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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784867930137
作品紹介・あらすじ
本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。
本屋「Title」店主・辻山良雄さん推薦!
鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。
鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。
いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。
本屋「Title」店主・辻山良雄
感想・レビュー・書評
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名店として知られた書店の始まりから終わりまで。
考え方にはたくさんの学びがあった。
付箋がいっぱい。 -
長い書店経営のことが綴られている。
カバーをかけてという読者が好きだ、という記事がとても深くて良かった。 -
「魅力的な本屋には、何か目眩にも似た高揚感があるのだ」「棚は呼吸している」という気持ちから43年本屋続けたことに対して敬意を向けたくなる。
「読書は世界を、自分自身の身の丈にカスタマイズする」といった話や、「「あれもこれも」ではなく、「これとこれ」というように選択肢を整理した方が、実は効果がある」と『選択の科学』を引用して、「引き算=何を捨てるか。この場所がこの場所であるのはなぜか?」を問うていることも面白いと思える。そのように、小さい本屋ならではの役割を様々な形で言及して、これまでの本屋生活を振り返っていることに引き込まれていった。
巻末のブックガイドも魅力的なラインナップに思えてくるので、ゆっくり眺めていきたい。 -
なんだろう…参考書読んだみたいな読後感。
ものすごい本に出会えてしまったな。 -
文章が読みづらかった。
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蔦屋梅田店を散策していたら、懐かしい方の名が目に飛び込んできました。奈良さんの名。直ぐ持ち帰り、よみました。閉店したんですね。でも、また、読書の幅が広がりそう。
<書評>町の本屋という物語:北海道新聞デジタル
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<書評>町の本屋という物語:北海道新聞デジタル
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1003181/