世界政府アメリカの「嘘」と「正義」

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  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870315488

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  • アメリカって何様なの?

    一通の中学生(高校生だったかな?)のメールから書き出し始められます。

    イラク戦争の開戦の真の理由はマスコミなどを通じて、?フセインが大量破壊兵器をもっているから?アルカイダを支援している国家だから、などといったものが取り沙汰されたりして世間のエートスが形成されました。しかし、それらは間違っていたことが、青山さんのアメリカ政府高官との対話からわかります。
    イラク戦争開戦のアメリカの本音とは…。

    知りたかったら読むしかありません。厚さの割には読みやすいので2,3時間で読めます。また、日本で人気を博したハリウッド映画『パールハーバー』への痛烈な批判も同書中に述べられていて面白いです。

    政治的なセンスを磨きたい人にももってこいの同書、わたしのなかでは殿堂入り級です。

  • グローバルスタンダードとは、アメリカスタンダードのこと。青山さんの視点は、いつも参考になる。
    ブッシュさんが大統領になったのも全部のリスクを自分1人で引き受ける人間かもしれないと思われたためだとあった。今回のトランプさんが大統領になったのもわかる気がする。
    映画パールハーバーの話やグランドゼロは被爆地という意味は、日本人としてとても良かった。

  • 『アメリカ国民は、ブッシュをリスクを独りで引き受ける男だと見抜き、ゴアは他人のせいにしかねない男だと感じた』
    大統領選のトランプ人気も共通するところがあるのかな?

  • 独特の解説が印象的な著者。初めて著書を拝見。テレビでの著者と同じような印象を受ける文面にまるで著者が目の前で解説しているように感じた。
    小説家を目指していたことは初めて知る。

    アメリカ国内の飛行機の話はテレビでも耳にしたことがある。日本人はアメリカについて知っているようで実は何も知らないのだと思う。地理、政治、そして、安全保障、外交と色々な視点で見ていくことがより真実へ近づけると述べている。

    グランドゼロが原爆の爆心地のことだとは知らなかった。日本人であれば使うべき言葉ではないと背筋が凍る思いだ。

    日本は日本らしさを見直して、世界のなかの日本の国家的な戦略を自分たちで考える必要があると思う。

    読書時間:約55分

    本書はロサンゼルスのブックオフで購入しました。

  • グローバルスタンダードではなくアメリカンスタンダードな世界。
    建前と本音。

    表面だけじゃなくて、しっかり理解して生きて生きたいものです。

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著者プロフィール

青山繁晴(あおやま・しげはる)
神戸市生まれ。慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部卒。共同通信記者、三菱総合研究所研究員、独立総合研究所代表取締役社長・兼・首席研究員を経て、現・参議院議員(二期目)。派閥を超えた新しい議員集団「護る会」(日本の尊厳と国益を護る会)代表。ほかに現職は、東京大学学生有志ゼミ講師(元非常勤講師)、近畿大学経済学部客員教授。作家。小説に「平成紀」(幻冬舎文庫)「わたしは灰猫」(小社刊)、ノンフィクションに「ぼくらの祖国」(小社刊)「きみの大逆転」(ワニブックス【PLUS】新書)など。

「2022年 『夜想交叉路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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