天皇論 「象徴」と絶対的保守主義

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  • 本 ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867930342

作品紹介・あらすじ

天皇制の本質とは、何か?

象徴とは何を指すのか?

天皇制の謎。それは、なぜ、永続するのか? である。

再発見し、定義され続ける「天皇」とは何者か?

本居宣長、津田左右吉を手掛かりに、近世から登場した天皇制の言説を丁寧に追いながら、現代天皇制の本質に迫る。日本思想史の大家、ライフワーク。



日本の社会的統合の安全弁としてもった天皇制とは天皇制の安定的な持続が日本社会の安定的な統合的持続をも保証するということである。この天皇の安定的な持続的存在によって自分たちの住む日本社会もまた統合性をもって安全に持続するといった考え方、日本人の社会生活を根底的に律するような考え方を私は「絶対的保守主義」と呼ぶのである。(「序言」より)

感想・レビュー・書評

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  • 【BOOK】外からの視点 忘れずに「天皇論」子安宣邦著(松田博公/ジャーナリスト)|あなたの静岡新聞(2024.8.4)
    https://www.at-s.com/sp/news/article/shizuoka/1527366.html

    ◆戦後ナショナリズムの起源[評]風元正(文芸評論家)
    <書評>『天皇論 「象徴」と絶対的保守主義』子安宣邦(こやす・のぶくに) 著:東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/346678?rct=book

    作品社|天皇論
    https://sakuhinsha.com/philosophy/30342.html
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    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • 【鹿大図書館の所蔵情報】
    https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD07162094

    【選書ツアーコメント】
    ・天皇制の本質とは、何か?
    ・象徴とは何を指すのか
    日本の時代の節目と共に定義されてきた天皇制。
    私達日本人は天皇制について真剣に考えてきたのでしょうか。

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著者プロフィール

1933年生。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学専攻)修了。文学博士。大阪大学名誉教授。日本思想史学会元会長。専攻-日本思想史、倫理学。
主著:『江戸思想史講義』『宣長学講義』『徂徠学講義』『漢字論』『思想史家が読む論語』(岩波書店)、『伊藤仁斎の世界』『平田篤胤の世界』『方法としての江戸』『仁斎学講義』(ぺりかん社)、『はどう語られて来たか』『昭和とは何であったか』『「大正」を読み直す』(藤原書店)、『鬼神論』『歎異抄の近代』(白澤社)、『国家と祭祀』『とは何か』『和辻倫理学を読む』『日本人は中国をどう語ってきたか』(青土社)。

「2017年 『仁斎論語 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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