猫と紳士のティールーム (3) (ゼノンコミックス)

  • コアミックス
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867206171

感想・レビュー・書評

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  • 破壊力が高いっっ、この(3)の表紙!?
    既刊の表紙も、モリコロス先生の描くイケオジとイケニャンの色気がムンムンだった。
    しかし、この(3)は、私的に、上回っている、と感じるものだった。
    KOされなかったらファン失格だ、とまでは言わんが、私と同じく、この(3)を書店で見て、あまりにも突き抜けている「美」にブチ抜かれ、膝から崩れ落ちかけたファンが絶対にいるはずだ。
    実際問題、男だって、二次元、三次元に関わらず、イケオジに対し、「色気があるなぁ」と感じる事は多い。しかも、モリコロス先生の描くイケオジは、レベルが段違いだ。
    美形オジの色気、その出し方を熟知しているんじゃないか、モリコロス先生が、コアミックスで漫画を出している描き手の中で、一番、と思うほど。
    しかも、モリコロス先生は、イケニャンコまで描けるんだから、もはや、ズルい(笑) まぁ、モリコロス先生は、猫に限らず、他の動物を描くのもお上手な方なんだけど。
    けど、私だって忘れている訳じゃない、この『猫と紳士のティルーム』の主軸が、イケオジとイケニャンではなく、そもそもが、紅茶と食べ物の相性の良さって事を。
    元より、私自身が珈琲よりも紅茶を愛飲する事もあって、この漫画を読んでから、美味しい紅茶を飲む事を意識するようになった。まぁ、未だに、紅茶を家で飲むばかりで、専門店の類に行けていない事は脇へ置くとしても、だ。
    どの話も、登場する紅茶と食事の美味しさが登場人物らの嘘臭くないリアクションで伝わってくるし、瀧さんの可愛らしい人見知りが炸裂している。そんな中で、私的に、もっとも印象に残ったのが、瀧さんに対して、淡いけど、年経るごとに深みを増している特別な感情を抱く亀本さんが登場する第14話「デカフェティーとマカロン」だった。こうゆう、良い年の取り方をしている男女の、恋愛未満の関係に美しさを感じるようになった私も、それなりに、人間として成長が出来てるのかね・・・

    この台詞を引用に選んだのは、アオハルだなぁ、と感じたので。
    そう感じてしまうのは、私が、もう、オッサンである証拠、と言われてしまったら、ぐぅの音も出ない。
    しかし、その上で、これを大事にしなさい、とオッサンらしく言ってやりたい。
    なりたい職業を目標に据えて、そこへ真っ直ぐ、脇目も振らないで突っ走る努力、それも大事だが、こういう小さな目標、と言うか、自分の中に芽生えた、最初の欲を頑張る理由にする事も必要だ。
    意外なもので、この小さな憧れが、夢を叶えるのに必要な最後の1ピースになったりするもんだぞ、若人たちよ。
    (いいなあ・・・瀧先生が知ってるような色んなもの・・・私も知りたいな・・・)(byゆあちゃん)

  • ラストの方で、ときめき展開が来た!

  • 1-3巻読了。読書会でオススメされて、手に取った作品。紅茶大好きなイケボ、イケオジだけど人と目が合わせられない極度の人見知りの瀧さん、お店の看板猫のキームンくんが出迎えてくれる紅茶専門店。まるでヨーロッパに来たかのような豪華な内装に、本日の紅茶700円(紅茶二杯にデザート付き)でたっぷり楽しめて。紅茶に興味を持った人に質問されれば、瀧さん嬉しくなってとめどなく解説を始めるが、長くなりすぎるとキームンくんが飛びかかって止めてくれて。美味しく入れられた紅茶とデザートとのマリアージュが最高で、OLさんも主婦も老夫婦も女子高生もみんなこの店のファンになり。紅茶を飲んだ時、マリアージュした時の描写には読んでて紅茶欲がくすぐられ。「山田三姉妹」の会に出てきた2階の特別室、嗚呼行ってみたい!と思うと同時に、その昔麻生にあった麻布珈琲邸に似たような部屋があったなあと思い出しました(一度しか行けなかったけど)。そしてケーキ屋の佐藤さん、オッサンずラブかよ!というくらいの瀧さんとのベースにお互いへの敬意があるやりとりがとてもよかった。本日の紅茶700円でどうやって成り立ってるの?!という疑問には3巻最後の会計士さんとのやりとりでなんとなく解明され。その会計士さん用にデカフェの紅茶、淹れるところもまたいいですよね。

  • 猫と紳士のティールーム3巻 読了。帯は津田健次郎さん。

    瀧さん、どうやってお金稼いでんだろ…という疑問が解けた「デカフェティーとマカロン」
    優しさは心配に繋がる、瀧さんのお店がみんな好きだから行動したくなる、わかる。長年知った顔だと踏み出せなかったり気づかなかったりするかもしれないけど、2人の始まりはここから始まってもいいと思う。ちょっと期待。

    デフォルメ瀧さんがどんどん可愛くなってる、癒し。

    紅茶の知識はもちろん、常連さんや山田三姉妹、佐藤さん、新しいお客の額田王(仮)夫妻など個性豊かなキャラが増えて益々表現が広がり楽しく読めました。今巻も素敵な話ありがとうございました。

  • 猫と美中年紳士のいるティールーム3巻。
    憧れる空間ですね、紅茶の飲めない身としては夢みたいな心地よさで読ませてもらえる。
    ほのかに恋心のようなものをにおわせるおねえさまにポッとこちらも頬が染まる想いです。

  • Contents
    第10話 マサラチャイとカレー
    第11話 ヌワラエリアとスフレケーキ
    第12話 ダージリンとモンブラン

    第13話 サモワールとクッキー
    第14話 デカフェティーとマカロン

    スパイスは苦手なものの方が多いので、マサラチャイは無理かもと思いながら、カレーあんなに美味しそうに食べられたらホントにカレー食べたくなるわぁ。
    ヌワラエリアを額田王(ぬかたのおおきみ)と間違えて覚える方が難しいと思うけど、割れ鍋に閉じ蓋のご夫婦っているものなんだろうなーと思う。
    瀧さんのお店にケーキをおろしているケーキ屋の佐藤さん(陽キャ)登場、おろして貰うの交渉するために店の商品全部制覇しちゃう瀧さんとか、殺し屋だと勘違い?しつつも商品売っちゃう佐藤さんの関係性が面白過ぎる。

  •  おおぅ、憧れのサモワール!今は電熱器のものもあるのか。淹れ方も初めて知った。沸かしたお湯で、飲む都度淹れるのかと思っていた。
     サモワールなのにロシアンティーではない辺りがまた良い。甘いジャムをカップから紅茶がこぼれるくらいに入れて、砂糖の板をお茶受けに飲むとロシア史の教授に教わったが、日本人向きではないとおっしゃっていたので、ロシアンティーは未体験だ。スイーツとのマリアージュを考えると、瀧さんの選択は、ブラックかミルクティーだったのだろう。
     終わりの方に出てきた亀本さんも、瀧さんの背景を感じさせる存在だ。引き留めてまでその人の為に選んだ紅茶を淹れる女性とは…。この先の展開が楽しみ。さぁ、次は4巻だ。

  • 今回キームンくんがやたら可愛く見えた。
    10話のカレーとチャイが美味しそうだったな。
    いつかやってみたい。

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著者プロフィール

モリコロス:代表作「のぼさんとカノジョ?」「タレソカレ」「咲けよ花咲け!」

「2023年 『猫と紳士のティールーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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