昧なテーマではなく、あくまでビジネスと捉えいかに営利を最大化したかについて経営者のリーダーシップ、事業戦略、マーケティング、営業、ビジョン...など観点から各論に渡り書かれている。BREAK THE BORDER〜前例を笑え!常識を覆せ!限界を超えろ!〜、B.LEAGUEの成功はまさにこれを体現した結果である。

  • 今年発足3年目を迎えるB.LEAGUEの裏側を語った本。徐々に認知され、ファンや観戦者も拡大していく中にあって、その当時の苦労が随所に垣間見られるものとなっている。

    スポーツビジネスは各都道府県にクラブチームがあり、今後もますます固定客が、そしてネットを通じて内外ともに視聴者も増えていきそうな気がしている。年を重ねるごとに演出も凝ってきており、ますます目が離せないものとなっている。

    また、特別な試合にあたっては、プレミアムチケットさながらの高額な価格設定で強気に販売しているが、昨今の若者事情を踏まえればそれも頷ける。若者は財布の紐が固い、購買意欲が低いと言われているが、やはり自分の興味関心が強いものにはしっかり考えてお金を使ってもいる。

    私自身、実際会場まで足を運ぶのはまだ年に数回だが、今年初の年度末の試合を生で見られるのを今から楽しみにしている。

  • ## 感想
    - 良かった。定量的な話や具体的な意思決定のエピソードが詰まっていて、それっぽい物語で終わるものとは一線を画していた(ただしマネジメントのくだりとかは飛ばして良い)
    - 川淵キャプテン、アツイな~~~サッカーだけでなくバスケも救ってたのか~

    ## メモ
    全く興味ない人を1回連れてくるコストは今5回来ている人を6回にするコストに対して6倍かかる。
    NBAはチケット売上45億円スポンサー売上20億円で2倍。日本は逆でチケット1.5億にスポンサー3億。J1もチケット7億スポンサー15億で同じ。

    セカンダリーマーケット。シーズンチケットが売上の75%を占めるNBAは、転売を公式サイトでやれる。この入札で新しいターゲットのデータも集まる。一石二鳥。

    エンタメへの支払いは時間単価800円くらいが日本の感覚値。となると滞在時間を延ばすことが効果的。

    プロ野球は入場者数×100円くらいが予算。

    bリーグクラブ社長の平均年齢48歳。全体の3分の1の13人が45歳未満。野球は親会社からの出向社長が多く平均59歳。Jリーグも55歳。ちなみに世間の平均は60歳。

    ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0

    ムトンボらレジェンド3人も参加! NBA社会貢献活動「NBA Cares」が開催 | バスケットボールキング
    https://basketballking.jp/news/world/nba/20191007/194113.html

  • 少し自画自賛の気があるかな?けどそれ程嫌味ではない。
    作中にもあるけれど、2時間弱で読めて1600円、つまり1時間800円。
    もしやこれも狙い通り?笑

  • この本に触発されて昨日開幕戦を見に行った。この本に書かれた理想を達成するための改善点はあれど面白かったので今後も応援していきたい #Bリーグ #bleague

  • タイトルに反して決して稼ぐことだけが描かれた書籍ではない。
    Bリーグ立ち上げのビジョン・実情を描いた書籍。

    共感できる部分、参考にできる部分が多かった。
    とにかくやり切る!

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著者プロフィール

B.LEAGUE常務理事・事務局長/JBA理事/B.MARKETING取締役/B3理事。
1977年東京都生まれ/海城高校/早稲田大学院理工学研究科卒業。
2003年 外資系戦略コンサルティング会社「アーサー・D・リトル(ジャパン)」入社。
2007年 プロ野球チーム「オリックス・バファローズ入社(正式名称:オリックス野球クラブ)」に入社。パ・リーグ6球団共同出資会社「パシフィック・リーグ・マーケティング」にてセールス&マーケティングディレクターも兼務。
2012年 「横浜DeNAベイスターズ」入社。新規参入直後の社長室長として、主に事業戦略立案、プロモーション関連などを担当。
2015年 「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ」入社。男子プロバスケの新リーグ立ち上げに参画

「2018年 『稼ぐがすべて Bリーグこそ最強のビジネスモデルである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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