源氏物語の戦略 引用と反復

  • 文学通信 (2024年6月14日発売)
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本 ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784867660461

作品紹介・あらすじ

『源氏物語』の〈戦略〉、それは読者を惹きつけ楽しませるためのものである――。

その〈戦略〉の実態を多数の例をもとに論証していく書。

先行作品をいかに取り込むか。〈反復〉という文学的技法で何を効果的に伝えようとしたのか。

そしてそれに読者は気づくだろうか。多岐にわたる試みを丁寧に解き明かす。

「同時代の様々な読者層を幾重にも惹きつけ、楽しませるものとしてあった文学的〈戦略〉は、その後、時を経てなお、多くの読者に響き続け」る。



【〈引用〉と〈反復〉という『源氏物語』に仕掛けられた文学的技法は、多様な読者の知識・素養のレベルに応じて作用する場合と、レベルに関わらない場合とをあわせもつ、極めて戦略的なものであった。気づかなくとも十分楽しめるが、気づけばもっと面白い─。このようにして同時代の様々な読者層を幾重にも惹きつけ、楽しませるものとしてあった文学的〈戦略〉は、その後、時を経てなお、多くの読者に響き続ける。本書は、そうした『源氏物語』の〈戦略〉の実態を多数の例をもとに論証するものである。】……「序章 『源氏物語』の戦略と読者」より

感想・レビュー・書評

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  • 1day 紫式部の仕掛け~『源氏物語』が人気を博した理由を探る~|講座検索|新潟日報カルチャースクール(開催日6月21日)
    https://cul.niigata-nippo.co.jp/course/detail?id=516976

    高橋早苗先生が第16回中古文学会賞を受賞しました(新潟大学人文学部国語国文学会 Blog) - 文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社
    https://bungaku-report.com/blog/2024/01/16-blog.html

    高橋 早苗 | 新潟大学大学院 現代社会文化研究科
    https://x.gd/RDyMY

    高橋早苗『源氏物語の戦略 引用と反復』(文学通信) - 文学通信
    https://bungaku-report.com/books/ISBN978-4-86766-046-1.html

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著者プロフィール

1978年、宮城県生まれ。山口県で育つ。
東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。
東北大学文学部助教を経て、現在、新潟大学人文学部准教授。第16回中古文学会賞受賞。

「2024年 『源氏物語の戦略 引用と反復』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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