下の階にはツキノワグマが住んでいる (ことのは文庫)

  • マイクロマガジン社 (2024年5月20日発売)
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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784867165744

作品紹介・あらすじ

「今すぐ入居できる物件は、残念ながらこちらだけです」住んでいた賃貸マンションで火事があり、急遽引っ越すことになった頑張り屋の社会人・ゆり子が紹介されたのは、「築35年・動物入居可能(ペットの意味にあらず)」の物件だった。なぜならば、ここは、人間と「人の言葉をしゃべる動物」たちが仲良く共存する、そんな世界だからだ。ゆり子の部屋の階下に住んでいたのは、胸の三日月模様が印象的な、人(?)の好いツキノワグマ。誰かとコーヒーを飲むが大好きで、はちみつケーキが大好きで、ヒグマさんの作るビールが大好きで、お鍋が大好きで、冬眠の前にはクリスマス・お正月・バレンタインの贈り物などを一通り済ませてから眠りにつく。そんなのんびりとしたクマと日々を過ごすうち、ゆり子の少し疲れた心は優しくほぐされていく。そして彼女はいつしか、ずっと背を向けていた母と向き合ってみようと自然と思えるようになり――。

感想・レビュー・書評

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  • 動物さんたちとのほのぼのライフ。こんなクマさんなら大歓迎。

  • 残り100ページを切ったところでリタイヤ。

  • 人間のゆり子さんと、隣の部屋に住むツキノワグマのお話。
    人間と動物が当たり前のように会話をして、生活をしている様子が、川上弘美さんの『神様』みたいだな〜と思っていたら、参考文献のページに書いてあったので「やっぱりー!」とつい嬉しくなってしまった。
    となりのクマさんとお散歩したりお茶したり、他の動物たちとも仲良くなったり。
    おとぎ話の日記版のような、ほんわかするお話。
    ゆったりした雰囲気で和みたい人におすすめ。

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