本好きの下剋上 第五部 女神の化身 司書になるためには手段を選んでいられません (II)
- TOブックス (2020年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本
- / ISBN・EAN: 9784866990019
作品紹介・あらすじ
「このライトノベルがすごい!2023」(宝島社刊)
単行本・ノベルズ部門第1位!殿堂入り!
シリーズ累計800万部突破!(電子書籍を含む)
感想・レビュー・書評
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フェルディナンドがほとんど出てこない!でもそれと引き換えに今まで名前しか出てこなかった王族が軒並み大集合してる!
学園ものの大人の制約に縛られない自由さもあるし、嫁取りをかけたデイッターとか読んでて楽しい。
学園でたくさん飛んでく光の柱の謎が気になる。それに、図書館のじじ様の正体も気になる。
嫁取りで決まったハンネローネの行末や、図書館で途中から退場したヒルデブラントの動きが続きでどうなるのか。。。
あと、神に祈ることで眷属の加護が成人後も増えるなら、今のジルヴェスターはすぐにでも欲しそう。面白くなってきたー!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ローゼマイン貴族院3年目の話。
フェルディナンドがいなくなり、トラブルのスケールがますます大きく。
王族がどんと表に出てきて、次のステージに上がった感じ。
恋愛、と呼ぶには微妙なものの、男女関係の話が増え、学年が上がってきた感。
ひとつだけ、純粋に恋愛と呼べるシーンは意外な展開で、ほほえましかった。
毎年のことながら、貴族院からの報告書を読む番外編には、笑ってしまう。
今年は特に、ものごとのエスカレートの度合いが高く、フロレンツィアが目を回すのも納得。 -
面白かった。
フェルディナンドの様子から始まったので、
こりゃアーレンスバッハ編か!と喜んだら、
ちょっとした近況報告程度だった。
とうとう貴族院図書館にある王族図書館(というわけでもないが)に突入。
王子3人と接触することになり、じわじわと王族との関わりが増える。
ディッター狂国ダンケルフェルガーが暑苦しくそしてめんどくさい。
良かれと思った善意の迷惑ほど難儀なことはないというのを
面白おかしく読ませてくれる。
ダンケルフェルガーの儀式からの貴族院での奉納式と
嫁取りディッターへ、流れるようにトラブルの連鎖が起きていくのが
とても面白い。
ハリーポッターにハマった当時を思い出す。 -
何のためにそなたに図書館を与えたと思っているのか?とフェルディナンドが泣いちゃうよローゼマイン!
地下書庫の秘密?王族を巻き込んだ奉納式?嫁取りディッター?話題多すぎ!
レスティラウトは政変後に他領からの嫁入りが減ってしまって、ダンケルフェルガーの人としか関わらなかったから、あんな不器用な言い方しかできないんだろうなぁ~。いや、俺様ちっくな性格的なものも大分あるかもしれないけど…。
意見をハッキリキッパリ主張するローゼマインに対して、良いな、より生意気な…!!の方が強かったのだろう。
けど、奉納舞でモデルとしての美しさに気付いて改めて評価してみたら、引っ込み思案な妹(押さえつけてる自覚ナシ)より対等に話せるし、魔力も成績も優秀だし、ディッター強いし(笑)、あれ、意外と結婚したらやりやすいし領地のためになるし、描きがいがあるし良いんじゃ?
ってなったんだろうなぁ…。
彼の側近の方が主のことを理解してる。
コルネリウスの気障さを見習ったほうがいいよ!(おそらく数年後に本になるはず)(笑)
でも基本的に文学少女(?)のローゼマインは、乱暴だったりオラオラ無理強いする脳筋の男の人は苦手だから、普通に告白しても伝わらないか断られそう。
ある意味プレゼン方式告白であってたのかもしれない。 -
これまではアーレンスバッハとローゼマイン、という対立軸が主でしたが、他の大領地たちもローゼマインを手中に収めようと動き始めましたし、王族や中央神殿の動きも気がかりになってきました。
相変わらず、ディートリンデをはじめとするアーレンスバッハ勢は鬱陶しく、エーレンフェストに順位を抜かされた中・下位の領地の「勘違い」も気に障りますが、ローゼマインの暴走ぶりは健在ですし、彼らの思惑を超える行動で着々と信者を増やしているところは一つの安心材料でしょうか。 -
王族も交えての奉納式を行うことになる神殿長のローゼマイン。という大イベントもあったけれど、やっぱり嫁取りディッターにつきますね。
そしてなによりヴィルフリートの手を取るハンネローネ。
ハンネローネがエーレンフェストにお嫁に来ちゃったら、ローゼマインは喜んで第一夫人の座を譲って、第二夫人のほうが心置きなく図書館に籠もっていられる!と喜んでしまうんだろうな〜と思えてしまう展開ですよね。 -
多分再読6回目。今回気がついたのは、P362「王族に対して条件を付けることが信じられない」というジギスヴァルト王子の考え。
うーん、お坊ちゃんな甘い考えをこんなところで出していたか。が、ここで、ヴィルフリートとの妙な共通点に今回気がついた。
早々と父の後継者に決まり、周りの意見を聞いても楽天的な解釈しか出来ず、ローゼマインに振り回される。政治的に重要な事にも、世界の根幹を為す本にも興味を示さない。理解していないのだろうが。
意図して似た人物を主人公の婚約者にしようと作者がしているのか?要領の良い者は逃げてしまうことを表しているのか。深読みしすぎ? -
ローゼマインの暴走は止まる様子がありませんね。むしろ度合いを増してるような…奉納式も嫁取りディッターも読者としてはおもしろいですが巻き込まれる人たちは大変だろうなぁと思いながら読みました(笑)保護者の頭痛が手にとるようにわかります…。戦闘シーンは楽しいけどハラハラもしました。それとハンネローレとヴィルフリートの組み合わせはかわいくて和みますね。ハルトムートとクラリッサのふたりの暴走具合も好きです(笑)