アイデアの着眼点

  • フォレスト出版 (2024年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784866802718

作品紹介・あらすじ

10人の哲学者のモノの見方から学ぶ物事に新しい意味を見出す思考法。

哲学者の「 目 の つ けどころ」をビジネスに活かす!

【目次】
第1章 アイデアを生み出す哲学的思考とは?
第2章 着眼点がユニークな10人の哲学者たち
第3章 10人の哲学者の考え方はこう使う!
第4章 アイデアを出すための思考習慣を身につける
第5章 アイデアを形にする方法

感想・レビュー・書評

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  • 哲学者の思考を参考にしたアイデア創出アプローチ

  • 何か新たなことを始める際に必要な「アイデア出し」への苦手意識を払拭するのに役立ちそうな本です。
    新規事業立ち上げや創業などでまず必要なことは、アイデアを出すことだと思われますが、なかなか出ない、ということはよくある話ですね。
    苦手意識を持つ方は多いかと思いますが、生成AIが進化しているこれからは、AIにできない企画力で、大きな差がつく可能性があります。
    そういったことも踏まえ、古来より人間が発達させてきた「哲学」を生かし、どう考えてアイデアを考え、形にすればよいかを教えてくれます。
    完璧主義にならず、中途半端なものでも他人にアウトプットし、フィードバックを受けて進化させることが最も大事なようです。

    【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】

    「アイデアに限らず、人間が頭を使うきっかけとなるのは、何と言っても『驚き』で、それがあると興味を持ち、考え始める。日頃当たり前だと思っていることを疑ってはじめて、本当の姿、つまり物事の本質を探求することが可能となるが、なんでも当たり前だと思っていると、驚くことができない。」
    「『アイデアを考えること』も、『制作すること』も、実は『対象と向き合う同じ営み』。思考時間が短くても、それは悪いことではなく、求められるバランスがそうであるだけで、トータルで考えればよい。なかなか形にできない場合は、まず考えながら手を動かし始めるとよい。」
    「アイデアを形にする際の最大の敵の一つは『完璧主義』、そもそもアイデアに完璧などあり得ない。アイデアは常に現在進行形の試作品、中途半端なもので、それを磨いていくのが面白いと思えるとよい。どんどん勇気を出して発表して、意見をもらえれば、いいものに仕上がるチャンスも増える。」

    【もう少し詳しい内容の覚え書き】

    ・どのような規模、業種の会社でも、安定に甘んじた瞬間、周囲は上昇しようと必死なので、下降が始まる。イノベーションの模索が必要だが、その鍵を握るのは、常識を超えたアイデア。常識を超えた思考をするための学問である哲学を使えば、驚くようなアイデアが出てくる。
    ・AIはこれからもどんどん発展するが、人間には哲学ができるという、一つだけの優位な点がある。哲学は、欲望を持ち、死を知る生身の人間にのみ許された深遠な思考。そんな人間が哲学を使って出したアイデアが、たとえ自律的であろうと機械に過ぎないAIにできるわけがない。

    ○アイデアを生み出す「哲学思考」
    ・哲学は、物事に新たな意味を見出す部分、言い換えると、常識の枠を超えて考えることにこそ意義がある。哲学を思考するためには、疑う、視点を変える、再構成する、の3ステップが必要。その後、考えた対象をきちんと言語化しないと、本当に考えたとはいえない。
    ・欧米では、経営者たちが、様々な斬新な切り口を見出すきっかけを哲学者に期待してきた。日本でも、グローバル時代、お手本のない時代、AI時代、パンデミック時代、VUCA時代の5つの理由で、今では行政、企業、地域社会に至るまで、あらゆるところで求められるようになってきた。

    ○アイデアを出し続ける思考習慣
    ・アイデアに限らず、人間が頭を使うきっかけとなるのは、何と言っても「驚き」で、それがあると興味を持ち、考え始める。日頃当たり前だと思っていることを疑ってはじめて、本当の姿、つまり物事の本質を探求することが可能となるが、なんでも当たり前だと思っていると、驚くことができない。
    ・哲学でアイデアを出すのも、意外な組み合わせをいかに頭の中でつくることができるかという話なので、いかにいろいろなものを見つけるかが重要。「世の中をいかに観察できるか」がカギを握る。自分の考えや発想の偏りを自覚することで、新しい気持ちで観察ができるようになる。
    ・面白いものを生み出すのはゲームに近い感覚があり、よく遊ぶ習慣を身につけることが、アイデア出しにも役立つはず。遊びの本質は何の目的もメリットも求めていない行為で、自由であることや非生産的であることが求められる。子どもと遊んだり、昔やっていた遊びをやるのが一番。
    ・アイデアはある意味「妄想」から生じるといっても過言ではない。ありもしないことを想像することで初めて、実際には存在しないような面白いアイデアが出てくる。対象を様々な視点から捉えると、頭の中に浮かぶものをどんどん別のことに関連させることができ、対象のイメージが膨らむ。
    ・眠れないほど悩むとき、一番よいのは「信頼できる人に相談」だが、夜遅くには難しい。単に眠らずに悩み続けるのではなく、自分の心の中で、そういう人たちに相談する「バーチャル相談」をしてみる。相談相手が思い浮かばなければ、読書やSNS、動画も役に立つ。

    ○アイデアを形にする方法
    ・何かを構想するというのは、単に頭だけでやる作業ではなく、感情もかかわってきて、両者を一つにする行為といっても過言ではない。殺伐とした世の中に何かを生み出すのは「アイデア」だが、感情を素直に表現し、形にしていく力をしっかり磨いておけば、最初の一歩は心配ない。
    ・「自分を磨く」というのは、自分の不要な部分を捨て、理想の状態に近づくこと。表現したいもの、なりたいもの、理想などを自分に問いかける習慣を身に付けておけば、自分のスタイルを確立でき、アイデアを形にするのが楽になっていく。
    ・「アイデアを考えること」も、「制作すること」も、実は「対象と向き合う同じ営み」。思考時間が短くても、それは悪いことではなく、求められるバランスがそうであるだけで、トータルで考えればよい。なかなか形にできない場合は、まず考えながら手を動かし始めるとよい。
    ・アイデアを形にする際の最大の敵の一つは「完璧主義」、そもそもアイデアに完璧などあり得ない。アイデアは常に現在進行形の試作品、中途半端なもので、それを磨いていくのが面白いと思えるとよい。どんどん勇気を出して発表して、意見をもらえれば、いいものに仕上がるチャンスも増える。

  • 哲学者たちのフレームワークがアイデアの手助けになる事もあると思う
    知っていて損はない情報でした

  • 発想法。

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著者プロフィール

1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部教授。
京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。
全国各地で「哲学カフェ」を開催するなど、市民のための哲学を実践している。また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。NHK・Eテレ「世界の哲学者に人生相談」、「ロッチと子羊」では指南役を務めた。最近はビジネス向けの哲学研修も多く手がけている。専門は公共哲学。
著書も多く、ベストセラーとなった『7日間で突然頭がよくなる本』や『ジブリアニメで哲学する』、『不条理を乗り越える』、『前向きに、あきらめる』等をはじめ、これまでに100冊以上を出版している。YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも発信中。

「2024年 『60歳からの哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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