町の本屋という物語 定有堂書店の43年

  • 作品社 (2024年3月5日発売)
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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784867930137

作品紹介・あらすじ

本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。

本屋「Title」店主・辻山良雄さん推薦!



鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。



 鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。

 いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。

本屋「Title」店主・辻山良雄

感想・レビュー・書評

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  • 書店員の「聖地」は本を求める人々が深呼吸するビオトープ-鳥取「定有堂書店」 | nippon.com(2020.02.25)
    https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c07104/

    巻頭言 「本にたすけられる」ことの福音 奈良敏行 | 読書室(2023/12/30)
    https://info.dokushoshitsu.com/blog/2023/12/30/192814

    三砂慶明 | 本がすき。
    https://honsuki.jp/reviewer/misago-yoshiaki/index.html

    定有堂書店
    http://teiyu.na.coocan.jp/

    作品社|町の本屋という物語
    https://sakuhinsha.com/japan/30137.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「青空」守った店主の気概 [評]石山府子 (古本とビール・アダノンキ店主)
      <書評>町の本屋という物語:北海道新聞デジタル
      https:/...
      「青空」守った店主の気概 [評]石山府子 (古本とビール・アダノンキ店主)
      <書評>町の本屋という物語:北海道新聞デジタル
      https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1003181/
      2024/04/22
  • 名店として知られた書店の始まりから終わりまで。
    考え方にはたくさんの学びがあった。
    付箋がいっぱい。

  • 長い書店経営のことが綴られている。
    カバーをかけてという読者が好きだ、という記事がとても深くて良かった。

  • 「魅力的な本屋には、何か目眩にも似た高揚感があるのだ」「棚は呼吸している」という気持ちから43年本屋続けたことに対して敬意を向けたくなる。

    「読書は世界を、自分自身の身の丈にカスタマイズする」といった話や、「「あれもこれも」ではなく、「これとこれ」というように選択肢を整理した方が、実は効果がある」と『選択の科学』を引用して、「引き算=何を捨てるか。この場所がこの場所であるのはなぜか?」を問うていることも面白いと思える。そのように、小さい本屋ならではの役割を様々な形で言及して、これまでの本屋生活を振り返っていることに引き込まれていった。

    巻末のブックガイドも魅力的なラインナップに思えてくるので、ゆっくり眺めていきたい。

  • ふむ

  • なんだろう…参考書読んだみたいな読後感。
    ものすごい本に出会えてしまったな。

  • 文章が読みづらかった。

  • 蔦屋梅田店を散策していたら、懐かしい方の名が目に飛び込んできました。奈良さんの名。直ぐ持ち帰り、よみました。閉店したんですね。でも、また、読書の幅が広がりそう。

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著者プロフィール

(なら・としゆき)
1948年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。1980年鳥取にて、定有堂書店を開業。著書に『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』(作品社)、共著書に、『街の本屋はねむらない』(アルメディア)、三砂慶明編『本屋という仕事』(世界思想社)など。

「2025年 『本屋のパンセ 定有堂書店で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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