インテリアスタイリストのネタ帖 センスよりも大切な部屋づくりのアイデア
- 三才ブックス (2021年3月18日発売)


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本 ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784866732480
作品紹介・あらすじ
あなた史上最高の「模様替え」が成功します。
百戦錬磨のインテリアスタイリストが、
撮影現場でクライアントから投げかけられる
部屋づくりに関する疑問や質問。
スタイリストは、過去の経験や咄嗟のひらめきを駆使して
要望に応え、空間を素敵に演出するための最適解を導き出します。
そんな現場でのリアルな一問一答の数々をまとめてみたら、
究極の「インテリアスタイリング・マニュアル」ができました。
雑誌や広告を始めとする各種メディアで活躍を続けるインテリアスタイリト
遠藤慎也氏が、実際にあったクライアントからのリクエスト、
よく耳にするスタイリングについての「あるある」な疑問に、改めて回答。
「コーディネートを楽しめる最適な間取りの条件は?」
「暗いトーンの部屋の色調を改善したい」
「テレワークが快適になるチェアって?」
「テーブルの下に敷くラグのサイズは?」
こんなありがちな疑問、お悩みの数々に、
遠藤氏がプロの視点から見た解決策を伝授してくれます。
「Request」→「Answer」形式で
お悩みや質問にピンポイントで応えていくスタイルなので、
ページをめくるたびにプロならではのワザを吸収可能。
「理想の部屋のイメージ」がどんどん膨らんでいくはずです。
スタイリングの基礎知識から始まり、家具の選択や配置、
色選びの鉄則、ファブリックや照明の扱い方、
小物の選び方や飾り方に至るまで、
これ一冊で理想の空間作りのための知識が飛躍的に増え、
スタイリング作業が一気に捗ること間違いなしです。
まるで遠藤氏が現場で懐に忍ばせている「ネタ帖」のように、
問題の解決やワンステージ上の部屋づくりに不可欠な情報源になるでしょう。
<主なコンテンツ>
第1章 基礎知識編
第2章 カラー編
第3章 家具の特性編
第4章 家具選び編
第5章 ファブリック編
第6章 配置編
第7章 整理・整頓編
第8章 ライティング編
第9章 装飾編
第10章 DIY編
第11章 スタイリング編
冒頭には、遠藤氏が手掛けた美しい室内空間の実例集や、
部屋づくりが楽しくなる、演出のアイディア集も掲載しました。
今すぐ部屋の雰囲気を変えたい人、
諦めかけていた模様替えに再挑戦したい人、
理想的な癒しの部屋を作りたい人、
引っ越しを考えている人……。
プロ仕様の「ネタ帖」が、
あなたの部屋作りを確実に進化させます。
感想・レビュー・書評
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インテリアスタイリストの方が実際に組んだお部屋の写真や、インテリアに関するQ&Aやアイデアなど。
色々なテイストの部屋を見ることができて楽しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【榎本 7/5】
【会社物】
6/22 えの
・時計のある場所には必然的にみんなの視線が集まる。
そこにアートを飾ると印象に残りやすい。
フォーカルポイントにしやすい。
・コンセント類はアートフレームなどで隠すと○
・スタイルの決め方
「欧米」「アジア」などの地域性の軸と
「トラディショナル」「モダン」という時代性の軸の2つて捉えた方が決めやすい。
「北欧モダン」「アメリカンヴィンテージ」などもこの2つ。
さらに上記に加えて
「シンプル」装飾や無駄を省いたスタイル
「デコ」装飾の美を追求したスタイル
なのかなど付け足す。
・壁付オブジェ(タペストリーなど)は
立体感を出すためにわざと壁から少し離すのも良い。奥行きを感じさせるとゆとりのある空間演出に最適。
影を活かしてコンストラストを楽しむ。
・天井が高い場合
視線が素通りしやすい一角にドライフラワーやモビールを吊るすと「フォーカルポイント」が生まれ、天井の高さが際立つ。
・天井が低い場合
上に光が抜ける照明で天井側を照らし明るく飛ばすと、広く見える。
家具を低めのもので揃えて天井までの距離を遠く見せる。
・ 狭い部屋でもくつろぎ重視のソファを配置したい。
省スペースで居心地の良いソファには、アームレストがないタイプをオススメ。
アームレストが必要ならクッションで代用。
座面の低いタイプのソファは見た目的に圧迫感がなくなる。
座ったときに視線が低く保たれることで天井が高く見え、よゆうのあるゆったりとした空間を体感出来る。
・ アンティーク家具を部屋になじませる
一点主義になると、一つのみ悪目立ちする可能性あり。レピュテーションを活用し、複数取り入れることでなじませる。
・ 木製家具の素材選びに迷った時の対処法
ウォルナットはダークブラウンの木目が美しく、モダンなスタイルに。
赤みのあるマホガニーはエレガントなヨーロッパスタイルに。
パイン材はカントリーな印象。
オーク材はナチュラルスタイル。
杉や竹は和モダン。
北欧やアメリカのミッドセンチュリー期ならチーク材。
・コーデは俯瞰で考える。
家具単品で考えるのではなく、現状の部屋のスタイルを念頭に置く。
ソファ周りをどうコーデするか(ラグは?横のサイドテーブルは?フロアランプは?) をワンセットとして考える。
・ 家具を段々に配置して抜けを作る
奥行きを錯覚させる手法として、手前から奥にかけて徐々に背の高い家具をは位置する。
瀬の低い家具の向こう側に高さのあるシェルフやフロアライトを置くことで遠近感が生まれる。
・日当たりが悪く陰気な雰囲気を拭い去りたい
天井照明による直接光ではなく、反射光を上手に取り入れたい。ラグや床、壁紙などは白めの明るいカラーにする。
明るくしたいなら、シーリングライトありきで照明プランを考える。
陰となる部分には補助照明でスポット的に光量をプラス。
・ダイニングの照明はテーブルの上に配置。
ダクトレールかペンダントサポーターを活用することでペンダントライトの位置を変えることが出来る。
・フロアライトの効果的な使い方
光が広がるタイプなら、コーナーに置くことで壁と壁が直角に交わるラインがぼやけ、空間が広く見える。
多灯タイプは生じる陰影が空間に奥行きを作ってくれる。
和室のようにロースタイルと相性の良い部屋には背の低いプロダクトを。
高い家具のある部屋にはある程度高さのあるプロダクトを。
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むろのその
基礎的なことから、細かなインテリアの見せ方の方法まで
幅広く書かれていて、とても勉強になった。
お部屋のコーディネートは
利便性と装飾性、用と美、これらの両立が求められる。
どちらか片方だけではいけないのだと、思った。
▼以下本文で参考となった文言
・コンセント前にアートフレームを飾り、配線を隠す。
・長方形の部屋は、正方形の部屋を2つ作るイメージで。
・木製家具は、色合いで奥行きを出す。
・洗剤や調味料は、別の容器に入れてオシャレ感を出す。
・照明はシェードの素材感に注意。透明、半透明、透過なし。
・観葉植物は葉っぱの形まで意識する。
大振りな丸っこい葉⇛カントリー、北欧、ナチュラル、柔らかな印象
細身の枝、葉っぱ⇛モダン、スタイリッシュな印象
・テレビ周りはセンスの見せ所。
視線が集中しやすいので、フォーカルポイントになる。
大きすぎるアートフレームはNG。 -
https://www.silkroadin.com/2021/05/blog-post.html
「センスよりも大切な部屋づくりのアイデア」
サブタイトルにもなっている通り、本書はインテリアを楽しむためのアイデア100選のような内容の本です。
テーマごとのスタイリングや、インテリアについての基礎知識が一問一答形式で書かれています。
具体的には、ベースカラーとアクセントの比率、素材の統一感、不揃いさの調整、家具とスタイルの相性など基本的なことから、物語のある小物使いや、空間の作り込み、ライティングによる影の演出など応用的なテクニックも収録。
他にも、すぐに使えて参考になるアイデアがたくさん紹介されていますので、インテリア初心者から上級者まで楽しめる内容になっていると感じました。
あらゆる条件によって、部屋に求める条件も変わります。時には、これまでとはまったく違うアプローチで空間をリニューアルしたくなることもあるでしょう。そんなときは、改めてこの本を手に取っていただければ幸いです。(引用、インテリアスタイリストのネタ帖、遠藤慎也、三才ブックス)
しっかり一通り読み、必要なところだけ何度も読み返したり、コーヒーを飲みながらリラックスしてページをパラパラめくったり、手元に置いて何度も楽しめる一冊ではないでしょうか。
自宅で過ごす機会も多くなった現代。
あなた史上最高の「模様替え」を 。
いかがでしょうか。
是非ご覧ください。