- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784867201626
作品紹介・あらすじ
香とさゆりを救出するため、スネイク兄弟と死闘をくり広げる獠とJJ。かつて“エンジェル・ダスト”に侵されていた獠。手段を選ばない“冷徹な殺し屋”だったJJ。ふたりは互いの過去と向き合い乗り越えることはできるのか――。そして、新シリーズ開幕! 獠のアメリカ時代のパートナー、美しき始末屋マリィーが登場!
感想・レビュー・書評
-
“憂いのMy Sister”篇も完結!香とさゆりの姉妹愛とともに、スネイク兄弟の絆も描くことでエピソードの厚みがより増して素晴らしかった。エンジェル・ダストに冒されたパイソンの目を覚まさせるため、銃ではなく拳で勝負を挑んだリョウがカッコよかったね!カウンターを決めた瞬間の悲しみを秘めた瞳が印象深い。その後にパイソンへ声をかけた、
「最初からやり直すんだな……お前ならできるだろ」
この言葉のやさしさは惚れるね。あくまで相手を生かすために戦うところが痺れる。
「全てを失ってもあいつらには兄弟の絆が残っている ひとりでも自分を信じてくれる奴がいるのなら…きっとやり直せるさ」
この言葉も勇気づけられる一言だった。家族でも恋人でも友人でも、ひとりでも信じてくれたり、笑い合って過ごせる仲間がいるのなら、きっと生きていけるんだろうなって背中を押してくれた言葉。
そして、さゆりがこの依頼の中で見つけ出した答えもよかった。
「わたしの知ってる真実より 彼女が知ってる真実の方がより真実だわ!」
姉妹であること以上に、香が手に入れてきた真実を尊重するさゆりの思いの深さ。なかなかこういうことってできないよね。ラストシーンも美しくてよかった。
その後は沙織のバースデーエピソード!大好きなマンガの登場人物たちに祝ってもらえるってめちゃくちゃ感動するだろうね。こういうほのぼのした回からも原作愛が伝わってきていいね。それにしても、海坊主が選んだプレゼントには思わず声を上げて笑ってしまった。
ラストではリョウのアメリカ時代のパートナー、ブラッディ・マリィーが登場。このエピソードもどんな展開を見せるのか楽しみ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作品を読むと、本家を読み返したくなるのよね。どのエピソードも好きなやつばっかで。
次のブラッディ・マリィーも、早く読みたい。 -
7巻なので基本構造は割愛。
前巻までのお話的なあらすじが無かったので、あいまいなまま読み始めてしまったが、香のお姉さん編完結。
リョウのかつての相方編の導入で次巻へ。
原作エピソードではあるけれど、独自の展開に置き換えられ・・・この作品の肝である転生者たちの物語の介入が少ないとなると・・・ただの同人系二次創作な気がしちゃう。
描いている作者だけが楽しい系のifストーリー的な、薄い本で一番つまらないタイプのヤツ。
既存の作品の中に転生した系の可能性の試行錯誤という部分なのだろうけれど・・・。
基本構造はタイムトラベルと思うのよね。
タイムパラドックスを気にしなくていいタイムマシンもの。
歴史のifも面白いけれど、タイムトラベラーなり転生者なしでifだけ語られてもなぁ・・・という心境。