感情に振りまわされない―禅の教え42: 気にしないコツ

  • 総合法令出版 (2025年6月10日発売)
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本 ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784868380023

作品紹介・あらすじ

小さな日常の幸せを見逃している理由、それは悩みや不安が、心も頭も支配しているからに他なりません。

あなたの中にあるモヤモヤした悩みや不安は何ですか?
「会っていなくても、そのイヤな人が頭に浮かんでしまう」
「寝る前にしんどい記憶が蘇り、眠れなくなる」
「気にしたくないのに、気にしてしまって、疲れる」
とにかく、しんどい。毎日がしんどい……。


悩みには二種類あります。
「いい悩み」と「悪い悩み」です。
いい悩みは、自分を成長させる力になります。新しい挑戦に向けて悩むことで、次の一歩を踏み出す勇気が生まれます。
悪い悩みは、時間を浪費し、心を蝕むだけです。過去の出来事や他人のことで悩み続けても、何も変わることはありません。
人生は有限です。限られた時間の中で、意味のある悩みにだけ向き合う。自分にはどうしようもない余計な悩みは、手放していく。
では、どのように手放していくのか……。

実はこの「悩みに振りまわされてしまう心」に対して、何百年も前から、シンプルで力強い答えをくれている存在があります。それが、「禅語」です。
禅語とは、禅の修行のなかで語られてきた、短くも深い言葉。
何気ない日々の中で見逃してしまいがちな「気づき」や「整え方」を、たったひと言で教えてくれます。

悩みや不安が頭の中を占領してしまうと、美味しいごはんも、家族との会話も、季節の移り行く美しさも、全部「あるのに、感じられない」状態になってしまう。
しかし、逆にいえば、禅の教えが詰まった禅語の考えを取り入れることで、そんなモヤモヤした心が、少しずつ整っていきます。

この本では、日々の「しんどさ」に寄り添いながら、禅語を通して、心の悩みを少しずつ軽くしていく方法を紹介していきます。
どこか一つの言葉でも、心に届くものがあれば、それは、きっとあなたの「言葉のお守り」になるでしょう。
自分の感情や思考を飼い慣らして、少しずつ手なずけていくことで、日常で起こりやすい「しんどい」にとらわれることが、少しずつ減っていきます。
気づけば、ふとした瞬間に心がゆるみ、見過ごしていた小さな幸せに、そっと気づけるようになる。そんな変化をもたらしてくれるのが、禅語という言葉の力です。
本書で紹介する禅語の中に、あなたの心に静かに寄り添ってくれる「ひと言」が見つかりますように。

著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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