本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生1 (1)

  • TOブックス (2024年8月10日発売)
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感想 : 26
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784867942741

作品紹介・あらすじ

ローゼマイン様にご相談するのです!『女神の化身』の親友が婚約者を決めるために奔走する、恋愛バトルファンタジー開幕!

感想・レビュー・書評

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  • めちゃめちゃおもろかった。
    ローゼマインが領主になって初めての学年、5年生。
    しかも、見た目がいきなり年相応に。
    フェルディナンドがつけた護衛のシュミルがめちゃめちゃ良い。
    もっとローゼマイン成分が欲しいが、それでも
    尊い、、
    やっぱりヴィルフリートはアホすぎて嫌いなキャラだが、
    さすがにあれやこれやを乗り越えて現実が見えたようで
    こマシに。
    今作の主役はハンネローレの将来の婚姻相手問題
    間が悪い能力値は高い、武の勝ったディッター狂いの領主候補生。
    私の大好物天然無自覚系。
    実は脳筋(笑)
    ある意味ローゼマインと被ってる部分も多いキャラではあるが、
    良いですねぇ。とても良い。
    続きがめちゃめちゃ楽しみ

  • ランツェナーヴェ戦などの活躍で、第一位の領地となったダンケルフェルガー。
    その領主候補生であり、ローゼマインの親友でもあるハンネローレには、婚約の打診が集まって……。

    サブキャラクターたちのちょっとした短編集ではなく、ハンネローレ主人公のがっつりした長編で、意外。
    しかも完結しなくて、びっくり。

    ローゼマインたちの出番は少ないが、その後の様子を知れる場面があって、よかった。

    自分たちのローカルルールを当然と思っていたり、他領に押しつけたりするダンケルフェルガーに、やや共感しづらかった。
    本編の時は、力技の時に頼れる存在、という面が強かったのに。

    女神の化身と思われて持ち上げられる、という展開がローゼマインと同じパターンで、ややもやもや。

  • 来たよハンネローレの物語…!
    webでも読んでいたけれど、やはり挿絵が入るとやっぱり格別。
    オルトヴィーンの求愛も、時の女神の降臨も知ってるのにより惹き込まれる。
    星の神の儀式もとっても素敵だった。女神にげんなりしてるシーンも含めて(笑)

    特別SSのヴィルフリート視点も良かった。これを読むために書籍版も買ったと言っていいくらい。(普段はKindle)
    素直さは美徳だけど、反面、疑わずに操られてしまうリスクもある。
    ローゼマインは自分にないスパッとした思い切りの良さが痛快だったけれど、ヴィルフリートやハンネローレの方がどちらかというと共感できてしまう。
    自分の決定内容と失敗で周りに迷惑をかけるのが怖い。叱られないためor褒められるために頑張る。将来について具体的に考えたことがない。これって現代人もそうじゃない?

    なんだか、世では美徳とされている素直さや純粋な心持ちのままでいる事に対して待ったをかけているようだ。
    素直なまま、素直なだけでは搾取されるだけだよ、と。
    それで実は脳筋よりなハンネローレが卒業までにどれだけ成長するか、周りの打算や本気のアプローチの中から自分の望みを見出して勝ち取れるのか。
    個人的にはケントリプス推しなんだけど、ディッター出られないし
    …あぁワクワクが止まらない。

  • 395ページ
    1320円
    2025年3月7日〜3月13日

    久しぶりに本好きの下剋上の世界観に浸れて幸せである。一言一言大事に丁寧に読んでいった。ハンネローレの婚約者候補が次々と現れ、新たなトキメキの予感にワクワクが止まらない。

  •  あー、ここで終わるのかー。続きが読みたい病にかかってしまった。だが、WEBでは読まないと決めたのだ。冬の短編集Ⅲを読み、待つ。

     今回の発売を知って、通巻1巻から読み返してみた。すると、ローゼマインだからこうなったと思われていた部分が、ハンネローレでもあり得ると気づいてしまった。他者との意思疎通は大切。報連相がまわりくどい表現だと届かない。身分差で、問いただすこともできない側近たちは、もどかしい思いを抱えて、主の行動を見守るしかない。
     お貴族様の言葉を現代の直接的な表現と変えた作者の意図は、物語の根幹をなす物だったと、改めてその深さに感動。

     冬の短編集Ⅲが、そしてハンネローレの騒動の結末が待ち遠しい。

  • 一息に本編を読み終わったシリーズの外伝1冊目です。
    尚武の国、ダンケルフェルガーの領主候補生、ハンネローレの視点から描かれる、彼女の結婚相手をめぐる物語です。

    マイン(ローゼマイン)とフェルディナンドのファンとしては、彼らの出番が想像以上に少ないことと、これまでは「ほんわか天然で癒し系のお姫様」というイメージだったハンネローレの案外強情で思い込みが強く周囲に迷惑をかけている(そしてそれに気づいていない)という一面や、本編で読んでいるときに評価が乱高下していたヴィルフリートとの描かれ方など、新しい発見が多かったです。
    とはいいつつも、久しぶりに読むと「誰だっけ」という登場人物も少なくありませんし、細かなところを忘れていて勘を取り戻すまでに少し時間がかかりました。

    「元王族」が暗躍しそうな気配もありますし、このシリーズも本編同様に盛りあがってくれるのでしょうか。
    ハンネローレの悩んでいる姿が多くてスッキリ感は少ない巻でしたが、これからの展開に期待したいと思います。

  • 推しのハンネローネが主人公の新シリーズ、とても楽しみに手に取りましたが…。前半はハンネローネの優柔不断さがお話の展開に染み渡り、あれ?面白くないぞ。人の名前も少し忘れたし、解読苦しいと思いながら読んだものの、ハンネローネが色々理解して決断すると、あらまあ、後半のなんと楽しいことか。ゆるゆるべそべそしてるのに武道派で頑固なところがたまりません。
    それから婚約者候補がたくさん出てきます。
    兄レスティラウトの側近ケントリプス(文官で一つ上表紙右下)とラザンタルク(武官、5年で同級生表紙右中央)、ラオフェレーグ(一年、異母弟)。以上ダンケルフェルガー勢。
    嫁取りディッターでダンケルフェルガーから卑劣扱いおなじみヴェルフリート(エーレンフェスト、表紙左中央)。ドレヴァンヒェル領主候補、オルトヴィーン(赤紫の髪、表紙左下、同級生でヴェルフリート友人)。コリンツダウムの領主に格落ちした元王族ジギスヴァルト(元妻のアドルフィーネはドレヴァンヒェル出身でオルトヴィーンの姉)。
    縁結びの神リーベスクヒルフェ
    時の女神ドレッファングーア
    機織りの女神ヴェントヒーテ
    神たちに翻弄され、しかも時の女神に愛されながら間の悪いハンネローネ、楽しかったです。
    次回は短編集とのこと。早くこの恋の続きが読みたいなぁ。ケントリプスが卒業までにある程度の先は見えないといけないから、結論までそんなに巻数いらないよね?

  • 新鮮な感じ…!ハンネローレ目線だとこんな感じになるのかぁ、あんまりローゼマインは出てこなかったけど面白かった!可愛い!ハンネローレ!髪飾り欲しいもんね。釣られちゃうよね。

  • ハンネローレ編も書籍化されて嬉しいです。
    でも、ローゼマインサイドのお話も読みたいなぁ。

    イラストがつくとダンケルフェルガーのキャラクターも想像しやすいです。
    特にラオフェレーグ、こんなにお子様なのね~。
    そりゃハーネローレの意識外だよね。

    応援SS『友人の恋模様と私の立場』ヴィルフリート視点。
    なぜゲルラッハのギーベとなるかの真相。
    バルトルトは処刑されてたのね。

  • 視点が変わった物語
    マイン以外の視点になるのは
    短編なイメージがあったけど
    こうやって一冊分
    別な視点で楽しめると
    気分が変わるのが面白いです

    良いなぁ
    ダンケルフェルガー
    このキャラクタなのに
    やっぱりダンケルフェルガーなのが面白い
    イラストがつくからこそ
    イメージがより明確になります
    webで読んだときにイメージしたよりも
    イラストの力ってあります

    背比べをしているところの絵や
    相手を倒しているところの絵が
    良いなぁ

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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