グレタのねがい 地球をまもり未来に生きる: 地球をまもり未来に生きる

  • 西村書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867060070

作品紹介・あらすじ

世界を動かした16歳の勇気ある環境活動家、グレタ・トゥーンベリの物語。
「もう待てない」。スウェーデンに住む15歳のグレタ・トゥーンベリは、
地球温暖化を食い止めるための行動を大人たちに迫るため、
授業をボイコットして、たった一人で学校ストライキ「未来のための金曜日」を始めます。
それはあっという間に、世界中の少年少女たち、そして大人たちへと広がっていきました。
気候変動に関する国連サミットCOP24をはじめ各地で講演し、
ノーベル平和賞にもノミネートされたグレタ。
自分たちの未来のために、権力を持つ人たちの無関心と戦い、声をあげる活動は今なお続いています。

感想・レビュー・書評

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  •  まず自分が行動して示す。
     わかってはいるが、大人たちができていないそのことをきちんと理解し、この15歳の女性が成し遂げたことは本当に素晴らしいと思った。
     確かわたしも子供の頃環境に関する授業を受けた後、1週間くらいはこまめに電気を消していたが、今ではすっかり忘れてしまっていた。
     子どもだからとかじゃなくて、この方だからなし得たことだと思った。

     尊敬するだけでなく、まずは10のうち1つでも自分にできることを始めていきたい。
     改めて、、、必要なものを考えて買うこと、電気をこまめに切ること、冷暖房の設定温度等を気をつけていくことにする。

     ちなみに、環境問題とは違うが、アスペルガーの子が少しのことで不安を感じやすく、場面性緘黙症と言う状態に陥ることがあると言うことをこの本から学ばせていただいた。

  • 地球温暖化を止めるために温室効果ガスを削減しなくてはいけない。大人たちは一刻も早く対策ととらなくてはいけない。
    グレタさんはそう訴える。

    2018年8月20日にグレタさんが座り込みの抗議を始め、9月7日にはたくさんの人たちが集まってきているのを見ると、もともと多くの人が「環境対策しないとまずいよね?」と感じていたところにグレタさんが現れたのかな、と思う。

    アスペルガー症候群特有の集中力が、彼女を環境問題に立ち向かわせているのだろうか。すごいエネルギーを持った人だ。

    温室効果ガスや二酸化炭素を無害な別の気体に変換するような、環境対策に特化した救世主ガスみたいなものが発明されたら地球温暖化問題は解決に向かうだろうし、グレタさんや彼女の賛同者も学校や仕事に行ける。
    誰か作ってくれないのか、救世主ガスを。

  • グレタさんがどういう思いでどういう行動をしたかをわかりやすく語っている。
    最近の自然災害や異常気象、ニュースでやる生態系の変化を見ていても、地球が目まぐるしく変わっていることがわかる。

    自分にはなんの問題がないと思っていてもニュースで見る被害を見ると、いずれそれが自分にも降りかかってくることを考えずにはいられない。

    グレタさんのように大きな行動には移せないけど、節電とか3Rとか地道にやっていこうと思います。

  • 2018年8月20日、学校を休んでスウェーデンの国会議事堂前で気候変動から地球をまもるためにストライキをしたグレタ・トゥーンベリの紹介本。
    母は有名なオペラ歌手。父はスウェーデンではよく知られた俳優であり作家という家庭環境や、アスペルガー症候群という病気であったこと、また両親が彼女のために仕事を犠牲にしてサポート活動をしたことなどが分かる。

  • 1人の子供の発想、願いが大きく人々を動かす。

  • 国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11454330

  • 9)子供は大人の命令には従わないが大人のすることはマネする
    23)アスペルガー症候群=自分が興味を持った事をとことん突き詰めていく
    28)戦争に痛めつけられて逃げてきた難民の心配はしても旅行して肉を食べて車を運転している。地球を痛めつけているのは心配じゃないの?
    58)希望も必要だがそれ以上に行動が必要なのです
    85)何をすべきか決めるのは子供達ではない
    88)過去200年の間に私達の生活は一気に変わった。今日のような生活をするために山ほどの燃料を燃やしているというのに私達がとりたてて気にも止めないのはそれがボンネットの下に隠れているエンジンの中や暮らしている町から遠く離れた発電所で起きているから。
    116)地球温暖化対策を求める運動に必要なのは賞ではなく権力者達が科学に耳を傾け始めること

  • 図書館で借りて読了。

    スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが、15歳の時に1人で始めた「気候のための学校ストライキ」の活動に至った経緯や、その後の世界的な広がりを知ることが出来る一冊。

    グレタさんのことは、失礼ながら"環境のことで何か発信された方"というざっくりとした知識しかなく、どういう方で何をされたのか興味があったので、偶然この本を手に取れて良かった。
    彼女の環境に対する強い思いや、今も活動を続けられていることにただただ尊敬。
    何よりご家族の深い理解とサポートも素晴らしいなと思った。

    本書中に世界各地で同じ日に開催する大規模な集会、「グローバル気候マーチ」の話があり、調べてみると日本各地でもこの活動があることを初めて知った。
    コロナが落ち着いて活動が再開されたら私もぜひ参加したい。

  • グレタさんの活動内容や考え方がわかりやすく書かれていて、分量も多くないので、小学生にも読みやすい。また、具体的な生活の中で実行すべき行動が11項書かれているのも、総合などでそこだけ使えるし、平和スピーチコンテストや人権作文にも、オススメしやすい。

  • 世界中で、温室効果ガスについてもっと勉強してほしいという願いのある内容だったと思いました。小学生や中学生と一緒に読むと親としての責任も付いてきます。

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著者プロフィール

著◆ヴァレンティナ・キャメリニ
イタリア・ミラノ生まれ。ウォルト・ディズニー社のコミック部門で働いたのち、小説や子どもの本の執筆に携わる。

「2020年 『グレタのねがい 地球をまもり未来に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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