- Amazon.co.jp ・マンガ (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784867206225
作品紹介・あらすじ
繰り広げられる獠と海坊主の死闘ーー。その闘いの結末の鍵を握る「槇村の時計」が何故か登場せず…!?
「このままだと獠さんが死んでしまう!!」原作改変によって招かれる最悪の状況を避ける為、沙織が取った行動とは…!?
そして、転生者である沙織に新たな気持ちが芽生え…!?
波乱の第13巻!!
感想・レビュー・書評
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原作でも有名エピソードである獠と海坊主の死闘が始まる!だが、その結末の鍵を握る槇村の時計を獠は受け取っていなくて──。このままでは獠の命が危ないと、沙織はある行動に出る!
ぼく自身も印象深い獠と海坊主の決闘エピソード!当時はその戦いを何度読み返したかわからない。まさに紙一重の命運を分ける槇村の時計!沙織が転生してきたことによってか、その時計が槇村の墓の上にない!その決定的な事実を知るのは沙織だけ!彼女は獠の命を救うため、自分の秘密がバレることもいとわずに時計を持って走り出す。不可解な行動であろうとも、今まで積み上げた信頼関係があったからこそ香も信じたというのが熱いよね。
最後の最後までどうなっちゃうの?!という緊張感が続く。沙織の機転がナイスだった。自分ならあの発想は出ないかも。そこから決着までのシーンも見入ってしまう。無心で撃った獠と、対応が一瞬遅れた海坊主の表情の対比が見事だった。殺し合いではなく決闘だからこそ、お互いフェアであろうとしているのが二人を生かしたんだよね。美樹の全力グーパンは笑ってしまうけど、あの覚悟を背負って見守っていたというのもいい。
そして、バトルの山場を越えた先には、転生ものとしての山場が!ついに沙織が転生者だと告白することに。勇気を出して伝えた言葉をやわらかく受け止める獠と香がカッコいい。ああ、二人ならこうするだろうなって感じられる展開でグッときた。今後は沙織の知識も重要になってくるのかも?それとも、まったく別の道へと進んでしまうのか?!そんなシリアスさから一転してギャグになるところも最高。
新章は獠を自分の孫だと信じている神宮寺道彦が登場する話へ。彼の孫娘であり依頼人、さらには許嫁という遥!沙織に助けられた遥は彼女を先生扱いし始めて──?!今回は息抜きエピソードになりそうで楽しみ。それにしても「わしとお茶でも一発」て(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示