生き方、六輔の。

著者 :
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 30
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870315228

作品紹介・あらすじ

ロクスケ、70歳を前にして初めて「自分自身」を語る。世の中に流されずに淡々と生きるための智恵。

感想・レビュー・書評

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  • 経済環境が良かった時代の所為なのか、「自分らしく生きる生き方」我儘ができた時代の世代だと感じる。だが二人の娘の結婚式に「暇だった来てもいい」は父親として、恥ずかしく、悲しい限りだ。最低限、父親として娘の門出に花向けできない「有名」(我儘・孤独)にはなりたくはない。文中にある「君が代」の意見にはなるほど!だ、と思う。
    「君が代」はメロディーに合わせた歌詞が短く、母音が不自然で、意味がよく理解できないように家元制度を守るように都合よくできている

  • 永の語り下ろし回顧録。2002年刊行なので、もう20年以上も前。
    その間、政治・経済はもちろん、教育や治安、福祉、メディアなど、様々なものが著しく変化していった。そのため、令和の時代の今、この本を読むと、もはや時代に合わないと思えるところが少なくない。だが、時代は変わっても、変わらないところや、変えてはならないこともあるということを感じられるところも少なくなかった。

  • 浄土真宗と言うのは、昔から主に貧乏な人、または貧乏だった人の寺で。真言宗とか禅宗と言うと、檀家は武家・大名、それに準じる大きな商家、大旦那様だけど。
    イスラム圏には援助と言う発想はないんだよ。こちらから言えば喜捨なんだ。喜んで捨てるに近い。捨ててあるから拾ってあげるんだよね

  • 2002年、まもなく70歳という頃の永六輔に、昔なじみの矢崎がインタビューしたもの。永の写真が全部通信社や雑誌の借り物で、ちょっとどうかなという気がする。

    Eメールに関する話が出てくるが、これが2002年でもちょっとどうかなというくらい、何か誤解している感じ。

  • テレビの時代を作った方の本。
    考え方が面白い。

  • 昭和史って感じ。「戦争、そんなに辛くなかった。当たり前の生活だったから」…そうなのか。経験者ですから。重みのある言葉です。

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著者プロフィール

1933年、東京都に生まれる。早稲田大学文学部中退。中学生の頃からNHKラジオに脚本の投稿を始め、大学在学中から放送の世界にかかわる。以降、テレビやラジオ番組の放送作家、作詞家、語り手、歌手などの幅広い方面で活躍中。TBSラジオ「誰かとどこかで」「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」は共に長寿番組として知られる。作詞家として世に送りだした曲には、「上を向いて歩こう」「黒い花びら」「こんにちは赤ちゃん」などの昭和を代表する名曲が多い。著書にはミリオンセラーの『大往生』(岩波新書)をはじめ、『生き方、六輔の。』(飛鳥新社)、『職人』『芸人』『伝言』(以上、岩波新書)、『あの世の妻へのラブレター』(中公文庫)などがある。

「2012年 『上を向いて歩こう 年をとると面白い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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