魍魎少女 (1) (ゼノンコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867201411

作品紹介・あらすじ

時は大正時代。この世の様々な化け物ども・魍魎(もうりょう)を種にして売る「魍魎屋」を営む少女・林檎丸(りんごまる)は、同業者のライバル・八房(やつふさ)の手でバラバラにされた師匠・雪之条(ゆきのじょう)の7つの体を探す旅を続けていた。立ちはだかるは八房の配下の魍魎たち。ドデカイ武器に、オッドアイ、口が悪くて、超強い林檎丸が、バッサバッサと魍魎を斬るッ!奇妙痛快冒険譚!!

感想・レビュー・書評

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  • 特徴的な壺を抱えた年若い着物少女が魍魎が跋扈する世を時には華麗に、時には血生臭く渡り歩く様が描かれている
    魍魎を主題とし、人の生死が頻繁に描かれることを考えると作風はおどろおどろしくなってもおかしくないのだけど、異様さの中心にいる雪之条が気の抜けたおっさんみたいな言動を繰り返すものだからそこまで身構えずに読むことが出来るね

    妖怪変化が蔓延る世で奪われた身体を取り戻すために旅をするというとあの超有名作が思い浮かぶけど、こちらでは身体が無いことに関する悲哀よりも着物少女である林檎丸のバトルアクションをメインに描いているね
    オッドアイで着物な幼い少女が巨大ノコギリ片手に魍魎や悪人をバッタバッタと薙ぎ倒す!もうそれだけで細かいことなんてどうでも良くなるくらいに痛快な内容になっているね

    それにしても雪之条と八房の関係性がよく判らないな
    無二の親友とのことだけど、八房は理由も告げずに死なない雪之条を殺した
    雪之条も殺されたことに対する恨みは見えず、どちらかというと八房の行動理由を気にしているくらい
    そして再会した八房は雪之条の身体を取り戻す手助けをする……
    物語の中心にいる雪之条と八房の関係がどうにも普通の恨み恨まれではなさそうで彼らの思惑を測りかねるね

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著者プロフィール

白石純: 独自の世界観が魅力の注目の作家。著作に『ドードーマ』全3巻。

「2020年 『魍魎少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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