猫と紳士のティールーム (1) (ゼノンコミックス)

  • コアミックス (2023年2月20日発売)
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本 ・マンガ (160ページ) / ISBN・EAN: 9784867204771

作品紹介・あらすじ

街にひっそりと佇む紅茶専門店の店主・瀧。極度の人見知りの彼が唯一心を開くのは愛猫のキームン君と紅茶だけ。そんな哀しく愛らしい男が、少し疲れた現代人の心を紅茶と不器用なおもてなしで癒やすハートフル・ティー・ストーリー♪

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ前に三省堂書店の書店員さんのおすすめのコーナーにおいてあったこの漫画。
    ほかの感想にもかいたけど、働き過ぎて臓器系の病気になったので、無理やり退職。
    私は元々紅茶が好きだ。大好きだ。
    なのに、心に余裕がなかったのか、ゆっくりと茶葉から紅茶を入れる…なんて動作もしていなかった。
    というか、思いつきもしなかった。
    退職し無職になり、なんとなくタブレットをおもちゃにしていてら、この漫画が出てきた。
    久しぶりに読み返して見たら、無性に紅茶を茶葉からいれて飲みたくなり、心がふわっと軽くなった。
    紅茶とお菓子ときたら、この漫画のこの先もよみたくなる。
    ただの漫画と思っちゃいけない。
    だって、まるで専門書のように主人公が語る紅茶の話、お菓子の話が詰まっているのだ。
    もちろん続きも読みますよ。

  • やっぱり、モリコロス先生の作品は、心にほわっと染み込んでくる。
    『のぼさんとカノジョ?』はストーリーの力のみで、読み手を癒してくる感じだったけど、この『猫と紳士のティールーム』は、ストーリーの力に、美味しい紅茶もプラスされてるから、より癒される。
    しかも、タイトルに入っていて、なおかつ、表紙にも描かれている猫ちゃん、名前はキームン君、がこれまた、良い味が出ているんだよな。基本的には黒猫なんだけど、胸の部分だけが白く、そこがワイシャツっぽいのが、実に可愛い。
    中身も、客に大しては適度な愛嬌を振り撒き、ヘタレな主人に厳しい、でも、時には優しくするってのも、モリコロス先生のテクニックを感じちゃう。
    言うまでもないけど、この『猫と紳士のティールーム』は紅茶。
    多分、モリコロス先生、元々、紅茶が好きで、この作品を描く上で、これまで以上に勉強したんだろうな。
    瀧さんの洗練された、紅茶を淹れる所作や、お客様に出す紅茶の説明、そのお茶と合うお菓子から、モリコロス先生が行った取材の厚みを感じ取れる。
    先にも書いたが、店の主人である瀧さんが、ヘタレで、軽い対人恐怖症ってのも魅力だ。そんな人間が、どうして、接客が必須の飲食店を!? とツッコんでしまった、思わず。
    そんな瀧さんが、紅茶について語る時、メッチャ活き活きするのが、凄く可愛い。同一人物かよ、と驚いてしまうほど。そして、ハイテンションになっちゃった瀧さんを、看板猫であるキームン君がビシッとシメる、そこまでの流れが最高だった。きっと、瀧さんのような人間を、無自覚タラシ、と人は評するんだろう。
    きっと、私だけじゃないだろうけど、この『猫と紳士のティールーム』を読んだら、イケオジがいて、看板猫もいて、なおかつ、美味しい紅茶が飲める喫茶店に行きたくなっちゃう。そんな「したい」を抱かせる、この作品は間違いなく、良い作品だ。

    この台詞を引用に選んだのは、分かるなぁ、と共感できたので。
    これは、今、社会人をやっている人なら、一度は味わっているであろう苦味。
    あるあるネタと言っちゃ失礼だけど、そこまで、珍しい事じゃない。
    まぁ、先輩に、気にするな、と言われても、新人の内は気にしちゃうんだよな。
    落ち込んで、それを引きずっちゃうタイプ、これはまだ、良い方で、中には、聞きやすい雰囲気にしてくれなかった先輩が悪い、と逆恨みをしたり、自信を失い過ぎて、そのまま、トンじゃう奴もいる訳で、参ってしまう。
    けど、この片出さんは、聞く勇気を持てなかった自分の弱さを乗り越えた。
    であれば、きっと、彼女は成長できる。二度と、同じ失敗を繰り返さないだろう。
    (昨日の失敗も、元はと言えば・・・忙しそうな先輩に、声を掛けられなかったのが原因だった。ほんの少し、勇気を出して、聞くだけでいいのに、出来なかった)(by片出さん)

  • 瀧さんのビジュアルがもっと「良い!」と感じられたらもっと素敵な作品になるのになと思いました。そこの前提についていけないと、内容全体の良さが半減してしまう……
    紅茶の知識を得られるところや、ティータイムを大切にする感覚は素敵だけど、正直なところツイッター漫画の域を出られていない印象。

  • シャイなイケオジ瀧さんと、看板猫のキームンくんが、すてきなティータイムで癒してくれます✨
    紅茶とお菓子の組み合わせや、紅茶の知識についても優しくわかりやすく組み込まれていて、いろんな楽しみ方ができます。
    知人にお借りしてのご縁ですが、自分でも購入しました。

  • 日常の中にいるお客様たちが、イケおじとイケ猫に癒されてとろけるお話。美味しいは正義!次巻楽しみです。

  • 幸せになれる。
    紅茶好きも、あまり知らない人も読んだら紅茶を飲み(に行きたく)なる。
    こんな場所、あったらいいな。
    前はあったんだけど。

  • 瀧さんのビジュが良すぎる〜!!
    紅茶に関しての表現力が高くてすぐにでも紅茶を飲みたくなった。
    ロイヤルミルクティーを家でも作ってみようと思う!

  • 照れ屋さんなのに何故か喫茶店を営む瀧さんの
    丁寧な接客ぶりがとても良い。
    紅茶が好きなので読んでいて楽しいし、
    こういうお店が近くにあってくれたら
    絶対通うのになと思う。

    それにしてもお茶菓子までついてポット提供で
    700円は流石に安すぎて心配。

    美味しい紅茶が飲みたくなる。

  • 紅茶は嫌いなので飲まないが、読んでいてフルーティなコーヒーが飲みたくなった。作中のお菓子と紅茶のマリアージュはコーヒーで体験したことがあるが、確かに一口お菓子を食べてコーヒーを飲むとその美味しさにおどろいたことがある。

  • マンガも大好きだけどあまりにも読む量が多いから記録はやめとこうと思ってたのに、これは好きが詰まってて思わず書きたくなった。

    かわいい猫に癒されるし紅茶の知識も学べる。
    1話に大好きなダージリンが出てきた瞬間、虜に。

    これは続き、買います!

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著者プロフィール

モリコロス:代表作「のぼさんとカノジョ?」「タレソカレ」「咲けよ花咲け!」

「2023年 『猫と紳士のティールーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

モリコロスの作品

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